カテゴリー別アーカイブ: ウォーキング

甲州街道を歩く(第5回)

甲州街道ウォーク
第5回 与瀬宿~上野原宿

に参加してきました。
第1回から第3回まで、3・4・5月と天候にはあまり恵まれないながらも順調に八王子までたどり着きました。しかし大井川の川止めではないけれど、小仏峠を越えようとしたところで猛暑・台風。そのため3ヶ月も足止め(?)をくい、この9月にやっと進み始めたのです。

とは言ってもこの日歩いたのは小仏峠をとばして相模湖からのコース、峠越えは2月に行うことになりました。というわけで今回は第4回をとばして第5回の甲州街道ウォーク、まぎらわしい表現ですがご了解下さい。

 

01相模湖駅9:30の集合時、またもや雨模様。相模湖駅舎の軒下を借りて「八ヶ岳歩こう会」の受付嬢の面々の受付風景です。

 

02スタート式この日の参加は90人。カッパ姿・ポンチョ姿で出発式、まずは会長さんの挨拶から。

「第2回・3回は雨に降られ、第4回は猛暑と台風のため未実施、そして今日も雨。それもこれも会長である私の不徳の致すところ、責任は全て私にあります。」

と、雨模様の湿った空気も笑いで吹き飛ばしてくれました。

 


03スタートスタートしました。まずは中央線と高速道路の脇を西進。

 


04与瀬神社1与瀬宿近くの与瀬神社着。宿場に流行した疫病から宿人たちを守った鎮守の神で、甲州街道を旅する人たちが必ず参拝したのだそうです。大きな鳥居の向こうに白い手すりの広い階段、これをのぼると・・・・。

 


05高速陸橋広い広場、これは高速道路を跨る陸橋の上なのです。ここからは右に慈眼寺、左奥に与瀬神社と見渡せ、

 


06与瀬神社2 脚力に自信のある方は石段を登ってお参りです。

07記念撮影お参りを済ませたところで集合写真撮影、たまにはカメラマンさんも写してあげないと!

08沢を渡る間もなく山道に分け入りました。沢を渡る木橋はかなり朽ちてちょっと不安気。

09相模湖時々相模湖の湖水を見下ろせるコースです。


10秋葉神社秋葉神社、竹製・手作りの鳥居が何とも言えません。


11コスモスと地蔵この神社の入り口にはお地蔵様がコスモスの花の中に立っていました。


12苔の斜面斜面の苔が綺麗です。雨模様だからこそ、緑が映えるのかな。


13草地を行く草地・樹間をふんだんに通るこのコース、夏でもいいかもしれません。


14中央線トンネル中央線の上を何度も横切ります。このあたり、線路もトンネルの連続です。


15甲州古道桜野街道の地を示す木柱標識がコース沿いにたくさん設置されていました。
この木柱には「甲州古道 桜野」の表示。

16高札場こちらは「高札場」


17吉野宿ふじや吉野宿に到着。こちらはかつての旅館「ふじや」、この日は休業日だったのですがこのウォーキングイベントのために開けてくれたのだそうです。中には明治10年頃の町並みの復元模型が展示されています。


18案内板「ふじや」の前には、「甲州道中案内図」も。


19吉野宿本陣跡国道の向かいに吉野宿の本陣跡、当時の姿を残すのはこの蔵のみだそうです。「今はない本陣は五階建てだった」と写真を見せていただきました。


20小猿橋跡歩をすすめて「小猿橋跡」、ここには橋桁のない猿橋と同じ構造の小型の橋があったのですが、相模湖の湖水に沈んでしまったのだそうです。


21中央道橋現在の橋から眺める風景。湖水が遥か下にあり、深い谷に「小猿橋」がかかっていたことが想像されます。


22中学生アート中学校の正門脇に立つ自転車の廃材をつかったオブジェ。なかなかのアートじゃないですか!

お昼は中央高速藤野パーキングで、午後が雨予報なので休憩時間は30分だけ。食事とトイレで30分はきついですね。雨が止んでいたので、午後の天気も心配だったのですが雨具は脱いでしまいました。これが大正解。


23シーゲル堂午後の部スタートしてすぐに藤野のかつての商店街に、レトロな看板には「横山薬品改め シーゲル堂」と。


24藤野駅藤野駅前を通過


25手紙のモニュメント電車からも見える手紙をかたどったオブジェが桂川対岸に見えてきました。


26時計草時計草です、はじめて見ました。


27endoおしゃれな表札を発見、撮らせていただきました。

28手すり坂「狭くなりま~す、一列に並んで~。」


29中央線を渡るまたもや中央線を横切る陸橋の上から。


30石碑と彼岸花彼岸花がよく咲いていました。石仏と彼岸花の組み合わせ、どうでしょうか?


31ウルトラマン中古車屋さんの営業にウルトラマンも一役


32国道を歩く時には国道の脇を。


33境沢橋小さな「境沢橋」、これを渡るといよいよ山梨県上野原市です。

34諏訪関跡諏訪番所跡。男は上・下とも手形不要であったが、女は江戸へ入るときに女手形を必要とした(江戸より甲州への下りは不要)とか。「どうして?」と歩きながらの話題になりました。


35美容院いよいよ上野原の町に、こんな美容院の看板もおしゃれ!


36諏訪神社諏訪神社、ここで給水・トイレ休憩。


37青果店上野原の街中、旧街道沿いにはこんな木造の青果店が今も現役です。

38蔵蔵も、その向こうの青果店の看板も、タイムスリップしたようです。


39牛倉神社この日の終着点、牛倉神社に14:20到着。ウォーキング・ダイヤリーに押印してもらい、各自で上野原駅に向かいました。駅までは15分ほどで坂道も、

「この町の人も駅が遠くて大変だね~」
「毎日なら足が鍛えられるよ。」

との声も。

この日朝7時台の電車で集合場所へ向かったのですが、電車内はウォーキングの人が意外と少なく「どうしたんだろう?」。スタッフの皆さんは一電車早く現地に向かったのでした。雨模様の中、朝早くからの運営は大変だったことと思います。下見を重ねてウォークのためのよいコースを設定していただいたのだとも実感しました。午後からは雨という予報も良い方に外れていただいて、暑くもなく緑豊かなコースを完歩できました。
スタッフの皆さん、ご苦労様でした。そしてありがとうございました。

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諏訪大社上社2社巡り

標記ウォークがありました。

01茅野駅スタート9:30茅野駅集合、この日の参加は21名。いつものセレモニーの後準備体操、そして歩き始めました。

 

02諏訪大社の脊柱歩き始めるとすぐに諏訪大社の石柱が、諏訪大社の町らしいです。

 

 

03歩道茅野の街中はこんな歩道が整備されていました。


04弥生通りの大石「弥生通りの大石」、平成22年に土地区画工事を行った際に出土した大きな丸い石、言い伝えや際だった特徴があるわけではなく何もないのに祀られていることがインターネットで取り上げられ話題になった”珍しい石”。

 


05天香館八ヶ岳西麓には鏝絵文化が、その始祖に当たる小川天香氏の展示館。駅の近くにありました。


06天香館2その軒下に描かれた「松に鷹」。多くの蔵に描かれているものとは緻密さ・色合いともに一つ抜け出ている、かな?


07上川蓼科方面から流れてくる上川を渡ります。

 

08歩道水路に沿った歩道、こんな道も楽しい。

09寒天の里ここは寒天の産地です、こんな看板がいくつも見られました。

10御柱渡し場宮川に出ました。ここは御柱祭りの御柱が川わたりをするところ。そんな映像、TVで見たことがあります。

11前宮鳥居諏訪大社上社の前宮到着、まずは石鳥居。

12前宮2一段上がるとまたもや鳥居、ここで小休止。そして集合写真撮影。

13前宮3更にのぼると、本殿まで続く石畳。これも神社のうちなんですね。

14鏝絵1そんな石畳の脇の蔵で鏝絵を発見しました。なかなかいい大黒様。

15マンホールマンホールもカラフル。茅野市の観光地や文化財が描きこまれています。

16前宮4御柱本殿の周り四隅には御柱が立っています。

17前宮5いよいよ本殿参拝

18鏝絵2本殿の横の民家でも鏝絵を発見しました。モノクロの大黒様。

19イヌザクラ前宮の裏側から本宮に向かって山裾を遊歩道が整備されています、その歩道の脇にはこんな古木が。「峰たたえのイヌザクラ」、樹齢200年の古木です。「花を見たいね」といいつつ先へ進みます。

20遊歩道林間の歩道は快適。

21ヨウシュヤマゴボウその沿道にはヨウシュヤマゴボウが並木のように保護されていました。よく色づいた房も・・・・。

22本宮へ向かう遊歩道を下りてしまって、広い車道を本宮方面へ。

23北斗神社ここは「北斗神社」。急な石段は200段、登ってくると長寿が得られる?リーダーさん、「待っているので登りたい人はどうぞ」。で、登ったのは21人中4人。上からの眺望もよかったでしょうね。

24本宮金鳥居上社本宮到着です。まずは金鳥居。

25彫刻彫刻の下を潜り境内へ。

26本宮本殿本殿にお参り

27雷電像参拝をすませて下りてきたところで、「竜電の像があるよ~!」の声。今、甲府出身の力士:竜電が幕内で活躍しているのですが・・・・。「なんで~、竜電じゃなく雷電じゃんけ~。」

相撲史に残るあの有名な雷電は長野県出身なのです。

28本宮御柱そしてこれが本宮の一の御柱

ここからは帰り道、再び終着点:茅野駅を目指します。

29鏝絵3-1
30鏝絵3-2

またまた鏝絵発見。ずいぶんとシンボル化された「波に兎」、そして「波に千鳥」。どちらもふくよかでちょっとユーモラス。

 

 

32山下清展山下清の作品を展示する「放浪美術館」、見学はつぎの機会に。

33居酒屋看板串焼きの居酒屋看板でしょうが楽しそう。こういうの、好きです。

34ダイヤ菊看板最後はこの日の本当の目的地(?):ダイヤ菊で知られる大津屋酒造。映画の小津安二郎監督愛飲の日本酒だったとか。看板に描かれたこんな絵、いいじゃないですか。

34ダイヤ菊酒蔵で、これが大津屋酒造の姿。店の前でこの日のウォークは一旦解散、そして多くの参加者はこの中の試飲コーナーを楽しんだのでした。もちろん帰りには四合瓶を持った人、人・・・・。

猛暑が収まっていよいよ秋のウォーキング・シーズン、この日の距離は約10km。高低差も少なく距離も程々、最後には辛党にはたまらないお店に、うれしいシーズンはじめのウォーキングとなりました。
リーダーさん、サブさん、ありがとうございました。そしてご苦労様でした。

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武田の里・穂坂路ウォーク

武田の里ウォーク・穂坂ぶどう郷コース

がありました。韮崎市が主催するウォーク、4月桜の時期のウォークへの参加者にはお誘いの封書が届き、今回も参加してみました。コースは30km・20km・15kmとありましたが、私が選んだのは20kmコース。標高差550m、ウォーキングとしては決して楽とは言えないコースです。酷暑の夏もようやくおさまってきてしかも曇り空、このシーズンとしてはウォーキング日和でした。朝7:30スタート、春のウォーク(24km)では私より1時間も早くゴールした歩こう会の先輩が今回も参加、この先輩を目標に何とか最後まで歩ききり一緒にゴール。所要時間3時間半でした。

名前の通り穂坂町に登っていくとぶどう畑がひろがり、いくつかの給水所にはぶどうのおもてなし、豚汁も美味しかった。農家の方がコース上で数粒のぶどうの枝を手渡してくれたり、途中では牛にも大きな声で励ましていただきました。ゴールした人には大変大粒のぶどうが一房おみやげ、これも嬉しかった。

ゴールしてから気づいたのですが、左右の足の平(足指の付け根)に大きな豆が出来てしまいました。度々履いているウォーキングシューズなのですが、また!これから何か対策が必要です。

でも歩ききった満足感、いいですね。また挑戦したいと思います。

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若神子で鏝絵発見

 

かつては商店街として賑わっていた本通りから少し引っ込んだところに鏝絵があるのを発見しました。ウォーキングで新しい発見は嬉しいものです。そこで庭の中におじゃまして了解をいただいて写真に収めました。

 

 

若神子4-1
若神子4-3

蔵の様子もちょっと違いますね、屋根の下に空間のない創り。そして鏝絵は明るい雰囲気の「松に鷹」です。

 

「須玉の鏝絵」ページにも加えました。
これで須玉の鏝絵は19カ所、ただし現存するのは18カ所です。

500選の道:徳島堰ウォーク

「500選の道:徳島堰ウォーク」に参加してきました。

01サッカー少年の像集合は韮崎駅に9:50、駅前広場にはサッカー少年の像があります。ここ韮崎は「サッカーの町」、かつては全国大会を制覇したこともあるサッカーの古豪、そして中田英寿を輩出した韮崎高校のあるまちなのです。

今回の参加者は21名、ストレッチのあとスタートしました。

 

02平和観音中央線のガードを潜ると狭い路地の向こうの高台(七里が岩の先端)に平和観音が立っています。たしか、かつての大水害の慰霊のために建てたのだと聞いたことがあります。

 

03シャッター絵古い町並みは今ではシャッターの下りたお店も少なくないのですが、そんな閉めきりのシャッターの多くに若い芸術家が民話にかかわる絵を描いているのだとか。これも一つの町おこしの取り組みでしょうか。


04うさぎやのれんこれも商店街の地域振興策の一つ、各商店がそれぞれ店先に布製暖簾をかけています。思い思いのデザインの暖簾を見て歩くのも楽しい。そしてこの和菓子店の大福はちょっと人気なのです。


05幸福の小径市街を抜け、釜無川を渡ると「幸福の小径」が始まります。ここ韮崎はノーベル生理学賞の大村博士の出身地、博士が少年時代に通ったこの道が遊歩道を整備して「幸福の小径」と名付けられたのです。甘利沢川沿いのきれいな遊歩道です。


06幸福の小径彫刻1幸福の小径沿いには多数の彫刻が配置されています。そのいくつかを紹介しましょう。これは「積み重なる刻」と名付けられていました。

07幸福の小径彫刻2「Let sail to the tomorrow」

 

08幸福の小径彫刻3名前を控えてくるのを忘れましたが、愛嬌のあるクマさん。


09大村博士像そして最後に大村博士の立像、郷土の偉大な先輩はやっぱり仰ぎ見ないと。


10大村美術館大村博士の寄付で建てられた韮崎大村美術館。残念ながらこの日は休館日でした。

11徳島堰暗渠1大村美術館のすぐ下を徳島堰が流れています。このあたり、堰を横切る川は天井川。ですから堰は川の下をくぐるのです。ここはその暗渠にはいるところ。

12徳島堰大きな水路です。しばらくはこの水路沿いの道路をすすみます。

13旧農協支所旧農協の支所、建物にはツタが絡まって廃墟と化しています。かつては農家の人たちが集ったのでしょうが、このあたりも人口減が進んでいるのでしょうか。

14八幡神社こぢんまりとした神社がありました、八幡神社。


15鏝絵古い蔵に鏝絵を見付けました。あまり見かけない図案です、松ですね。


16大公寺大公寺に到着、立派なお寺です。


17大公寺山門山門とアジサイ、境内にはたくさんのアジサイが育てられ開花を迎えていました。目指すはアジサイ寺かな。


18大公寺あじさい
花はちょうど見頃

19大公寺太鼓橋寺への参道の入り口は徳島堰を渡る太鼓橋です。現在は工事中で通れませんでした。


20茅が岳遠景家並みの彼方には茅が岳

21徳島堰暗渠2さらに進むと徳島堰は御勅使川を渡ります。ここでも川の下を潜りますので、ここはその暗渠の入り口です。


22御勅使川徳島堰の水を暗渠の入り口まで見送ったところで堰とはお別れ、私達も迂回して御勅使川をわたります。橋の上から川下方向を撮ってみました。河岸がきれいに整備されています。この土堤の向こう側がこれから昼食をとる場所:御勅使南公園です。


23御勅使公園1公園にはいると遊歩道に木陰も多く、快適になりました。

24御勅使公園2着きました、昼食場所。ここで30分の昼休み。思い思いの場所で弁当を広げました。


25御勅使公園3私達は藤棚のしたの椅子に腰掛けて昼食、木陰の芝生の上に陣取った方もいました。歩き疲れたところで弁当・トイレで30分は忙しい。後半スタートの前に噴水前で集合写真、それから後半の部開始です。


26八田風景田園風景の中をゆるゆると下る道。


27中部横断道中部横断道の脇をひたすら歩きます。


28双田橋釜無川を渡る「双田橋」、旧双葉町と旧八田村から着けられた名前らしい。橋の向こうには八ヶ岳が見えます。


29航空学園橋の上から見えるのは滑走路。飛行機と滑走路を備える珍しい高校です。


30ラザウォーク橋を渡って左に大型商業施設


31花道路脇で見付けた個人の家の花

32塩崎駅終着点の塩崎駅には2:20着でした。

梅雨入りも発表されていますが、この日は天気に恵まれウォーキング日和でした。歩いた距離は17kmほど、でもアップダウンは少なく広い眺望が楽しめるこのコースは快適でした。500選の道に数えられるこのコースのウォーク、東京からネットで知ったという女性が見えていましたが、この方も良いコースに満足気でした。

リーダーさん・サブさん、ありがとうございました。

笹原の鏝絵巡り

ゴールデンウィークに鏝絵巡りに行ってきました。ここは長野県茅野市の笹原地区、一つの集落の中にたくさんの鏝絵があるところ。2時間くらいですべての鏝絵を楽しめます。ネットで探すと、

「茅野市笹原 くら、こて絵と庭園めぐり」
http://www.pamph-navi.jp/art/view_dynamic/pdfView1.php?src=pam10010037

というパンフレットがあります。この中には板倉・土蔵・そして鏝絵の施された土蔵、社や石仏などの存在がわかりやすくまとめられた地図が載っています。鏝絵の場所には番号がふられた18カ所、それから番号のない鏝絵2カ所がありました。この地図を基に、鏝絵の番号の順に歩いてみました。

 

01笹原部落手前1-1地図をたよりにマイカーを走らせていると、笹原集落に入る前に早速道路沿いに鏝絵を発見しました。


02笹原部落手前1-2立派な大黒様、幸先良いスタートです。

 

03笹原公民館目的地の笹原公民館

 

04公民館の柳の大木この駐車場には柳の大木があります。ここに駐車させていただいて、ウォーキングスタート。


05鏝絵0-1まずは番外の鏝絵、道路の裏側だったのでさがすのにちょっと苦労しました。


06鏝絵0-2やわらかな色合いの立派な大黒様。鏝絵のすぐ前に木製の棒が立てられていて、こんな角度がベストショット。蔵の傷みを支えているのでしょうか。

 

07鏝絵1-1No.1の水際の兎と月。これも見つけるのに苦労しました。

 


08鏝絵1-2蔵印のところではなく、蔵の入り口側の上にある梁の上に装飾を施したもの。こういう場所での鏝絵、はじめて見ました。


09鏝絵1-3これは反対側から


10鏝絵1-4今度は水際の亀と鶴です。


11鏝絵2No.2 これは何かわからなかったな。

12鏝絵3-1No.3 蔵印の鏝絵に加えて壁にも鏝絵

13鏝絵3-2こちらは壁の鏝絵、広い壁面に「松にとまる鷹」でしょうか。


14鏝絵3-3そして淡い色合いの大黒様、俵の上に乗っています。


15幟この時期ですから武者幟が上がっていました。私達が普段目にするのは信玄や謙信などを描いたまさに武者幟。でもこちらは龍の絵柄、ところ違えばこういったものも変わってくるのでしょうか。


16鏝絵4No.4 壁面に描かれた猫、モダンです。

17鏝絵5-1No.5 ちょっとくすんだ感じで遠くからは何の絵柄なのか?

18鏝絵5-2龍でした。ちょっと不気味な感じ。

20鏝絵6-2No.6 壁を黄土色に塗ってあるところを見ると、これは戦前の作品でしょうか。

19鏝絵6-1頭をもたげた亀が立体的です、上方は何を著しているのでしょう? 雲、煙、それとも梵字でしょうか。

21鏝絵7No.7 こちらはカラフルな大黒様

22鏝絵8-1No.8 鯉、それとも鯛?

23鏝絵8-2ちょっと愛嬌もあります。


24鏝絵9N.9 滝に打たれる亀。亀が3匹いるのがわかりますか?

25鏝絵10-1No.10 梁に描かれた波模様(?)の中に亀が何匹も。

26鏝絵10-2木口の側は波に千鳥。

27鏝絵10-3こちらにも亀がいっぱい。


28鏝絵11-1No.11 こちらは、

29鏝絵11-2ブルーの鮮やかな大黒様。


30鏝絵12No.12 こちらも大黒様、色合いも違いますが足の向きなども微妙に違います。同じ職人さんの仕事だと思いますが、少しずつアレンジして行くのでしょうね。

31鏝絵14-1No.14

32鏝絵14-2やはり大黒様。


33鏝絵10-4あきらめていたNo.10の蔵の蔵印の鏝絵が遠くから見ることが出来ました。

34鏝絵10-5波に鶴です。


35鏝絵13-1No.13 左官さんの仕事ではありませんが、屋根棟下の木製の装飾もなかなか。

36鏝絵13-2鯛を釣り上げる恵比寿様。波立つ海、赤い鯛、腰の魚籠、あまり見かけない図案です。

37鏝絵13-3

窓枠もおしゃれですが、枠に這っている一匹の亀がまた楽しい、職人さんの遊び心です。

38鏝絵13-4蔵の入り口上の梁の部分は虹梁というのだそうですが、その木口部分には虎があしらわれていました。


39遠景集落の端まできました。田園が広がり、はるか向こうには霧ヶ峰方面の山が眺望できます。


40鏝絵15-1No.15

41鏝絵15-2これはまた色鮮やか。

 

42鏝絵16-1No.16 ここには蔵印の鏝絵はないけれど、虹梁が見事です。木口側は亀に鶴。

 

43鏝絵16-2花も見事!

 


44鏝絵16-3 虹梁の下に亀さんが一匹。こういう遊び心、たまりません。

45鏝絵16-4これは反対側の木口。

ここのご主人さんにはおはなしを伺うことが出来ました。この集落は鏝絵だけでなく、多くの家に水が引かれ池をもった庭が作られています。これらの多くはバブルの時期に作られたのだそうです、新しい鏝絵のようです。


46火の番地蔵これは火の番地蔵といわれるもの、集落の中に何カ所か見られます。


47鏝絵17-1No.17

48鏝絵17-2これも大黒様。


49鏝絵18ー1最後No.18は彩色のない兎と波の鏝絵、これは古そうです。

50鏝絵18-2その上方、屋根棟のすぐ下のここはハナブカと言われるところ。ここにも鶴の小さい鏝絵がありました。

51こいのぼり鯉のぼりの姿も

52鏝絵番外これは番外、色あせて鮮明さは失われていますが、古いもののようです。

鏝絵はこれで終わり。短時間で多くの鏝絵を見ることが出来ました。漆喰壁の蔵は板倉の上に漆喰を施したものだそうです。板倉も数多く見られました。壁板はかんながけなどせずささくれ立っていましたが黒塗りされてこれはこれで素朴で風情のある蔵です。この写真も撮ってくればよかったな。


53御射鹿池鏝絵巡りを終えた後は県道を上流方向にしばらく車を走らせ、御射鹿池まで行ってきました。綺麗な池ですが、色合いよく撮れなかったようです。簡素で魅力的な池でした。

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甲州街道を歩く(第3回)

甲州街道ウォークの第3回がありました。
前回の第2回も参加したのですが、雨予報からカメラを持参せずここに報告も出来ませんでした。今回も昼から雨予報、でも降水量は少ない予報、期待を持っての参加でした。

 

01新田義貞像集合場所は京王線分倍河原駅前広場、ここには新田義貞の馬上の像がありました。曇ってはいますがとりあえずはセーフ。こんな天気で一日もってくれれば暑くもなくちょうどいいのですが。

 


02集合参加者が集まってきた様子です、今回は90人超だとか。

 


03京王線9:50スタート、まずは京王線の下をくぐります。

 


04御猟場道御猟場道をすすみます。

 

05側道車道と歩道に別れていて、歩道はこの通りゆったりです。

 


06児童像歩道に設置された幼児の思い思いの姿像、ゆっくりと撮りたかったのですが撮影の間にあっという間に置いてかれてしまいます。写真はサッと撮って追いかけます。像の説明もあったのかな。

 


07緑道掲示これから歩く市川緑地の案内板


08緑道そしてこれが緑地を歩く様子、今回の前半はこのような自動車を気にすることなく緑の中を歩ける東京の街中とは思えない嬉しいルートでした。


09あじさい歩道脇にはあじさいの花


10トンネル住宅地にあっても起伏があり、大きな集合住宅の下を道路が通っています。

11花ルート脇でまたまた綺麗な花、これもあじさいの一種?


12水路道水路脇の歩道


13螺旋階段歩道が交差する自動車道にはこんな螺旋階段をいったん上って車道を横断、そしてまた螺旋階段を下ります。


14ハケ道このあたりは「ハケ下の道」、ハケとは崖のことで玉川の河岸段丘の崖の下という意味があるのだそうです。そんな「ハケ下の道」、ナルホド!


15塀なにやら立派な土塀の脇に出ました。この中はどんな豪邸? と思ったらなんとこの塀の中に入っていきました。


16梅園ここは谷保天満宮の梅林、ここで小休止です。


17にわとり休んでいる人たちにニワトリが近寄ってきました。早速みんなカメラを構えます、「嘴でつつかれるかも知れないから気をつけて」なんて声も聞かれましたが、このニワトリお客さん慣れしているようです。

境内の中にはこんなニワトリが数多く放し飼いされていました。


18谷保天神休憩を終えて歩き出し天満宮の前に出ました。どうやら私達は裏口入学だったようです。さすが学問の神様、たくさんの絵馬が並んでいます。


19牛象牛が蹲っている石像、めずらしい。


20上水施設浄水施設の脇をすすみます。

21ヤクルト中央高速道路から見えるヤクルトの工場、立派な建物です。自分の足で来たんだな~。

小雨交じりの中ここまで進んできたのですがここへきて雨脚が強くなってきました。やむなくカメラをリュックの中にしまい、リュックの防水カバーと傘を出してここからは私達も雨モード。写真は残念ながらここまでです。石田大橋、万願寺の一里塚、八坂神社、永福稲荷など紹介したいポイントはたくさんあったのですが・・・・。昼食も予定していた日野市民の森スポーツ公園を諦めて日野宿交流館で、15:30中央線西八王子駅に到着してこの日の予定を終えました。

次回は1ヶ月休んで7月に標高差500mの小仏峠越え、これはきつそうです心しなければ。坂道を歩いておこうかな。

今回決して天候には恵まれませんでしたが、スタッフの入念な準備・運営でスムーズなイベントを経験させていただきました、ありがとうございました。

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小淵沢鏝絵巡り

先日、八ヶ岳歩こう会のイベント「我が町シリーズ小淵沢・鏝絵の里」がありました。私も参加したかったのですが都合がつかず残念。そこで会のホームページからコースマップをプリントしてこれを頼りに一人で鏝絵巡りをしてきました。

 

Imgp9598私は小淵沢図書館駐車場をスタート、ここから徒歩でまずは駅に向かいます。


Imgp9600さっそくありました、立派な蔵。これは当家の姓でしょうか、絵ではありませんがこんなのも珍しい。

 

 

Imgp9601新装となった小淵沢駅です。駅前ロータリーもゆったり。

Imgp9602ロータリーの隅にこんな像、さすが馬の町・馬術の町・ホースショーの町の表玄関です。

Imgp9605駅をちょっと下ると「本町の鏝絵」が始まります。シンプルですが珍しい家紋。

 

Imgp9607家紋なのか絵なのか、珍しいデザインです。ちょっと筍のような、いやむしろ茗荷かな・・・・。

 

Imgp9615-2

鯛を釣り上げる恵比寿様、商売繁盛の神で商家で信仰したそうです。釣り糸が絵から飛び出してきています。後で写真を見て、レンズの汚れかと一瞬ギクリでした。

 

Imgp9611ここからは尾根という集落の鏝絵。
左下に亀(頭が上、下に尾)、上には葛籠のようなもの。浦島太郎のお話からも引用しているのでしょうか。

中央線の下をくぐって、

Imgp9619波の上に鳥、敷地外からの撮影で映像が小さいのが残念です。

 

Imgp9621蔵の全景写真も

 

Imgp9623宝(金)が貯まるようにという願いでしょうね。

 

Imgp9624鏝絵はないけれど、立派な蔵です。

 

Imgp9626何と読むのでしょう?
この家の姓が描かれているのでしょうか。「浅川」かな?

 

Imgp9629盃を前に亀が頭をもたげています。でもちょっとグロテスク。

 

Imgp9630お城の天守閣を思わせるような建物です。

 

 

Imgp9633波に鳥

 

Imgp9638線路を跨ぐ陸橋を南下、高野の集落を目指します。

 

Imgp9640林の中を歩くのは気持ちいい!

 

Imgp9642高野集落に着きました。
家紋しかない蔵印の蔵も隅には珍しい絵柄が

 

Imgp9643この集落にある曹洞宗高福寺というお寺、庭園がきれいに整備されています。

 

Imgp9645この寺にある「幸福の鐘」、3列に108個の鐘が並んでいます、珍しい。

 

Imgp9654波にうさぎ

 

Imgp9657ひときわ大きな「龍」の字、大きな蔵でした。

 

Imgp96592つの家の蔵が並んでいる様子、印象的です。

 

Imgp9663波に鳥、首が長くて足も長いこれは鶴かな。

 

Imgp9668ここからは上笹尾集落の鏝絵。何かに抱きついているようにも見えますが、腰には鉈を差して多分これは働き者の姿。

 

Imgp9670色落ちして鮮やかさは失われていますが立派な大黒様。

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この集落は線路の南側に位置しています。小さなトンネルを潜った先に大滝湧水・大滝神社があることから、この集落は「滝の前」とも呼ばれているようです。

 

Imgp9673そしてこれが大滝神社、神社の左手に湧水が蕩々と流れ落ちています。

 

Imgp9679この日最後に目にした鏝絵。薪の束に腰掛け本を読んでいる、勤労の間の寸暇を惜しんで本を開いていた二宮金次郎が題材なのでしょう。

 

Imgp9682最後に路傍の花を二枚、

 

Imgp9683始めて見る花、蕾の固まりの外側から咲き始めるようです。

 

的確な地図のお陰で道に迷うこともなく、ほとんどの鏝絵を見て歩くことが出来ました。ただ、残念ながら2枚ほど見落としがあったようです。また機会をみて拾ってこようと思います。

 

武田の里ウォーク

大村智博士が称賛する郷里の展望を楽しむ
武田の里ウォーク

がありました、主催は韮崎市・市教育委員会です。距離は34km・24km・12km・8kmの4コース、私は24kmに挑戦しました。今まで十数kmのイベントには参加したことはあるのですが、24kmは未知の世界。更に先日の「木喰の里ウォーク」では足の平に血豆を作ってしまい、回復がこの日に間に合うか心配だったのですがどうにか間に合いました。

毎年開催されるこのイベントは何と千人もの参加者が県内外から集まります。桜の開花時期に合わせて日程が組まれているのでしょうが今年は桜の開花が速く、韮崎の桜はほとんど散ってしまいました。「昨年は桜の花のトンネルを何度もくぐった」そうですが、残念。でも桃の花はちょうど真っ盛りでした。

韮崎市はノーベル生理学賞に輝いた大村博士の故郷、それを記念して整備された「幸福の小径」もルートに組み込まれました。また大村博士から寄贈された美術館も。さらに表題に唱われているように武田氏ゆかりの武田八幡神社・新府城、それから王仁塚の桜、徳島堰、新府桃源郷と次々と市内名所が登場するコースです。

給水所には水・お茶の他、菓子・甘酒・ミニおにぎり・手製こんにゃくの味噌田楽・豚汁など次々と地域の方のもてなしが嬉しいウォーキング、無事完歩できました。一安心。

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木喰の里ウォーク

ウォーキング「木喰の里を訪ねて」がありました。木喰上人生誕の地:身延町丸畑地区を訪ねるウォークです。微笑みをたたえた木製の仏像を数多く残した木喰上人、出生地にも多数の木喰仏が残っているとのこと、楽しみにしていました。

 

Imgp9163スタートは身延線市ノ瀬駅、駅舎はなくホームも単線の駅です。この日の参加者は30人、甲州街道ウォーク第1回の大イベントの直後ながらよく集まりました。ストレッチの後スタート。

 

Imgp9165この地もいま桜の真っ盛り、道々に満開の桜が見られます。

 

Imgp9166道路奥に立派なお寺、ここにも満開の桜。

 

Imgp9167駅から少し歩いて国道300号にでました。身延と本栖湖を結ぶ国道、しばらくはこの道路を本栖湖方面に向けて歩きます。

 

Imgp9168道路脇の石材店にこんな石像が、木喰の微笑仏を意識してのものでしょうか。

 

Imgp9174こんな渓谷も橋で渡ります。

 

Imgp9177トンネルもいくつかありました。広い歩道がついているので圧迫感もさほどではありません。

 

Imgp917950分ほどで「道の駅しもべ」に到着、ここで休憩。

 

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このあと間もなく国道を別れて左方向の目的地:丸畑へ向かいます。手前は「微笑館まで1.9km」の案内、向こうには簡単な地図の上に「さわやかハイキングコース」の表示。ここまでもひたすら上り坂を来た私達、「さわやか・・・・」なんてとても言えません。しかも、ここからは路も細くて急坂道のはじまりです。

 

Imgp9187でもとたんに花を発見、イカリソウです。この角度では錨のように見えないかな。

 

Imgp9188こちらはヒトリシズカ。

 

Imgp9192暑い日も林間の道は涼しげ。

 

Imgp9195道路脇に木喰の里らしいものが登場しました。

 

Imgp9198集落に着きました。こちらは木喰上人の生家。あとでもう一度この家に見学に来るのですが、今は素通り。

 

Imgp9203展望が開けたところにでました。ここに目的地に一つ、町営の「木喰の里微笑館」があります。

 

Imgp9211ここがその「木喰の里微笑館」。

この中で昼食です。冷茶も提供していただき感謝。30分ほどの昼食時間のあとに館内見学。町役場からお兄さんが説明に来てくれていました。

 

Imgp9204館内には木喰仏が何体もガラスケースの中に展示されています。でも本物は一体のみであとはレプリカ。これもレプリカの一つですがユニークな表情ですよね。

 

Imgp9206この館唯一の本物の木喰仏。木目に沿っていくつもひび割れが入っています。

 Imgp9209木喰上人の自画像。

 

Imgp9210展示室の様子はこんなです。

このあとは2班に分かれて個人宅に所蔵されている木喰物の見学に行きました。私達はKさん宅に所蔵されている2体の見学、そのあと上人生家の阿弥陀如来など5体の見学です。

Imgp9213Kさん宅での薬師如来座像と馬頭観音座像。

Imgp9218拡大写真、表情をご覧下さい、こちらは薬師如来。庶民的な顔立ちの仏様です。

Imgp9219そして馬頭観音、ちょっと仁王様ふうです。

 

Imgp9222上人生家の見学の後は四国堂へ。全国を巡ってきた上人はここに居ながらにして88カ所のお参りが出来るようにと88体の仏様をここに彫ってくれたのだそうです。それが安置されていたのがこの「四国堂」。でも、残念ながら今この中は空っぽなのだそうです。

 

Imgp9227役場から説明に来てくれたお兄さん、微笑館での説明の他、個人宅の見学でも案内をしていただきました。そのお兄さんが着用してた微笑仏がプリントされたTシャツ、お願いしたところ快くカメラに向けてくれました。

 

Imgp9228帰途につきました。これからはるか下に見える国道・道の駅まで上ってきたのとは違う道を一気に下ります。

Imgp9229斜面の畑は電気柵と二重の野生動物食害対策、完全装備です。

 

Imgp9230国道まで下りてきました。この急坂道、感じ取っていただけますか?

時間的にも順調に下りてきましたので、再び「道の駅しもべ」でゆっくり休憩、このあとは午前中に来たゆるやかな道を下ってスタートした市ノ瀬駅へ。帰りの電車まで30分ほどの余裕がありました。急な坂道コースをみなさんよく頑張りました。

山間を歩いてこの地に伝わる仏像巡り、贅沢なウォーキングでした。微笑館で親切にもてなしてくれた担当の方、私宅の微笑仏を快く見せてくれた家の方、その全ての手はずを整えてくれたリーダー・サブリーダーのみなさん、ありがとうございました。

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