月別アーカイブ: 2020年9月

朝顔カーテン、その後

我が家の朝顔カーテン、今年は順調に育って7月には2階手すりまでの全面を覆いました。その後は厚みを増して、現在はご覧のような状況です。

朝顔カーテン9-28_1

 

花は下から咲き始めて順次上へと移っていき、下の方に花は見られなくなってしまうのが例年のことでした。でも、今年は今も全面に花がみられます。朝顔カーテン9-28_2

 

 

暑さも和らいだこの時期、室内が暗いとお日様が恋しくなってきます。夏の強い陽射しを防ぎちょっとだけ涼をもたらしてくれた朝顔ですが、今年はその役割もそろそろ終わり。台風の進路によっては早くに切り落とさなければならない年もあるのですが、今年は「もういいかな」と思える時期までその役割を果たしてくれました。

「よろこびの歌」

よろこびの歌

「よろこびの歌」
宮下奈都
実業の日本社

 名バイオリニストを母に持つ御木元玲は声楽で目指していた音楽大学の付属高校に入学できず、数年前に新設された女子高校に進学する。周囲との関わりをもたず高校生活を送ってきたが、2年となりクラス替え、そして秋、玲はクラス対抗の校内合唱コンクールの指揮者に指名されてしまう。コンクールは決してうまくいったわけではないが、これを機に玲のまわりが動き出す。

主人公が章ごとに変わり、クラスメートそれぞれが抱えているものがあり、それぞれがこの合唱を機に関わりをもちはじめ、音楽を通してつながっていくおはなし。いいおはなしでした。

ツリガネニンジン

ウォーキングの道路脇で今ツリガネニンジンの花が沢山見られます。今年は例年よりも多いような印象、天候がこの種に良かったのかな。

 

ツリガネニンジン1茎の同じところから何個もの花が着いているのが特徴。少しブルーがかった色でちょっと細長い花。

ツリガネニンジン2こちらの花はほぼ白色、形も少し違います。すぐ近くに咲いていても色や形が微妙に違っているんですね。

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「今月の一曲」更新しました(9月)

「今月の一曲」を更新しました。山梨大学合唱団の童謡のメドレー「虫の声・子馬・でんでん虫」。佐々木先生を迎えての初めての夏合宿、分離唱の合唱を始めて5ヶ月の頃です。譜読みが苦にならない合唱法でしたから、合宿では無伴奏小曲がたくさん掲載されているのばら社の混声合唱名曲撰から「これやってみよう」と次々と譜読みしてみたのでした。その結果、唱ったのはこのとき限りの曲も沢山。これもそんな一曲ですが、私は楽しくて好きです。練習の中のひとこまとして聴いていただけたらと思います。

下記をクリックし、「今月の一曲」ページでお聴き下さい。

今月の一曲
http://susuki.chips.jp/?page_id=5915

「遥かに届くきみの聲」

遥かに届くきみの聲「遥かに届くきみの聲」
大橋崇行
双葉文庫

 かつて天才子役と言われていたが今は声を失っている小宮透は、自宅を離れ一人暮らしで高校生活をはじめる。その学校には朗読部が存在し、声のでない透を熱心に入部をすすめる同級生の遥(はるか)が・・・・。朗読の世界から遠ざかろうとしていた透が、またその世界に惹き込まれていくおもしろいおはなしでした。
作品を掘り下げて読み、朗読に青春を燃やす高校生たちの姿が印象的です。自身をふり返ると高校生の頃の読書は「ただ読むだけだったなぁ」と。こんなふうに作品を味わい掘り下げる小説がでてくる背景には、読み聞かせボランティアやビブリオバトルのような取り組みがあるのかな。今の高校生は「大人の読者」なんだなと思ってしまいました。

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「ごきげんな毎日」

ごきげんな毎日「ごきげんな毎日」
いとうみく作
佐藤真紀子絵

 いとうみく作品「朔と新」をの著者プロフィールで、この作者が児童文学作家であることをはじめて知りました。というわけではじめてこの作者の児童文学作品に挑戦。
両親・姉・僕の4人家族、家を新築して引っ越し子どもたちも自分の部屋をもった矢先、一人暮らしをしていたおばあちゃんが「そっちでやっかいになりたい」と。やってきて同居をはじめたおばあちゃんは予想外に元気で活動的。年寄りとの同居・介護が重くのしかかってくる作品と思いきや、意外な展開をしてたのしませてくれます。

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「ぼくらはみんな生きている」

ぼくらはみんな生きている

「ぼくらはみんな生きている」
坪倉優介
幻冬舎

 スクーターでトラックに激突し意識不明の重体におちいった大学生、のち奇跡的に目覚めたが重い記憶喪失をかかえた大学生の生活を綴ったノンフィクション。家族もわからず、夜は休むという生活の知識さえももなくしてしまった彼が、子どもが成長するように改めて人間生活をひとつひとつ学びなおしてゆく。美術系の大学、留年もするがやがては卒業、そして染め物職人としての道を生きはじめる。
彼の生活とこころの記録の間にはお母さんの記憶も挿入され、主人公の成長を見守る親の強さ、そして成長を一緒に喜んでいく姿も印象的です。

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「朔と新」

朔と新

「朔と新」
いとう みく
講談社

 「車夫」シリーズで好印象のいとうみく作品を、と手にしました。
朔(さく)と新(あき)は3つ違いの兄弟、2年前にバスの事故で兄:朔は失明してしまい寄宿舎つきの盲学校に転校、そして卒業し新たち家族の下に帰ってくる。そしてブラインドマラソンに挑戦するため弟:新をパートナーに頼んでくる。事故で失明した朔だけでなく、新や母:加子もそれによって心に傷を負い引きずっているが、ブラインドマラソンを続けながら複雑に絡まっていた糸が少しずつ解けていくようなおはなし。
話の途中には「車夫」の主人公:吉瀬走もさりげなく登場し、前作の愛読者ならこのお話にも一層親近感を覚えてしまいます。

西瓜初収穫

今年はじめて西瓜の苗を植えてみました。左足ふくらはぎ肉離れで一ヶ月以上ほったらかし、雑草の中でも生きていて、お盆の頃見ても小さな実でしたがもういいだろうと昨日収穫してみました。

 

西瓜1収穫した時はよく温まっていました。持ち帰って撮った写真です。栓抜きと比べてこんな大きさ、けっこう重い。そして冷蔵庫へ。

 

西瓜2そして夕方、切ってみました。正真正銘の自然農西瓜、色も味もバッチリ、満足!

八ヶ岳公園サイクリングロード

午後は雨予報もある今日、でも朝から暑い日。涼しい木陰を歩こうと清里高原へ出かけました。

 

八ヶ岳公園サイクリングロード

 

 

ここは「八ヶ岳サイクリングロード」、駅からツツジの名所:美ヶ森に真っ直ぐ登る急傾斜の道路があるのですが、その脇の林の中をくねくねとのぼる「八ヶ岳公園サイクリングロード」があります。クマザサのじゅうたんの林は高原に来たことを思わせます。

 

釣船草ここには釣船草が自生、たくさん見掛けました。不思議な形です。

 

黄釣船そしてこちらは全く同じ形で色違いの黄釣船。でもこちらはわずかに見つけただけ、野生のたくましさがちょっと控えめなのでしょうか。

1時間半ほどのウォークでした。

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