月別アーカイブ: 2018年6月

今年も朝顔育ってます

朝顔カーテン1

先日、友人に言われてしまいました。

「今年はネット、張らないんですか?」

そういえば今年はまだ一度もブログに載せていませんでした。今の状況はこんなです。

今年は母の介護のこともあり、例年よりも遅れての取り組みです。昨年のこの時期にはもう花が咲き始めていました。6月中には咲き始めてくれるでしょうか?

「そして、バトンは渡された」

そしてバトンは渡されたそして、バトンは渡された
瀬尾まいこ
文藝春秋

実の父母から血のつながらない親へと次々と環境の変わってきた主人公:森宮優子。でもバトンを渡されたそれぞれの親が主人公を暖かく見守り育てていく。非現実的ではあるけれど、やさしさのリレーでじんわりと温かいおはなしでした。

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「玄鳥さりて」

玄鳥さりて玄鳥さりて
葉室 麟
新潮社

樋口六郎兵衛と主人公:三浦圭吾は道場の天狗・隼とよばれる同門で凄腕の先輩・後輩。六郎兵衛は何かと圭吾を支えてくれるが、圭吾は順風満帆で権力に近づいていく。そんな主人公が次第に六郎兵衛を信じられなくなっていく。権力を得て大事なものを見失っていく主人公と不遇でありながら武士道を貫いていく六郎兵衛をうまく描いているなと思いました。

「今月の一曲」更新しました(6月)

久しぶりに「今月の一曲」を更新しました。これでは「今月の・・・・」にならないな(笑)。
曲目は、

「待ちぼうけ」

北原白秋ー山田耕筰コンビのコミカルで楽しい曲です。下記をクリックし、「今月の一曲」ページでお聴き下さい。

今月の一曲
http://susuki.chips.jp/?page_id=5915

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500選の道:徳島堰ウォーク

「500選の道:徳島堰ウォーク」に参加してきました。

01サッカー少年の像集合は韮崎駅に9:50、駅前広場にはサッカー少年の像があります。ここ韮崎は「サッカーの町」、かつては全国大会を制覇したこともあるサッカーの古豪、そして中田英寿を輩出した韮崎高校のあるまちなのです。

今回の参加者は21名、ストレッチのあとスタートしました。

 

02平和観音中央線のガードを潜ると狭い路地の向こうの高台(七里が岩の先端)に平和観音が立っています。たしか、かつての大水害の慰霊のために建てたのだと聞いたことがあります。

 

03シャッター絵古い町並みは今ではシャッターの下りたお店も少なくないのですが、そんな閉めきりのシャッターの多くに若い芸術家が民話にかかわる絵を描いているのだとか。これも一つの町おこしの取り組みでしょうか。


04うさぎやのれんこれも商店街の地域振興策の一つ、各商店がそれぞれ店先に布製暖簾をかけています。思い思いのデザインの暖簾を見て歩くのも楽しい。そしてこの和菓子店の大福はちょっと人気なのです。


05幸福の小径市街を抜け、釜無川を渡ると「幸福の小径」が始まります。ここ韮崎はノーベル生理学賞の大村博士の出身地、博士が少年時代に通ったこの道が遊歩道を整備して「幸福の小径」と名付けられたのです。甘利沢川沿いのきれいな遊歩道です。


06幸福の小径彫刻1幸福の小径沿いには多数の彫刻が配置されています。そのいくつかを紹介しましょう。これは「積み重なる刻」と名付けられていました。

07幸福の小径彫刻2「Let sail to the tomorrow」

 

08幸福の小径彫刻3名前を控えてくるのを忘れましたが、愛嬌のあるクマさん。


09大村博士像そして最後に大村博士の立像、郷土の偉大な先輩はやっぱり仰ぎ見ないと。


10大村美術館大村博士の寄付で建てられた韮崎大村美術館。残念ながらこの日は休館日でした。

11徳島堰暗渠1大村美術館のすぐ下を徳島堰が流れています。このあたり、堰を横切る川は天井川。ですから堰は川の下をくぐるのです。ここはその暗渠にはいるところ。

12徳島堰大きな水路です。しばらくはこの水路沿いの道路をすすみます。

13旧農協支所旧農協の支所、建物にはツタが絡まって廃墟と化しています。かつては農家の人たちが集ったのでしょうが、このあたりも人口減が進んでいるのでしょうか。

14八幡神社こぢんまりとした神社がありました、八幡神社。


15鏝絵古い蔵に鏝絵を見付けました。あまり見かけない図案です、松ですね。


16大公寺大公寺に到着、立派なお寺です。


17大公寺山門山門とアジサイ、境内にはたくさんのアジサイが育てられ開花を迎えていました。目指すはアジサイ寺かな。


18大公寺あじさい
花はちょうど見頃

19大公寺太鼓橋寺への参道の入り口は徳島堰を渡る太鼓橋です。現在は工事中で通れませんでした。


20茅が岳遠景家並みの彼方には茅が岳

21徳島堰暗渠2さらに進むと徳島堰は御勅使川を渡ります。ここでも川の下を潜りますので、ここはその暗渠の入り口です。


22御勅使川徳島堰の水を暗渠の入り口まで見送ったところで堰とはお別れ、私達も迂回して御勅使川をわたります。橋の上から川下方向を撮ってみました。河岸がきれいに整備されています。この土堤の向こう側がこれから昼食をとる場所:御勅使南公園です。


23御勅使公園1公園にはいると遊歩道に木陰も多く、快適になりました。

24御勅使公園2着きました、昼食場所。ここで30分の昼休み。思い思いの場所で弁当を広げました。


25御勅使公園3私達は藤棚のしたの椅子に腰掛けて昼食、木陰の芝生の上に陣取った方もいました。歩き疲れたところで弁当・トイレで30分は忙しい。後半スタートの前に噴水前で集合写真、それから後半の部開始です。


26八田風景田園風景の中をゆるゆると下る道。


27中部横断道中部横断道の脇をひたすら歩きます。


28双田橋釜無川を渡る「双田橋」、旧双葉町と旧八田村から着けられた名前らしい。橋の向こうには八ヶ岳が見えます。


29航空学園橋の上から見えるのは滑走路。飛行機と滑走路を備える珍しい高校です。


30ラザウォーク橋を渡って左に大型商業施設


31花道路脇で見付けた個人の家の花

32塩崎駅終着点の塩崎駅には2:20着でした。

梅雨入りも発表されていますが、この日は天気に恵まれウォーキング日和でした。歩いた距離は17kmほど、でもアップダウンは少なく広い眺望が楽しめるこのコースは快適でした。500選の道に数えられるこのコースのウォーク、東京からネットで知ったという女性が見えていましたが、この方も良いコースに満足気でした。

リーダーさん・サブさん、ありがとうございました。

ハモる同窓会2018

先週末、梨大合唱団OB・OG会がありました。今年もここ、宴会場にグランドピアノがあるという施設で、ここでの開催は今回で4回目になります。

昨年の申し合わせで、懇談の時間も多くとれるようにと昨年より1時間早い午後3時集合となりました。若干この時間には都合のつかない方もいましたが、それでも定刻にほとんどの人が集まりましたので、早速唱い始めです。

 

OB会1まずは初参加の、私達にとっては若いかつての学生指揮者Tさんのリードで分離唱・カデンツ、そして唱い始めたのはいつものように讃美歌です。

みどりもふかき
ゆけどもゆけども
しずけきいのりの
いつくしみふかき
つかれしものは
主よこころみ
ガリラヤのうみべ
主よみもとに
かいぬしわが主よ
ゆうひはかくれて
やさしくともをむかえよ
ナルドのつぼ
神ともにいまして
みたまなるきよきかみ
しずけきかわの
こころのおごとに
むくいをのぞまで


OB会2唱っていた会場が配膳の時間になったため、こんどはお空の下で輪になって。ここでは私達と同学年の学生指揮者:Oさんのリードです。数日前の予報では雨マークだったのですが幸運にも天気は崩れず、しかも寒くもなく、新緑の下での合唱は気持ちいい!曲目は今度は日本の歌・童謡・愛唱歌などなどで、

すすき
背くらべ
赤い靴
汽車ポッポ
雪の降る街を
よしきり
光のお宮
われは幼く
洗濯ばあさん
中国地方の子守唄
はるかに
霜のあした
君を去りて
緑の森よ
はるかな友に
青い小鳥
待ちぼうけ
夏の夕べ

といったところ。


OB会3夕方まで都合がつかない一人を除いた全員が揃ったところで集合写真。今年は招待者がいないためか昨年より若干少なめ、でもよく集まりました。

そして小休止のあとまたお空の下で唱い始めました。

ともに手をとり
元気に笑え
草原の別れ
よろこびの歌
げんげ花
赤とんぼ
からたちの花
砂山
夕焼雲
かやの木山
この道
青蛙

希望のささやき

なんと6時前に用意した混声合唱の楽譜はほとんど唱い終わってしまいました。

OB会46時から夕食。幹事の一人が急遽入院したことなどを報告(でも本日もう退院、経過も良好とのこと。ご安心下さい。)、それから宴会が始まりました。しばらくの懇談の後、いつものように一人一人の近況報告のスピーチがはじまりました。健康にかかわる話題が多かったですね。わたしもその一人ですが、ウォーキングに励んでいる人も何人かいました。

OB会5スピーチが終わって自由な懇談。宴会前にかなり唱ってしまったので、こんな時間も例年よりゆっくりとれました。


OB会6とはいっても私達の会はやっぱり唱うこと、ハモること。また唱い始めました。10時になったところで宿泊せずに帰る人たちのため一旦おひらきに。

そのあとまた唱い始めました。まずは唱ってなかった男声合唱。

Adoramus te
夏の夜の星
今は若き子
すすき
聖なる心にのみ
オーラ・リー
すすめ我が同胞よ
セレナーデ

混声合唱も唱わずにはいられません。一度唱った曲目も。

霜のあした
君を去りて
今様
荒城の月
すすき
光のお宮
はるかな友に
夜はふけわたりぬ

とここでほぼ午前様、本当のおひらきとなりました。今回は人数はちょっと少なかったけれど、それでもところどころにいい響き、その曲の持つ味わい深い響きが聴けたように思います。


OB会7

翌早朝、この日も雨予報は外れて曇り空。それならと4人でウォーキングに出かけました。50分ほどのウォーク、高原の朝の空気、牧場の風景、よかったな。


OB会8そしてバイキングの朝食。ここでも唱えばよかったのにな、食べることとお喋りすることだけで終わってしまいました、残念。

この後、来年の開催について相談をして解散となりました。楽しい二日間も終わり、でもまた来年を楽しみにしていたいと思います。今回集まったのは22名、山梨はもちろん、東京・神奈川・静岡・長野、遠くは岐阜・愛知・三重・能登・岡山まで広い範囲からご参加の皆様、ありがとうございました。今回残念ながら欠席された皆様、また来年お会いしましょう。

「墨攻」

墨攻「墨攻」
山本甲士
小学館

はじめて読む作家です。

2300年前、秦中国を統一する前の諸国が争っていた戦国時代の中国が舞台。七国の一つ趙が攻めようとした燕の小さな城郭を、反侵略の思想を持った墨家の革離が請われてこの城郭を守り抜こうとするおはなし。戦うのでは守り抜くという思想、武人だけでなく一般市民をも巻き込んで信頼を得、結束力を高めて敵の攻めをしのいでいくこの物語の世界に引き込まれます。外壁の修理のために内側の王宮の壁を壊してそのレンガを使うところなんか痛快でした。これも一気読みできるおもしろさです。

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5月の読書メーター

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あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)感想
先へ先へと読みたくなる著者の構成力・文章力、さすがです。今回は主人公:幸(さち)の呉服商「五鈴屋」が自身よりも大店の桔梗屋を買収するところから。新しい支店をうまく回し着けて更に帯地を絡めた商売へ、新しい商品を歌舞伎座の興業にからめて売り込むところなどわくわくしました。
あっという間に読み終えてしまいました、次作はいよいよ江戸進出のようです。でも次作の発売はどうやら1年後、待ち遠しいな~。
読了日:05月02日 著者:髙田郁

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