月別アーカイブ: 2007年3月

新譜

南高OB55周年CD

 山形の知り合いからCDが送られてきた。タイトルは、

山形南高OB合唱団
55周年記念演奏会
2006年12月2日
山形テルサホール

 CDの表装にもかなりこだわったようだ。団員の唱っている姿、記念撮影、かつての学生服姿が混じった写真、佐々木先生や森山先生と多くの写真を組み込んでいる。

この団体は幾多の変遷があったのだろうが、誕生から55年を経たということらしい。私の生まれる前から続いている合唱団である。プレーヤーにかけてみると、確かに分離唱の匂いのする合唱である。かつての指導者を何人か失いながらも、分離唱の合唱を脈々と続けているらしい。

BELIEVE

 NHKに「生きもの地球紀行」という番組があり、子どもが小さい頃よく一緒に観た。この主題歌が印象的で、子どもも自然に覚えてしまった。たまたまこのサウンドトラック盤「BELIEVE~生きもの地球紀行サウンドトラックⅢ」というCDを知り合いに貸して頂き、わが家のオーディオで聴いてみた。「生きもの地球紀行」という番組、なかなかよい印象をもっている。しかしこのCDをかけてみると以前の印象とはだいぶ違っていた。多くの楽器の音がするのだが、多くの人が一つの音楽を作り上げている人間臭さのようなものを感じない。この感覚は何だろうと思いながらCDの解説書を読むと、演奏者の名前がない。指揮者も楽団もピアニストも書かれていない。あるのは

      Produced by RYUICHI SUGIMOTO

ということだ。私はこういうことは詳しくないのだけれど、これってシンセサイザーということなんだろうか。最近よく目にするMIDIというものなのだろうか。

 電子音楽だとすると、こういう分野が音楽会で認知されてきたという証でもあるだろう。しかし、家族そろってみているNHKの動物番組の背後で人間の演奏ではなく電子楽器を駆使して作り上げた音楽が流れ、そしてその音楽を映像とともに見て「ああ、いい曲だな」なんていうふうに私たちの心に入り込んでいる。映像の背後で視聴者の無意識下にこんな音楽を流していることに私は抵抗を感じてしまう。

学びの会その7-農具

のこぎり鎌
 のこぎり鎌といえば、私たちの記憶では稲刈りに使うものでしかなかった。使うのは一年に一度きりだった。しかし、三井さんはいつもこののこぎり鎌を腰に差している。そしてサッと取り出してはいろいろな作業に使う。今日使った場面を思い出すと、
     ・ヤーコンやジャガイモの植え付けのための穴掘り
     ・種ジャガイモを程よい大きさに切る
     ・種ジャガイモの余計な芽を根元から切る
     ・ニンニクの周りの草刈り
     ・ラディッシュの種まきの際に、根の張った地面に切れ目を入れる
などです。川口由一さんの本には、川口さんがのこぎり鎌いろいろな場面で器用に利用することが書かれていたが、三井さんの作業を見ていて「ああ、こういうことか」と感心したり納得したりでした。



 ここで使っていた鍬は、通常(?)の鍬に比べ、30%くらいは幅広に見えました。よく切れる刃先で、見ている分には軽々と畑土の表面を削り取っていました。会の終了時に農具の共同購入の話がありましたが、鍬は7千円程度とのことでした。

学びの会その6-種まき

ねぎの種まき
 種をまくところ(幅30cmくらい)をのこぎり鎌で地面すれすれまで草を刈り取る。鍬で草の種のある層を削ってやる。種を1cm間隔くらい(適当)に振りまき、鍬でたたく。溝の土を取って薄くふり、表面を手でたたく。冬草(今ある青い草)を刈ってふりかけ、土が隠れるようにした後、鍬でたたく。


ラディッシュの種まき
 幅20cmくらいをのこぎり鎌で地面すれすれまで草を刈り取る。のこぎり鎌で土に切れ目を入れ(20cm幅のところに2本、切れ目と切れ目の間は10cm程度)、そこを指で広げてその溝に種をまく。手(指)で押さえ、土がかかっていればよい。鍬で上からたたき、刈取った草を上にふりまいて覆う。


 以上が私が見た種蒔きの様子です。ここでもやはり、畑土の表層の生き物の世界傷つけるのを最小限にして行うことに徹している感じがしました。

プードルのケーキ

今日(日が変わったので昨日)、東京への出張があったので、終了後神田の古書店に古い雑誌を探しに行った。目当ては山形南高OB合唱団のことが紹介されたという「合唱界」という雑誌。音楽書を扱う古書店に行ってみたのだが、残念ながらなかった。お店の人に聞いても「ありませんね」。店内を見て歩いてみると、もう私たちの20歳台のころの本が立派に古書ですね。それ以上前の本となると本当に少なくなるようです。

 

プードル

 本を諦め、代わりにケーキを土産に買ってきました。神保町駅近くの老舗のケーキ屋さんで、なんといってもこの形が気に入って買いました。大事に持って帰ったのですが、山梨まで持ち帰る途中に耳が少々痛んでしまったようです。持ち帰ってアルミホイールを開くと、なんと足までしっかり形作ってあるではありませんか。味もなかなかでした。

(6.5k CT)

学びの会その5-ニンニクの手入れ

 冬を越してニンニクの育っている畝が二つありました。一方は夏草が茂ったときに夏草を刈り取った畝、もう一方は夏草を茂らせたままにしておいた畝、二つを試してみたのだそうです。茂らせたままにしておいたほうは夏草が枯れ、枯れ草の中にニンニクの葉が青々としていました。刈り取ったほうは冬草が青々としておりそのなかにニンニクの葉も少しだけ顔を出している、だからニンニクの周りの冬草を刈り取ってやる必要があるとのことでした。三井さんいわく、「(夏草を刈り取ってしまい)余計なことをしてしまった。」そうです。「(冬草刈りを)しばらく楽しめますね。」なんていって皆さんを笑わせていました。


 ニンニクのほんの周りだけをのこぎり鎌で刈り取り、刈り取った草はそこに残しておく、こんな作業を三井さんが始めたところ、参加者の二人ほどが同じように手入れを始めました。

パンジー

パンジー

 現在わが家の庭に咲いている数少ない花の一つ、雨水水槽の上のパンジーです。特に植えたわけではなく、種が飛んできて育ち咲いています。北風を受けて他の花は閉じてしまっていますが、パンジーは強いですね。日没前の時間で、光線のかげんがイマイチでしたが、ブログに彩りでのせました。

学びの会その4-ジャガイモの植え付け

 この地域、ジャガイモ(男爵)の植え付けは3月下旬だそうです。株間30cm、畝間60~70cm。ナス科のものを3年作っていないところに植えるのだそうです。
  ・芽は2本程度残し、残りは(のこぎり鎌で)そぎとってしまう。
  ・芽は植え付けのときに欠けてしまっても、その根元からまた伸びてくるので心配しないでよい。
  ・大きいものは切って植える。昔は切り口に灰をつけたりしたが、特にその必要はない。
  ・切ってすぐより、切れ目を入れておいて切り口が少し乾燥してから植えたほうがよい。
  ・芽を上、切り口を下にして植える。
こんなことが植え付け時の注意でした。


 ひとつの種芋から地上に何本も芽が出てきた場合、土の上から種芋を押さえながら2本くらいを残して芽を欠いてしまう。5月中にこんな芽欠きの作業を行うそうです。


 参加者の一人からこんな質問が出ました。
 「今年のような暖冬には、種まきや植え付けを例年より早くしたりするんですか?」
それに対して三井さんはこんな趣旨の回答でした。
 「そういうことはしません。暖冬な用でも遅霜があったり、結局例年と同じ時期まで油断できません。いくら温かくても霜があたるとダメになってしまいますから。」