月別アーカイブ: 2008年4月

ボタン

我が家自慢(?)のボタンが咲き始めました。

ボタン1
何株かありそれぞれ色合いも違うのですが、真っ先に咲いたのはこの紫の株です。冬の北風を家屋や近くのキンモクセイの木が防いでくれて、この株が一番すすんだのでしょうね。街路樹のハナミズキとツツジが一緒です。

ボタン2
他の株はこれから開花ですが、つぼみの時期がまたいいですね。他の株のつぼみを紹介します。

ボタン3

ボタン4

ボタンは花の時期が短いのが残念です。もう少し開いたところでまた紹介したいと思います。
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だいこんの花

だいこんの花
休耕中の田圃に咲いていただいこんの花です。
この季節、どこにでも見られますが、この紫の花もきれいですね。群生していて一面紫もいいですし、このように1本すっと立った大根の花もまたいいと思いますね。

「絶滅危惧種」と「ハイブリッド種」

 友人のブログにハイブリッド車「○○ウス」にリモートスタートをセッティングする人がいるとの紹介がありました。エンジンとモータ併用のこの車は、停止しているときはエンジンは止まってしまう。そもそも環境に優しいはずのこの車なのにユーザが乗り込む前にエンジンをスタートさせることに矛盾(?)というような内容です。
    環境に優しい車とリモートスタート
    http://isaokunn.at.webry.info/200804/article_1.html
 この記事をよみながら、この方の以前のブログ記事をおもいだしました。この方はしばらく前にマニュアル車を購入したのですが、マニュアル車の車選びは大変だったそうです。今はマニュアル車の生産が極端に減ってしまい、マニュアル車は「絶滅危惧種」とユニークな表現をしていました。たしかに「○○ウス」を代表とするハイブリッド車はまだまだ発展していくのでしょうね。そう言う意味では「絶滅危惧種」とはかけはなれた存在ではあります。それに対してマニュアル車というのは、現代のユーザの支持はあまり得られず、まさに「絶滅危惧種」なのかも知れません。
 ところで、話を野菜などの種子に向けましょう。「ハイブリッド種」という言葉はむしろ種子の世界が元祖といえるでしょう。見た目がよく、病虫害にも強く、味が良く、・・・・といくつもの優れた性質を持った生命体を掛け合わせてできた種をハイブリッド種とかF1(エフワン)とか読んでいます。しかしこの掛け合わせてできた生命体の多くは次の世代へと健全な生命を繋いでいく力がないことが多いのです。これに対して「在来種」と呼ばれる、古くから延々と命を繋いできた種は病気には決して強くないかも知れない、食べても甘くないかも知れないけれど、成長した後実を結んだ種子はまた次の世代へと脈々と命を繋いでいく生命力にあふれた生命体なのです。
 こんなことを考えると、いったいどちらが「絶滅危惧種」なんでしょうかね。子孫を残すことのできない「ハイブリッド種」は絶滅危惧というより、最初から次の世代に命を繋いでいくことができない種なんですよね。近代農法からは見放されてしまったかに見える「在来種」こそ生命力を維持している大事な種なのです。そして、この「在来種」を大切に育てている種苗会社が今も存在するのです。
 こんなことに考えを及ばせながら、シンプルで自動車本来の良さをもった「マニュアル車」もいつまでも残ってほしいものだと思ってしまいます。
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カタクリの花

2年ぶりにカタクリの花を見に行ってきました。2年前に一度行ったきりだったのですが、桜の時期とからめて今が旬かなと思って出かけてみたのです。

カタクリの葉2
タイミングはバッチリ、見事に咲き誇っていました。カタクリの葉は独特の模様と厚手の印象で、花からはちょっと意外な気もします。

カタクリ4
花弁を後ろに絡ませたようなカタクリの花独特の形がいいのですが、この写真のようにスッと開いた姿もまた印象的です。

カタクリ5
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チューリップ

四月としては冷たい雨がこのところ度々降っています。盆地の周囲は高い山が多く、雨がやむと山は白くなっています。桜の花が短命で終わってしまいそうです。

チューリップ
今朝は昨夜からの雨が降り続いていましたが、雨の中チューリップの花が見頃を迎えています。我が家の土はまだまだ肥えていないのでしょうが、花は嬉しいものです。

叔父の「愛車との別れ」

 私の母は7人兄弟、男5人女2人です。男兄弟はすでに4人が他界してしまい、今では叔父一人です。この叔父は長年運送会社に勤め、私生活では我が家をはじめ母の兄弟の家族に何かと尽くしてくれました。退職後も足(自家用車)をもたない兄弟たちのために実によく足になってくれたのです。その叔父も寄る年波には勝てず、自動車の運転を断念することになりました。たまたま叔父の家を訪問した私たちは、叔父の「愛車との別れ」の時に遭遇しました。他家に嫁いでいる娘が今までの愛車を引き取っていくのです。
 いよいよという時になって家族に缶ビールを催促し、「長い間世話になった愛車にやる」のだといいます。受け取った缶ビールをタイヤにかけてあげていました。酒好きな叔父の愛車への思いを感じてしまいました。みんなで愛車の前で記念写真をとり、車は去っていきました。そして私たちも間もなく叔父の家を後にしたのですが、そのあとの叔父の心はどんなでしょうか。
 私たちは、長年の叔父の兄弟・親族への愛に感謝です。

憩いの桜並木

今年はじめて知った桜の名所です。南アルプス市の旧若草町にある「憩いの桜並木」、道順を聞いただけでしたが平地で見通しがよく、その場所に近づくと桜がずらっと並んでいるのですぐわかりました。

憩いの桜並木
並木はまっすぐ富士山に向かっていて、並木の中を走りながら富士が見えるという最高のロケーションです。並木は約1km、300本だそうです。長い直線からその先が右にカープしているのも、並木の終わりを見せないための配慮でしょうか。

この写真は午後ですが、朝早くならもっと空も青く桜や富士がよく写るのかもしれません。

伝嗣院の桜

桜を見に行ってきました。

伝嗣院の桜2
やまなし県政だより「ふれあい」に紹介されていた、南アルプス市にある伝嗣院というお寺の境内です。この冊子にのっていた簡単な地図をたよりに行ったのですが、あまり迷うことなくたどり着くことができました。甲府盆地は今桜が満開、桃の花も咲き始めています。盆地を囲む山の斜面を少し登ったところにこの寺はあり、山門からは甲府盆地を見事に見下ろすことができます。本堂の前庭にはなかなかの桜の大木が2本立っています。

伝嗣院の桜3
木の幹をバックに、花のアップです。

伝嗣院の桜
本道から石段を下りた参道にも桜の大木が並んでおり、反対側には石仏が並んでいます。参道にはほぼ一面に苔が生え、その一角にはちいさなふきも群生しています。県政だよりに掲載されていた写真もこのアングルで、この寺で一番のシャッター・ポイントです。

ライトアップ

 私たちの地元山梨の峡北地域に銘木「王仁塚の桜」があります。友人のブログでは早くも様子を見に行ってつぼみが膨らみ、この桜全体がピンク色を増している様子を伝えています。そしてホットニュースとして、今年からこの桜がライトアップされることも知りました。
      http://blog.livedoor.jp/hisnaitoblog/archives/51164483.html
 地球温暖化が騒がれている割には、こういう事を自粛しようという動きはありませんね。地球温暖化防止が世の中の大きなテーマであっても、「エネルギーを節約しましょう」「私たちの生活のあり方を変えていきましょう」なんていう声はほとんど聞こえてきません。
 ライトアップ、私は支持できないんですよ。どうしてあるがままの桜を楽しまないのでしょうかね。2年前、私の所属するグループの自然観察会があり、自然観察を喜びとしている人の案内で野の花の数々を見せていただきました。桜の季節であったことから、この会が終わった後「王仁塚の桜」を見に行きました。この桜も数年前には名が売れておらず、田園地帯にスッと一本立っていたのだそうです。しかしこのときは近くの田んぼをつぶして駐車場となり、次々と人がやってきました。その様を見た会の中心メンバーのWさんは、「こんなになってしまっては・・・・。もう来ない。」と言っていました。この方は自然の中の草花を写真に撮ることもせず、「ただ見る」ために山野を歩くのだそうです。雑踏の中の桜を見たいとは思わないのでしょうね。
 「エネルギーの節約」がキーワードでもよいから、「ライトアップはやめましょう」といういことにならないでしょうかね。ただ私は、環境を考えることは私たちが価値観を変えることだと思うのです。Wさんのように、「ただ見る」ために山野を歩く、そこに喜びを感じる、私たちがそんな心に変わっていくことが大切なのだと思うのです。桜を見に行けば「写真も撮りたい」俗物の私ですが、今年はこの桜を見に行くのはやめようかな。