月別アーカイブ: 2021年3月

秩夫横道観音霊場巡り(第1回)

「秩夫横道三十四観音霊場巡り・第1回」があり歩いてきました。

9:15酒折駅集合。リーダーからこのシリーズウォークについて説明、マイナーな観音霊場でそれぞれの霊場をさがすのにも随分苦労されたそうです。

01_スタートセレモニー、事前ストレッチを終えていよいよスタート。通常ならハイタッチで人数を数えるところ、コロナ禍の今はハイタッチの代わりに消毒剤をシュッと。

 

02_酒折宮西に向かって、まずは酒折の宮。

03_善光寺通り善光寺の山門通りへでました。

 

04_善光寺境内(32番)善光寺境内、ここが今回の霊場巡り1ヵ所目(32番霊場)。1週間前にもウォークで来たのですが、「ウヮー、桜がすすんだね」と歓声。

 

05_善光寺横善光寺横の県道を北上、この道路沿いには独特に刈り揃えられた街路樹が立っています。

06_善光寺と南アルプス山の手通りに出て山梨市方面へ。ここからは甲府の街並みを見下ろせ、善光寺の大きな建物の向こうに雪を頂いた南アルプスも見えます。

 

07_冨士南に目を向けると富士山も。

 

08_不老園梅の名所不老園の入口、梅はもう終わって閉園です。

09_山梨学院山梨学院の間を抜ける歩道、スポーツに力を入れる学校らしく脇の壁には各種スポーツをモデル化した壁画が。

 

10_浄正院(24番)2つ目霊場(24番)は浄正院。

11_浄正院石仏本道の前にはこんな石仏。

 

12_歩道橋歩道橋からも遠望。

 

13_西関東道路入口こちらは西関東自動車道の入口。甲府盆地の北側は南向き斜面で暖かげ。

 

 

14_東禅寺この日3つめの霊場:東禅寺は第25番霊場。

 

15_東禅寺六地蔵寺裏には新しい六地蔵様がきれいに花も供えられて並んでいます。そして奥に見えるのが観音堂。

16_東禅寺観音様堂の中にはきれいな観音様が安置されていました。

 

17_桜井町公民館壁この辺りは桜井町、町の集会場の壁には町名を意識してかこんなあそび心。

 

18_逍遥院観音様通りがかりのお寺:逍遥院。年季の入った六地蔵様が並んでいます。

 

19_竜電関幟道路脇の温泉施設には「竜電関」ののぼりがはためいていました。山梨出身の関取、「頑張れ竜電!」

 

20_寿徳院(3番)この日4つめの霊場:壽徳院は3番霊場。霊場は順に並んではいないらしいのです。

 

21_寿徳院石碑門前には3番霊場である証拠(?)も立っています。

 

22_寿徳院六地蔵境内にはやはり六地蔵、このあたりの寺々には多いですね。

 

23_ハナニラハナニラを群生させている家が多く見られます。

 

24_石和駅前公園の桜と柳昼食場所の石和温泉駅前公園に着きました。桜と柳の新芽が印象的。

 

25_午後スタート石和温泉駅前を午後の部スタート。

 

26_マンホール1 27_マンホール2面白いマンホールの蓋2つ。

 

28_たい焼き駅前のみやげ店はたい焼きを売ってるのかな?

 

29_ふじみやこちらも土産品店。屋号の右に冨士とウサギ。

 

30_月のうさぎ月の中にはススキも描き込まれています、好きだなこういうの。

 

31_桜並木桜並木は今満開。

 

32_大中院(17番)第17番霊場の大中院。

 

33_大中院御詠歌碑門前に御詠歌の碑も建っています。観音霊場の本場では観音と御詠歌碑はセットになっているのだそう。

 

34_スモモ畑スモモも花盛り。

 

35_桃畑桃畑も咲き始めています。

 

36_法厳院(10番)10番霊場は今は廃寺の法厳院。この日、探してしまいました。

 

37_桃畑の下草このあたりは桃どころ、至るところ桃畑が広がっています。下草がしっかり青んで花の色にも染まっています。

 

38_ハナカイドウハナカイドウも満開。

 

39_正覚寺(8番) 本日最期は八番霊場の正覚寺。今は廃寺、お地蔵様は今流行(?)のマスク姿。

 

40_春日居駅着フィニッシュは春日居駅。駅前には足湯も設置されていて、時間があればね~。

 今回はほぼフラットの14kmコース、マイナーな秩夫観音霊場巡り(秩父ではなく秩夫で間違いないんですよ)、コース造りにもご苦労されたそうです。リーダーさん・サブさんご苦労様でした、そしてありがとうございました。シリーズのこれからも期待しています。

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初春の茶道峠

「500選の道・初春の茶道峠」ウォークがありました。

甲府駅北口集合、またまた快晴で風もなく暖か、絶好のウォーク日よりです。集まったのは26名、まずはストレッチ。それから歩き始めました。

 

01_YBS前甲府駅北口でお馴染みの山梨文化会館。この建物も古いんだよね。

 

02_花街路樹こぶしの花、甲府は暖かい。

 

03_線路脇中央線の北側、線路脇をすすみます。

 

04_南アルプス遠望街並みの向こうに南アルプス、白鳳三山は真っ白。

07_東光寺こぶし東光寺に着きました。仏殿の前にモクレンがちょうど花盛り。

 

05_東光寺見ざる・・・入口脇にあるこの石造物は、「見ざる・言わざる・聞かざる」? ちょっと違うか。

 

06_東光寺石雛そして入口ではこんなお雛様がお迎え、微笑ましい。

 

08_善光寺お次は善光寺、広々とした境内。

 

09_チンチョウゲこれから峠を目指します。道路沿いの民家のジンチョウゲ、きれいにさいてました。

 

10_登りはじめ最初は緩い登り坂。集団の結束もまだ乱れていません。

 

11_登り徐々に急傾斜になっていきます。

 

12_登り急カーブを曲がって後方を見ると、集団の列はこんなに間延びしてしまいました。

 

13_にほんたんぽぽ白いたんぽぽ、ニホンタンポポと言うんだそうですね。これ、よく咲いていました。

 

14_こぶり二本のこぶし。

 

15_つばき椿の木が何本かかたまって立ち、鮮やかに咲いていました。

 

16_冨士とこぶし冨士も見えてきました。

 

17_峠たどり着きました、今日の最高地点:茶道峠。ここからはゆるやかな下り。

 

18_シュンランメンバーが、「シュンラン、シュンンラン!」と落ち葉をかき分けて見せてくれます。

19_桜山の上でももう桜がこんなに。

 

20_ぶどう棚の下草愛宕山の南向き斜面までやってきました。ぶどう畑はもうこんなに青んでいます。

21_愛宕山到着着きました、昼食場所の「愛宕山こどもの国」。今でもそう呼ぶのかなぁ。

22_昼食「こどもの国」の遊具と、昼食歓談するかつてのこども達。

23_下りはじめ午後の部スタートに先立って、リーダーから「30分程のくだりです」。「うん、なるほど。」

 

24_旧水道局旧水道局のレトロなドーム型屋根の建物。ここは桜の名所で普段は閉鎖しているのですがシーズンには花見に公開してくれる。でも今年はコロナ禍で公開しないのだそうです。

 

25_市街・甲斐駒

木々の中を抜けると視界が開けました。甲府の街のむこうに甲斐駒ヶ岳。

 

26_石畳急な石畳の道を下ります。「逆コースなら大変だね。」

 

27_帰着帰ってきました、甲府駅北口。

今回のコースは11km弱、でも急な上り下りがあって結構ハードなコースでした。でも、ぽかぽか陽気の中、上衣をだんだん脱いでいって軽装で歩くことができ、春の花もこんなにすすんでいると嬉しい驚きの一日。そして予定より早く帰着、いいコースでした。

リーダーさん・サブさんご苦労様でした、そしてありがとうございました。

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鏝絵の里:津金を歩く

鏝絵巡りシリーズ第7回
鏝絵の里:津金を歩く

昨日、このウォークがありました。恥ずかしながら私の企画です。

ここ津金はかつて鏝絵を得意とする左官職人さんがいたところ。しかもその職人さんは古いものの修理も手がけられました。そのためかここは限られた範囲に数多くの鏝絵が存在し、山梨を代表する鏝絵処なのです。

01_おいしい学校

午前10:00においしい学校駐車場に集合、事前ストレッチのあとおいしい学校に移動、ここからウォーキング・スタートです。

02_水車と八ヶ岳ご覧の通り雲一つ無い素晴らしい天気に恵まれました。手前は観光用水車、高いところに雪を頂く八ヶ岳を望みます。

03_桜並木

学校前の桜並木、木々の先は幾分赤味を帯びて開花の時も近づいています。

04_たんぼ道を下るマスク軍団は田んぼの中のゆるい下り坂を南へ。

御所6-1

津金のメイン通りに出てすぐ目にするのがこの鏝絵蔵。丑鼻の下にこの家の姓が横文字で鏝で描かれているのもおしゃれ。丑鼻の鏝絵は大黒様です。(写真をクリックして大写しのものもご覧下さい。)

07_油屋看板

メイン通りをもう少し進むと油屋商店があります。玄関脇にはその大きな鏝絵看板、その上には富士山をかたどったこれも鏝絵です。屋号から察するところ、ここは昔灯明の油を商っていたんでしょう、看板もその時代の名残でしょうね。

08_波に千鳥油屋商店の母屋の丑鼻には「波に千鳥」の鏝絵、波を立体的に描いた見事な作品です。

下原1-2を渡って下原集落、すぐに目にするのがこの鏝絵。蔦が絡まってわかりにくいのですが写真にして拡大すると「松に鷹」。ここもかつての鏝絵職人さんのお宅だとか。

下原2-1坂を登ってすぐに次の鏝絵蔵(これは以前に撮った写真です)、何とこのお宅は今回一緒に歩いた会員と縁づいたお宅。立派な蔵の鏝絵は夜空を背景にした上品な作品「松に鷹」。(写真をクリックしてご覧下さい。)

12_大黒に沿った道を遡り和田集落にはいってすぐのところで鏝絵発見。こちらの蔵は妻壁側ではなく正面の軒下に鏝絵が配されています。この大黒様のデザインも独特。(写真をクリックして鏝絵をご覧下さい。)

13_福寿草 道路沿いのお宅の庭に福寿草が見事に群生していました。

 

下原5-2
和田2-3

こちらは蔵を二つもつお宅、庭の中に入れていただいて見ることができました。緑青色の「龍」と「松に鷹」。なんと後者はこの家の先代さんの自作とのこと。「目がぱっちりしてかわいい鷹だね。」との声も。(写真をクリックすると拡大表示されます。)

 

14_クロッカスと福寿草このお宅、庭にはクロッカスと福寿草が群生、花もちょうど見頃でした。

 

14-2_クロッカスそのクロッカス、あまり見ない品種です。

 

15_塀沿いに歩くこんな道路も風情がありますね。

 

16_南アルプス遠望田んぼの中をまた津金の中心部に向かって引き返します。前方には南アルプスの眺望。

 

17_和田を歩く歩いているのはこんなたんぼ道。

 

18_昼食・津金学校スタート地点:津金三大校舎まで戻って昼食。おもいおもいに校庭の石・芝に腰を下ろしてしばしの休憩です。ここは明治・大正・昭和各時代に建築された校舎が保存・活用されていて津金のシンボル的な存在。後方の藤村式建築が明治校舎で、昼休みの間に各自で中に展示している鏝絵の資料も見学しました。

 

19_ミラプロ午後の部、今度は北方面を巡ります。スタートして早速に鏝絵蔵、こちらは川を挟んで離れたところからの観賞。

 

20_三日月こちらは茅葺き屋根を途端で覆った古いお宅の外トイレ、明かり窓の鏝絵。表側と奥側で色合いを変えて少し微笑んでいるような三日月様。こんな鏝絵をトイレに配した家主さん、何て風流なんでしょう!

 

21_倒壊寸前でもこちらの建物はもう倒壊寸前。こんな先人の文化遺産が消えていくのは忍びないですね、皆さん口々に「何とか保存できないのかな!」と。

 

22_桑原から大和へ向かうまたもたんぼ道を通って津金最北端、鏝絵巡り最後の大和地区に向かいます。

23_道祖神甲斐駒を背景に道端に立つ道祖神、電線がなければいいのになぁ。

24_寿老人着きました、大和地区。こちらの蔵には鏝絵では珍しい「寿老人」。(写真をクリックしてご覧下さい。)

25_最後の鏝絵最後の作品は「波・月に鶴」。(写真をクリックしてご覧下さい。)

26_リンゴ畑「津金のりんご」のりんご畑の脇を通ってスタート地点に戻ります。

27_集合写真今回のウォーク参加者28名、沢山の方にご参加いただき賑やかに楽しい時間を過ごすことができました。またサブリーダーさん何かと助けていただいてありがとうございました。

次回の鏝絵シリーズは4月、小淵沢ですよ~。そして、シリーズはまだまだ続く予定で~す。

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2月の読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1588
ナイス数:12

森は生きている―四幕十場 (岩波の愛蔵版 38)森は生きている―四幕十場 (岩波の愛蔵版 38)
読了日:02月25日 著者:サムイル・マルシャーク
夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業
読了日:02月19日 著者:夏井 いつき
子ども・パートナーの心をひらく「聴く力」子ども・パートナーの心をひらく「聴く力」
読了日:02月16日 著者:辰由加
【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book)
読了日:02月13日 著者:馳 星周
人生で大事なことはみんなゴリラから教わった人生で大事なことはみんなゴリラから教わった
読了日:02月12日 著者:山極 寿一
ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)
読了日:02月06日 著者:近藤 史恵
お話を運んだ馬 (岩波少年文庫 (043))お話を運んだ馬 (岩波少年文庫 (043))
読了日:02月02日 著者:I.B.シンガー

読書メーター

「人生で大事なことはみんなゴリラから教わった」

みんなゴリラから教わった

人生で大事なことはみんなゴリラから教わった
山極寿一
家の光協会

 著者は霊長類の研究者で、アフリカに渡ってゴリラの群れに近づき、信頼関係を築いて観察した結果としてこの本を著している。ゴリラはことばは持たないが遊び好きで笑ったりもする。家族社会をつくり平和を愛し争いには仲裁に入るなど、序列社会をつくってしまうサルとは随分性格が異なるという。身体にハンディがあっても決していじめは起こらず、助け合い、ハンディを持ちつつも立派な大人に成長していくという。我々人間が見失ってしまったかもしれないよい意味の「人間らしさ」をゴリラの生活から学ぶことができる。

パール甲斐駒

パール甲斐駒c

友人に「パール甲斐駒」の撮影に誘っていただきました。

山頂のの日の出・日の入りを捉える「ダイヤモンド・・・」。私も「ダイヤモンド冨士」という言葉は聞いていましたが、それに対して山頂に月が沈むのを捉えるのが「パール・・・」。東で朝日が昇るときに西の山に月が沈み山が赤く染まるこの瞬間、晴天に恵まれるのはもちろんですがこの山にも雲がかからず、しかも太陽とこの山の間に陽の光を遮る雲がないことなど条件は厳しいのです。挑戦1回目はよく晴れていたのですが、残念ながら甲斐駒ヶ岳は荒れ模様でこの山だけ雲がかかっていました。でも先日挑戦2回目でこの光景に遭遇、ラッキーでした。

というわけで、私が撮った「パール甲斐駒」をご覧下さい。

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「人形の旅立ち」

人形の旅立ち

「人形の旅立ち」
長谷川摂子
福音館書店

20~50ページ程の短編5作品を収めた本。

はっきりとは書いてないのだけれど、作者の子ども時代の心の内を描いた作品なのだろうな。子どもらしい思いこみや妄想、ときには怖いもの見たさも入り交じったような思い出、そして主人公をとりまく情景、なんていいんだろうと思います。第2作「椿の庭」では主人公が柿の木に登って身を潜める場面が出てくるのですが、お尻の下から伝わってくる湿り気、そこで蕗の強い匂いが立ちこめている情景など、読み手にもツーンと匂ってきそうな感覚を覚えてしまいました。

長谷川作品、また読んでみようと思います。

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