月別アーカイブ: 2014年11月

子ども環境フェスタ

子ども環境フェスタ

子ども環境フェスタ2014に行って来ました。あいにくの雨天でしたが、市営体育館内での催しでした。この地元にいながらもはじめての参加です。

体育館のフロアには多くの出展がありました。リサイクル品の販売、太陽光発電設備業者、キープ協会、甲府地方気象台、化粧品会社等々。

そして私達の団体は雨水利用に関する展示です。店番は二人。内容は雨水利用の意義や貯水のための解説、そして雨水タンク実物の展示。これは容量200リットルの青いプラスチック製のもの、ドラム缶のプラスチック版といったところです。この上下に穴を空けて金具をつけ、すぐに貯水槽として使えるものです。これに子ども達が好きなこと・好きな絵を書き込めるようにとマーカーを用意しました。落書きができるというのは、子ども達にとっては嬉しいことのようです。次々と子ども達がやってきてスタンプラリーにスタンプを押すと、当然のことのようにマーカーをとって雨水タンクに何か書いていきます。私にとっては知らなかった子どもの姿を発見させていただきました。

この3個のタンクはスタンプをためたお客さんに抽選でプレゼントされます。しかし、当選されたお客さんのひとりは「持って行けない」と、何せ大きいですからね。そこで知り合いに声をかけてプレゼント先が決まり、私達も無事展示を終えることができました。楽しい一日の催しでした。

 

「ビブリア古書堂の事件手帖4」

ビブリア古書堂4「ビブリア古書堂の事件手帖4」
~栞子さんと二つの顔~
三上 延
メディアワークス文庫

読み終わりました。3作目までは古書にまつわる謎解きを何本か集めたものだったのですが、今回はこの本一冊を通して一つのおはなし。だんだんと力が入ってきたようです。

江戸川乱歩作品のコレクターからの依頼を解決していくというもの。栞子さんの母もいよいよ登場、そして主人公と栞子さんとの恋もちょっと進展?

今回も楽しく読めました。

 

黒猫

映画「じんじん」のあと、会場からウォーキング。歩き始めてすぐに「黒猫の館」?を見つけました。

黒猫1郵便受けや牛乳受けがありますが、ここは人は住んでいないのかな。その玄関付近に黒猫がたむろしています。カメラに入りきらない黒猫も2匹ほど。

 

黒猫2真っ黒な体に遠目にも目だけがくっきりとみえ、いかにも黒猫、さすが黒猫。飼い主は「魔女の宅急便」のファンかな?

さらに近づくとさすがに散ってしまいました。その時には黒猫しかいないと思っていたのですが、こうして後で写真を見ると白黒も一匹、それから茶色の猫も一匹。人の意識はあてにならないものです。

 

「じんじん」

じんじん映画「じんじん」を見てきました。これは会場入り口のガラス壁に貼られたポスターです。

地域の小さなホールでの上映会、広告等によらず口コミで視聴者を増やしていく映画だとのこと。主役の銀三郎はちょっと寅さんを思わせるキャラクター、ほろりとさせられました。

舞台となった北海道剣淵町はこの映画の通りに「絵本の里」をうたって図書館で住民が子どもに読み聞かせをおこなっているとか、映画では館内の複数箇所で読み聞かせがおこなわれていました。「剣淵絵本の里大賞」というイベントも本当にあるんですね。「子ども達に何を残すか・・・・」なんて言葉、印象的でした。地域に根付いた絵本・読み聞かせの文化、素晴らしい。

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休日ウォーク

このところ朝なかなか起きられません。11月のウォークは全くの不振です。でも今日は暖かな休日、久しぶりに歩きました。中学校の近くに車を停めて、まずはこの季節の八ヶ岳。

晩秋の八ヶ岳

 

今まで歩かなかったコースで、川を渡って対岸を上流方向へ。道路脇の工場の駐車場ではバラのための3mはあろうかという高いフェンスを設置し、季節には見事なバラを咲かせていますが、この時期も少々咲いています。

ミラプロのバラ1ミラプロのバラ2

地域に根ざした企業のうれしい心配りです。

 

「ビブリア古書堂の事件手帳2」

ビブリア古書堂2

ビブリア古書堂の事件手帳2
栞子さんと謎めく日常
三上 延 著
メディアワークス文庫

 

「ビブリア古書堂の・・・・」の続編があったんですね、別の図書館で発見。一つの古書にまつわるはなしを何本か集めたという形式、でも前編のつづきという形でかかれています。そして内容は、一冊目以上におもしろく、このスタイルでの創作にのってきた感じです。あとがきによると、この小説に登場する本はすべて実在するものだとか。ということは、この作者も相当な本好き、そしてひょっとすると古書好き。本や古本に少々あこがれを持っている人達(私も少々)にはおもしろい推理ものでした。また続編を読んでみようと思います。

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「ルーズヴェルトゲーム」

ルーズヴェルトゲーム

ルーズヴェルトゲーム
池井戸 潤
講談社

 

経営危機に陥っている中堅企業とその野球部。企業が危機を脱するだけのストーリーではなく、社会人野球チームが社員から愛され生き延びてゆく。そんな両者の絡みもあっていっそうおもしろい小説でした。

その企業の名前は青島製作所。先日新聞のスポーツ欄に「『ルーズヴェルトゲーム』のモデルとなった鷺宮製作所、社会人野球日本選手権本大会一回戦敗退」の記事を見つけました。「あ、ここがモデルだったのか」と、真偽はわかりませんが社会人野球チームへの見る目は変わりそうです。

「緋の天空」

緋の天空

「緋の天空」
葉室 麟
集英社

今年8月30日初版の新作。今までこの作家の作品は武士道やその周囲の女性を描いた物しか読んでいませんでした。今回の舞台は飛鳥から奈良時代の皇室の周囲、そして主人公は奈良の大仏をつくった聖武天皇の后:光明子でした。同じ葉室作品でもちょっと趣が違いました。

女性天皇が次々と登場した時代のこと、そして主人公:光明子は天皇ではないけれど国の中心になった人物。資料の少ない時代のこと、それだけ創作部分も多いのだと思います。個人的には、こういった皇室中心の、人物を神格化したようなはなしはあまり好きにはなれません。でもそれはあくまで私個人のこと、この作家も新しい世界に踏み込んだのかも知れません。

「どろぼうのどろぼん」

どろぼん

「どろぼうのどろぼん」
齊藤 倫 著
牡丹 靖佳 画
福音館書店

 

地域の図書館の新刊書コーナーでみつけました。

「どろぼん」という名前の泥棒、ものの声が聞こえ持ち主の忘れ去られた物の希望を叶え盗み出す。忘れている持ち主が盗まれたことに気づくはずはなく、物の希望を叶えてあげている泥棒。そんなどろぼんの話を取り調べで聞いていた刑事たちはどろぼんのために動き出す。何ともおもしろいストーリーでした。

今年9月15日初版、図書館の登録日が10月13日。栞を見るとどうやら私が初めての貸し出し利用者です。図書館ではこういった本はどのようにして選定されるのでしょうか。おもしろい本の選定に感謝です。