月別アーカイブ: 2008年8月

第5回森の音楽会

今回の森の音楽会は8月24日に開催されました。2年に一度の開催を楽しみにしてきたのですが、この音楽会も今回が最後となるのだそうです。7月にお知らせをいただき、今年もお手伝いにかこつけて前泊を予約していました。

昼前にFさんと3人で我が家をマイカーでスタート、小淵沢液で主催者のOさんをひろって会場に到着。2年ぶりのペンション「シャローム」です。八ヶ岳山麓のこの会場は木立の中にある別荘地で、夏の暑さからは別天地のような涼しさなのですが、あいにくこの日は8月にもかかわらず涼しい(寒い)雨が降り続きました。本来ならば午後の最も暑い時間帯なのに、この日はまるで夕暮れ時のような暗さと寒さなのです。
調律
私たちが到着したとき、スタッフの一人Tさんはお姉さん(Kさん)と一緒に見えてもう調律を始めていました。話を聞いていると調律というのも非常に奥の深いもののようです。何でもこの方はコンサートピアノをかなり重点的に調律されている方だそうです。そして地元の調律師の方が「調律の様子を見学させてください」と見えていました。素人には見えない世界ですね。調律の過程で、時にはピアノから鍵盤・ハンマーが一体になった部分を引っ張り出してしまいます。調律の時に見るピアノの内部、ハンマーなどが見事に並んでいる様いつ見てもきれいで木工の芸術品という感じがします。

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たっぷりハーモニー

今年は2年に1回開かれる「森の音楽会」の年です。この音楽会にスタッフとしてお手伝いする山形のFさんにせっかくの機会と我が家に寄ってもらいました。みやげにいただいた山形の銘酒を味わいながら、でもやっぱり合唱です。私たち夫婦と3人で今回も1時間以上は唱いました。

1曲目は「美わしの五月」、これは本来男声四部合唱ですが楽譜を見ながら混声三重唱です。ハモりやすいこの曲は私の大好きな曲でもあります。それからあとは讃美歌をたっぷり唱いました。パートが足りなくても、たった3人でも、聴き合ってハモる喜びは最高です。今回も3人が次々とパートを交代しながら、夜遅くまでの楽しいひとときでした。

自然農法の福岡正信さんが亡くなりました

 自然農法の福岡先生が16日、なくなられました。95歳、老衰とのことです。このブログにトラックバックを利用して教えてくれた方がおりました。翌18日の新聞には各社が報道していましたが、どの新聞社の記事も似たりよったり、新聞というのは客観的な事実を知らせるものなのですね。
 しかし、インターネットで「福岡正信」をキーワードにブログ検索すると実に多くの方が福岡先生を悼む記事を載せており、書いた人それぞれの思いが伝わってきます。こういうものを読んでいると、私も少し書いてみたいと思ってしまいます。
 このブログでは以前にも少し触れましたが、私たちが福岡先生の存在を知ったのは学生時代の合唱団の練習の中での佐々木先生のお話からです。(佐々木)先生の口から福岡先生の名が登場するようになる以前から先生は玄米菜食の話をされ、それだけでも当時の私にはちょっとしたカルチャーショックでした。やがて(数年後)、先生から自然農法のこと、福岡先生のこと、自然栽培のみかんのことなどが話されるようになりました。先生と福岡先生とは心通じるものがあったようです。そんなわけで、自然農法や福岡先生のことは佐々木先生の翻訳によって私たちの中に入ってきたのです。多くの団員は福岡先生の著書「自然農法わら一本の革命」を購入し、さらに「無の哲学」など自費出版本を購入した人もいました。
 学生時代に自然農法の考え方が大きな存在となっていたため、大学を離れてからもNHKの「宗教の時間」「こころの時代」などに何回か紹介され、その度にビデオに撮って何回も見たものです。白ひげ姿でいつも作務衣を身にまとい、高い声の福岡先生は印象的でした。「みんな何もわかっていないんだ」といった趣旨の強い言葉の迫力にカメラマンが動揺し映像が揺れたこともありました。(しかし、ソニーのベータ方式のビデオテープは残念ながら今見ることはできません。)
 最近(数年前)になって初めて自然農法の川口先生の存在を知り、また多くの実践者の広がりがあることを知りました。山梨にもまた自然農の集まりがあるのは誇らしいことだとおもっています。リンゴ農家の木村秋則さんもまた福岡先生の著書をきっかけにして自然栽培への道を歩んだそうですね。自然農も福岡先生の農法がそれぞれの人によって消化され、その人その人の自然農があるんだなと思うこの頃です。
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涼景

清里高原に涼を求めて足を伸ばしました。昨秋も写真を載せた「吐竜の滝」です。
吐竜の滝
日頃カーエアコンはほとんど使うことがなく窓を全開にして走っているのですが、そうすると標高が上がるにつれて風の涼しさが感じられます。駐車場に着くともう盆地の暑さとは別世界ですが、渓谷にはいっていくと更に涼しく、滝壺(というほど大きな滝ではありませんが)では半袖ではちょっと涼しすぎ(?)とも思えるようです。規模は小さいのですが岩間からわき出す水が緑の中をたくさんの糸を流したように流れ下るところは涼感たっぷりです。

滝を後にして駐車場に戻ってくると、下車したときは涼しく感じた場所が暑く感じるようになってしまいました。人間とはわがままなものです。

サボテンの花

実家で小さな鉢で育てている丸形のサボテンが花を咲かせました。あのとげとげした、見ようによってはグロテスクなサボテンが、花はきれいなんだなと感心してしまいます。僅か1日だけの開花ですから写真に収め損ねることが多いのですが、今回は撮りました。朝日が射している時間でしたので明るすぎたかな。もっと早い時間に撮った方がよかったのでしょうね。
サボテンの花

「サボテンの花」ということばからは、以下の歌を思い出します。

サボテンの花咲いてる
砂と岩の西部
夜空に星がひかり
オオカミ鳴く西部
赤い川の谷間よ
切り立つ岩山よ
・・・・
通る人も絶えて

中学校時代、私たちの学校では山荘に一泊しての金峰登山がありました。夜は山荘の前でキャンプファイアーがあり、グループを作って思い思いの出し物をしたのですが、私たちの4人グループはこの直前に音楽の授業で覚えたこの歌を歌ったのでした。4人ともいい歌だと思ったのでしょうね、きっと。私たちのような田舎の学校には正規の音楽の先生はいませんでした。だから(きっと)音楽好きの数学の先生が音楽も担当していたのです。先生の好きな日本民謡なんかを口移しで教えてくれました。この頃はサボテンの花というのは見たことがありませんでした。この歌からもサボテンのこの美しい花は想像できませんでしたね。

まつばぼたん

まつばぼたん
今、我が家の庭でもっとも元気なまつばぼたんです。一度種を蒔いて以来毎年、どこにでも自然に生えてきます。庭の草取りでその多くはとってしまうのですが、それでもある程度は残してやろうとしているので、あちらに少しこちらに少しと毎日花を咲かせています。

停電

 昨日、山梨では激しい雷雨のためか停電がありました。ニュースでごらんになった方もいることでしょうね。停電は起こっても局所的一時的なものですが、昨日の停電は大規模なものでした。夕方から夕飯時の1時間くらい(正確には計っていませんが)、しかも範囲はと言うと山梨全域でした。山梨で東京電力と契約している世帯は約59万世帯、このうち何と96パーセント56万世帯余りが停電したのだそうです。
 ろうそくを灯して薄暗い中、復旧は「まだかまだか」とじりじりした気持ちで待っていました。電気が止まるというのは不自由なものです。テレビも電話も使えず、仕方がないのでマイカーを玄関先までひいてきてカーラジオをかけていました。それでもまだガスは使えますので調理はできたのですが、オール電化でIHクッキングヒータを利用されている家庭ではそれもできないわけですね。もし冬になって停電が起きた場合、仮に石油ファンヒーターを使っていても点火や制御に電気を使っているのですから、寒い中暖房もできなくなってしまいます。一つのエネルギーに頼らない生活をしていることも大切ですね。
 ところで私の友人の家庭では停電がちょうど夕飯時となり、娘さんがキャンドルを出してきて灯し、「これで食べよう、なかなかいい雰囲気だ」とろうそくのあかりで食事を楽しんだそうです。停電の暗がりも楽しんでしまう心のゆとり、いいですね。

アナログ表示

 NHKテレビ画面の右上隅に小さく「アナログ」と表示されるようになりました。7月24日から始まったそうですね。3年後に完全にデジタルに移行することを周知させるために、デジタル対応でないテレビ画面にだけ表示されるのだそうですが、大変なことをはじめたものです。「現状のテレビをぎりぎりまで使おう」とか、「テレビが壊れたけれどデジタル対応はまだ高価だから安いアナログテレビを購入した」という人もいるはずです。周知が目的だそうですが、わかっていてアナログテレビを使い続ける人にとっては、なんとも嫌な気分にさせられる表示です。まるで「早く買い換えろ!」っていうプレッシャーをかけているようなものです。電機メーカーからもスポンサー料が入るテレビ局ならともかく、国民の税金と受信料で運営しているNHKのやることでしょうかね。

サトイモ

今日は、今年2回目の休耕田の草刈りでした。年3~4回の草刈りですが、この時期が最も暑く汗をかきながらの作業です。lエンジン付き刈り払い機は石にぶつかると回転刃が跳ね返って危険ですし、刃も欠けてしまいますので神経を使います。しかし、田圃の草刈り作業は石がほとんどなく、もっとも作業が楽なところです。今回の草丈は私の膝より少し上くらい、いつもこれくらいの時に刈ると楽なのですがなかなかそうは行かないのが実情です。今回は上々の時期でした。2枚の田を朝食を挟んで各2時間、午前中の作業でした。

サトイモ
今年はじめて、この休耕田に3個のサトイモを植えてみました。成長ぶりはごらんの通りです。我が家の庭にも植えてあるのですが、どうやらこの休耕田の草の中ののサトイモの方が元気です。もちろん無肥料です。草刈りのあと、近くの土を根本に寄せて、土が露出しないように枯れ草や刈草でその上を覆っておきました。
ここ数年、雑草の草刈りを繰り返しているこの休耕田は、「亡骸の層」もできてきているなと、ちょっとはうれしさも感じながらの作業でした。
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