月別アーカイブ: 2020年11月

「棲月」

棲月

「棲月」
今野 敏
新潮社

 鉄道会社のシステムがダウンして運行がストップ。警視庁大森署長の竜崎はいち早く署員を情報収集にあたらせる。続けて管内に殺人事件、そして銀行のシステムダウンがたてつづけに発生。警視庁内の管轄意識・セクト主義との摩擦が生じる中、自身の広い視野と合理主義で事件解決に向かって行動していく竜崎の働きぶりが今回も楽しめます。冷徹であるかのようなキャリア組エリートの竜崎が、大森署長という現場で捜査員の勘も信じ始めたり人のつながりを感じ始め、今までにない人間臭さのようなものが生まれてきている自分に動揺する姿もまたいいなと思いました。

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「がちょうおくさん」

がちょうおくさん「ごきげんいかが がちょうおくさん」
「おっとあぶない がちょうおくさん」
ミリアム・クラーク・ポター作
まつおかようこ訳
こうもとさちこ絵

 清水眞砂子さんが「大人が読みたい子どもの本」として紹介しているこの本、そしてその続編です。動物村に一人暮らしするがちょうおくさん、何かとドジで抜けています。でもそんながちょうおくさんを受け入れてつきあっている村の人たちならぬ動物たちが織りなすちょっとお騒がせなおはなし集。笑えてしまいます。

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紅葉の徳和渓谷ウォーク

 

16日、「紅葉の徳和渓谷ウォーク」がありました。渓谷の紅葉はすでにほとんど散ってしまっていましたが、晩秋の渓谷美の中を落ち葉を踏みしめて歩いてきました。

 

無窓の滝渓谷一番の見所:滝はこの「無窓の滝」かな。皆さんが林道をすすむ中、数人で駆け足で観てきました。でもこれ以上滝壺に近寄れなかった。

 

解散してからリーダーさんが案内してくれたのが「吉祥寺」、鎌倉時代に創建された真言宗の古い寺です。

吉祥寺の紅葉下から見上げる寺の紅葉はいまがちょうど旬、寺の塀とともにいい風情を醸し出しています。

 

吉祥寺の新羅桜階段を上って境内にはいるとまず正面に大きな桜、県指定の天然記念物で樹齢約400年のエドヒガンザクラです。

 

吉祥寺の鬼面本堂を見上げると普通なら鬼瓦があるような場所に鬼面、これは珍しい。

 

吉祥寺の紅葉2下から見えたカエデ、紅と黄色で華やか。今度は桜の花の時期に見に来てみたいですね。

「沢村貞子という人」

沢村貞子という人

「沢村貞子という人」
山崎洋子
新潮社

 女優:沢村貞子さんのマネージャーを長年務めた著者が綴った沢村さんの素顔。沢村さんの人柄・生き方などいいなと思いました。周囲への気遣い、物事の割り切り方、おしどり夫婦ぶり、近づいてくる死への向き合い方、こんなふうに生きられるんですね。山崎さんの文章もいいなと思いました。

「?(疑問符)が!(感嘆符)に変わるとき」

疑問符が感嘆符に変わるとき

「?(疑問符)が!(感嘆符)に変わるとき」
小国綾子
汐文社

 特に印象的で気に入ったのは詩人長田弘さんの、

「詩にできるのは半分だけ。
書くことは、言葉にできない残り半分を大事にすることでもあるんです」

という言葉でした。どうしても他人(ひと)に言えない書けないこともあっていいんだ、時を待ってまた表現できるかも知れないなんてことを考えました。私にとっては嬉しいことばです。
作者小国さんの生き方、見事ですね。いい本だなと思いました。

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八ヶ岳棒道ウォーク

11日、「八ヶ岳棒道ウォーク」がありました、八ヶ岳歩こう会の看板メニューならぬ看板コースです。集合は長坂町小荒間の三分一湧水館駐車場。ちょうど紅葉の時、たくさんの参加者でした。受付では大震災の被災者応援募金があり、カンパすると棒道てぬぐいてつくった手作りマスクがいただけて、募金にも会の人たちの心意気を感じ入ってしまいました。

 

01_スタート

みなさんマスクをして、相互の距離を保ちながらのセレモニー、事前ストレッチ、そして15kmの健脚コースと6kmのゆったりコースの二手に分かれてスタートしました。通常ならハイタッチをしながら人数の確認をするのですが、この日は手のひらに殺菌スプレーをしながら非接触の人数カウント。

 

 

02_三分一湧水の紅葉駐車場を出るとそこは三分一湧水公園の紅葉がお出迎え。

 

03_小荒間を抜ける小荒間の集落・農地を抜けるところ。

 

04_林間のはじまり林間の棒道に入りました。棒道は正確には「信玄棒道」。甲斐武田氏が信濃を攻略するためにつくられたという軍用道路です。その棒道、今ではウォーク用にと整備されています。

 

05_9番千手観音1 棒道沿いには数多くの石仏が点々と見守ってくれています。これは「9番千手観音」。

 

06_広い棒道1ここ小淵沢は馬の街・乗馬の街。棒道は遊歩道として整備されていると同時に、ほぼ並行して乗馬道も整備されていますので、こんな広々としたところを歩くことができます。

 

07_広い棒道2この日は天候にも恵まれて快晴!

 

08_16番千手観音16番千手観音

 

09_広い棒道3さらにさらに進みます。気分爽快!

 

10_集合写真で、こんなところで集合写真撮影。このときばかりは皆さんマスクを外して「はい、チーズ」。健脚メンバーは24名+カメラマンの私。

 

11_棒道の表示ここが棒道であることを知らせる標識が何カ所かありました。

 

12_細い棒道棒道を離れ、昼食場所の「道の駅こぶちさわ」を目指して下ります。

 

13_白樺葉は落ちてしまいましたが、白樺林が青空を背景に綺麗!

 

14_八ヶ岳間近で見る八ヶ岳。

 

15_舗装道路を下るこんな林間もいい。

 

16_紅葉(逆光)みごとな紅葉!

 

17_午前の部フィニッシュ こちらは黄葉。午前のゴールはもうすぐ。

「道の駅こぶちさわ」で50分の昼食休憩。陽射しは暖かくても標高1000mのここは歩いていないと冷えてきてしまいます。

 

18_午後スタートさて、午後の部スタート。来ただけの距離を戻らなければなりません。

 

19_もみじ回廊1ここは小淵沢の「もみじの回廊」と巷で言われている?のかそれとも歩こう会で名付けたのか?

 

20_馬術競技場

この広々とした芝生、ゴルフ場ではありません。馬術競技場なんですよ。芝生の中あちらこちらに置かれているのは馬術競技のハードルです。

 

21_紅黄葉 その脇でみつけた紅黄葉。

 

22_乗馬と出会う2頭の乗馬に会いました、この日2回目。馬の道でのこんな出逢いもいいのですが、時には馬の落とし物があったりします。新鮮なのもありましたよ(笑)、気をつけなければ!

 

23_紅葉の下を歩くこの日のコースはこんな見事な紅黄葉並木の下を歩くこともしばしば。

 

24_紅葉紅葉をアップ。

 

25_グルメ通りの黄葉軒先にこんな黄葉があるのも豊かな生活、いいな!

 

26_もみじのじゅうたん小淵沢から小荒間に向かう道路沿いにもまたもみじの回廊が。根元は一面紅葉黄葉のじゅうたんです。

 

27_もみじ回廊3 そしてじゅうたんの上はこの紅葉。

 

28_富士山小荒間に戻って最後に遠くに眺める富士山。みなさん思わず道路端に座り込んでしまいました。「ここで座ると根が生えちゃうよ」なんて声も無視無視。山梨は富士山から遠ざかるほど冨士がよく見えるんです。

紅葉と15kmのウォーク、たっぷり楽しみました。11月11日は八ヶ岳歩こう会では「棒道の日」と名付けて毎年棒道ウォークを開催するのだとか、また来年楽しみましょう。

リーダーさん、サブさんありがとうございました、そしてご苦労様でした。

 

10月の読書メーター

読んだ本の数:8
読んだページ数:2212
ナイス数:26

沢村貞子という人 (新潮文庫)沢村貞子という人 (新潮文庫)
読了日:10月30日 著者:山崎 洋子
スコーレNo.4 (光文社文庫)スコーレNo.4 (光文社文庫)
読了日:10月26日 著者:宮下 奈都
寄り添って老後寄り添って老後
読了日:10月22日 著者:沢村 貞子
灯台からの響き灯台からの響き
読了日:10月19日 著者:宮本 輝
終わらない歌終わらない歌
読了日:10月13日 著者:宮下 奈都
わたしの三面鏡 (1983年)わたしの三面鏡 (1983年)
読了日:10月12日 著者:沢村 貞子
去就―隠蔽捜査6―(新潮文庫)去就―隠蔽捜査6―(新潮文庫)
読了日:10月05日 著者:今野敏
あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)
読了日:10月01日 著者:高田郁

読書メーター

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晩秋の伊奈ヶ湖ウォーク

コロナ禍に加え、この夏ふくらはぎ肉離れを起こしたため、3月以来「八ヶ岳歩こう会」ウォークへの参加を控えてきたのですが、そろそそろいいかなとこの例会「晩秋の伊奈ヶ湖ウォーク」に参加してきました。

1_集合

昨夜の雨も上がり、レストハウス伊奈ヶ湖前の駐車場集合時はこんな霧の中うっすらと紅葉が見える幻想的な雰囲気。

 

2_これからスタート

リーダーさんからの話や事前ストレッチも終わり、スタート時には霧も晴れて美しい紅葉が姿を現しました。。

 

3_北伊奈ヶ湖見えた

駐車場から林の中を下るとすぐに北伊奈ヶ湖畔に到着です。紅葉はちょうど見頃、グリーンの湖水も印象的です。

 

4_湖面に映る

静かな湖面にも紅葉をよく映しています。

 

5_林間遊歩道

下りたときとは異なる林間の歩道を登って、今度は南伊奈ヶ湖を目指します。

 

6_南北伊奈ヶ湖紅葉

南伊奈ヶ湖湖面にせり出した楓の紅葉。

 

7_南北伊奈ヶ湖紅葉2

こちらはちょっと見上げて。今が見頃ですね。

 

8_湖畔遊歩道

湖畔を巡る遊歩道もいい雰囲気。

 

9_水路

湖に流れ込む流れも石を配して綺麗に整備されています。それに雨上がりの苔がまたいい。

 

10_南北伊奈ヶ湖遠景

少し遠くから湖岸を撮りました。

 

11_菖蒲池湖畔

南伊奈ヶ湖から直線的な階段を下るとすぐに「菖蒲池」。湖岸には木道がつくられていて、また違った雰囲気が楽しめます。

 

12_菖蒲の花

名前の通り菖蒲の花が咲いていました。その季節ではないと思うのですが・・・・?

 

13_樹下の苔菖蒲池近くの樹下、苔のじゅうたんが綺麗!

 

14_南北伊奈ヶ湖遠景再び南伊奈ヶ湖に戻って、ちょうど日が射してきた湖岸のどうだんつつじの紅葉です。

 

15_展望台より甲府盆地を望む昼食前最後は集合場所近くの展望台からの眺望、甲府盆地が見下ろせます。

 

16_落葉展望台から、黄色の落葉が一面に敷き詰められて中を駐車場へと引き返します。

 

17_檜林昼食後は櫛形山登山道を少し登って、檜の巨木林立ゾーンを歩いてきました。間伐・間引きして倒された幹が風化し苔に覆われて独特の光景です。

30分ほどで引き返して本日のウォークは終了。駐車場を中心に放射状に3つの湖水・展望台・檜林と変化に富み、ゆるやかなウォークの中でちょうど見頃の紅葉を楽しめて久しぶにウォークを楽しめました。ウォーキング、やっぱりいいな!

リーダーさん・サブさんご苦労様でした、そしてありがとうございました。