カテゴリー別アーカイブ: ウォーキング

八島湿原一周

7月31日、年に一度は訪れたい「八島湿原」に行ってきました。一周3.7kmをゆっくり散策。

茅野諏訪ICから一般道、上諏訪から一気に山を登り霧ヶ峰へ、そしてやや下って八島湿原駐車場へ。上諏訪では気温27℃が八島湿原駐車場では20℃、涼しい~。

 

c_八島ヶ池

 

駐車場から車道を横切るトンネルを抜けて広場へ、ここで湿原が見渡せるはずが前方の草木が生長したようで、すこし下って八島ヶ池が見えてきました。

 

c_木道

 

湿原一蹴の3分の2ほどはしっかり木道が整備されていて嬉しい。

 

c_鎌ヶ池

奥まったところにある「鎌ヶ池」、こちらのほうが湖面はきれいです。

この日はやや曇りがち、おかげで入口の対岸の日差しにさらされる車道を歩くときもさほど暑くなく助かりました。お昼過ぎ、歩き終わっても23℃くらいの涼しさ、生き返ったようです。

c_車山肩帰りに「車山肩」に駐車。遊歩道を少し歩いて八島湿原方面を眺望。ここのニッコウキスゲは盛りを過ぎてわずかに見られるくらい。次は見頃の時期(6月末か7月初め)に来たいものです。

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「火とぼしの道の鏝絵を巡る」

鏝絵巡りシリーズ第14回
「火とぼしの道の鏝絵を巡る」

のウォーキングがありました。今回私は企画側。

茅野駅に集合して、路線バスで縄文の湯バス停下車、ここがウォークのスタート地点です。駅では会員11名、一般参加1名の計12名がバス乗車。バスから降りるとFさん夫妻が待ち構えていて、今日は計13名でのウォークです。

 

Imgp3403駐車場で準備体操をした後ウォークスタート、今日はウォーク日和。

Imgp3404まずは八ヶ岳に向かって東進。車道の脇にこんなお洒落な歩道が、木陰が嬉しい。

 

Imgp3406エコーラインに出て右折、しばらく南へ進みます。背後に見えるのは車山・蓼科山など。


Imgp3407上場沢交差点を右折、すぐに脇道へ。ここからは未舗装の道。でもこんな道が嬉しい。


Imgp3408林間の道は涼しい。みなさんに喜んでいただきました。


Imgp3411
上場沢集落にでてすぐに鏝絵登場、これは大黒様。(写真をクリックして拡大写真をご覧ください)

 Imgp3416軒下に薪を積み上げた蔵がありました。この蔵の前には馬頭観音と千手観音、そして蔵の丑鼻には鶴亀の鏝絵(リンクをクリックして拡大写真をご覧ください)

 

Imgp3417この蔵には大黒様。(写真をクリックして拡大写真をご覧ください)


Imgp3420集落の中を上って、


Imgp3424これはまた新しい蔵。両面に鏝絵、東は大黒、西は。そしてハチマキ部にもカラフルな若葉でこちらはグラジオラスのような花が描かれています。(それぞれリンクをクリックして拡大写真をご覧ください)


Imgp3428珍しい八重のオダマキに思わず立ち止まり、パチリ!

Imgp3430前方左手に大泉山。この右手には小泉山があり、双方の山の頂上で行なわれるどんど火焼きのような子どもたちの行事が「火とぼし」。


Imgp3434上場沢集落を後にして県道17号(茅野北杜韮崎線)を南へ。後方は霧ヶ峰高原。

Imgp3436大日影集落着。県道沿いの蔵にある「大黒様」。


Imgp3437県道東側集落にはいってしばらく進むと双体道祖神を発見。仲良く手をつないでいてほのぼの、いいですねこういうの。


Imgp3454更に進むと立派な鏝絵蔵があります。東西の丑鼻にそれぞれ「大黒様」と「恵比寿様」。ちょうど家の方がいましたので庭に入らせてもらって虹梁の亀をたくさん配した鏝絵、その木口部には東は「牛と馬」、西は「うさぎ」を見せていただきました。牛馬は珍しい!(それぞれリンクをクリックして拡大写真をご覧ください)


Imgp3452 すぐ隣の蔵にはきれいな「月に亀」がありました。(写真をクリックして拡大写真をご覧ください)Imgp3456引き返して先ほどの蔵の前で集合写真

 

Imgp3459下見ウォークでは気づかなかった鏝絵も発見、こちらは「大黒様」。

 

Imgp3462大日影集落を後にして県道に戻ります。



Imgp3467県道沿いで目にする大きな土偶の像。ここは体験工房のようなものでしょうか。建物の軒下にはこんなものも。(写真をクリックしてご覧ください)

 

Imgp3469御作田集落にはいりました、ここは「鶴と亀」。


Imgp3470お洒落な表札(?)。いいな、こういうの。


Imgp3473皆さんが見上げているのは・・・・ (写真をクリックしてご覧ください)
Imgp3474 こちらは道路から遠いのだけど、・・・・ (写真をクリックしてご覧ください)

Imgp3476午前の部の鏝絵は見終わり、トイレを求めて(笑)上り坂を。美事にカーブした多留姫大橋の下に、

Imgp3478目的の昼食場所:「多留姫文学自然の里」に到着。

 Imgp3484公園内で集合写真、そして午後の部スタート。

 

Imgp3485これは大きな蔵。立派な覆いが施されていると、「どんな鏝絵が?」と期待してしまいます。この蔵には大判の「鶴と亀」。(写真をクリックしてご覧ください)

 

Imgp3491この道が「火とぼしの道」。左に見えるのが小泉山。

 

Imgp3498古田の集落にはいりました、ここも鏝絵処。この蔵には東西の丑鼻に「大黒」・「恵比寿」、そして虹梁の「波に亀」、木口部分には「鶴・亀」が配されています。(それぞれリンクをクリックして拡大写真をご覧ください)


Imgp3499蔵の形に合わせてきれいに切りそろえられた生け垣。

 


Imgp3500火とぼしの道沿いに鏝絵蔵が2棟。こちらは「大黒様」(写真をクリックしてご覧ください)


Imgp3504こちらも「大黒様」(写真をクリックしてご覧ください)

Imgp3506この蔵は先ほど生け垣をきれいに刈りそろえてあった蔵の反対面、おなじみの「大黒様」です。


Imgp3507再び集落に入って、こちらも「大黒様」。

Imgp3509大黒様は人気No1です。


Imgp3512ちょっと肥満気味な「うさぎ」


Imgp3515ピンクのルピナスは珍しいとの声


Imgp3516小さな蔵ですが両面に鏝絵、こちらは「SA」とアルファベットは入っています。どんな意味があるんでしょうか?反対面は「波に千鳥」。(写真をクリックして反対面の鏝絵をご覧ください)


Imgp3524

こちらの蔵にも「大黒様」。古いものでしょうか、大分色褪せています。(写真をクリックして鏝絵をご覧ください)

 

Imgp3520南向き斜面に沿って家並みが続き、斜面の付け根に道路が延びています。

Imgp3530下古田にある真徳寺の立派な建物。ゴールはもうすぐ。

 

Imgp3532ユニークな形の「にゅう」が3体。おもしろい。

Imgp3540着きました、ゴールの理科大バス停。余裕を持ってウォークを終わることができました。

ほぼほぼ緩やかな下り坂の今回のコース、ゆったりと完歩することができました。風もないおだやかな日でよかった。参加のみなさん、ありがとうございました。またサブのMさん、お世話になりました。

清春四季の郷ウォーク

昨日、長坂で開かれる「清春四季の郷ウォーク」に参加してきました。新型コロナ感染者数増の中のためか参加者は40名くらい、こじんまりとしたウォーキング・イベントでした。

長坂「森林公園」発着の林の中も多いコース、暑い時期ではありますが楽しいコースでした。
キツネノカミソリ1途中、キツネノカミソリの群生地があり今がちょうど満開、いいときに見ることができました。この花は彼岸花の仲間なのだそうです。

 

キツネノカミソリ5そういえば林の中の群生の様子、彼岸花に似ています。

 

「都留市の水力発電今昔物語」ウォーク

遅くなりましたが、5月23日の「都留市の水力発電今昔物語」ウォークの記録です。

かつて都留市で暮らしていた私、「山の上にレトロな水路橋があったよな、国道から見えるところにもレンガ造りの水路橋が見えたよな」と思い出し、これは面白いウォークになるのではと計画しました。スタートは富士急行線十日市場駅、ゴールは同じ富士急行線禾生駅です。本当は東桂駅スタートで鹿留発電所、それから鹿留川を渡る水路橋も見たかったのですが、時間的にちょっときついなと考えた次第です。

さて、ウォーキング当日です。北杜市からは大月駅で乗り換え、ホームの陸橋の階段ステップをみると、

Imgp0077 Imgp0078

楽しい絵が描かれています。そういえば大月にも「桃太郎伝説」があったかな?

 

Imgp0079 Imgp0080

富士急行線は電車もカラフル、列車ごと装飾・色合いも違います。

 

Imgp0082

社内のシートには富士山が逆さ富士とともにパターン化されて描かれています。さすが富士五湖という大観光地につながる路線、視覚面でもサービス満点です。

で、ついたのは十日市場駅。ここは無人駅でトイレもなし、駅前の広場もなく開会セレモニーは少し歩いて田原の滝前で。

 

Imgp0083

今は桂川の水量も豊富で3段の滝は迫力満点。深い谷の側面は柱状節理が発達していてこれも見ものです。この滝の上奥には富士急行線が通っていて、運が良ければカラフルな電車を一緒に捉えられるカメラスポットでもあります。

 

Imgp0084

田原の滝のこの眺望は国道の旧道に架かる橋からのもの、そしてその橋の東詰めはちょっとした広場になっていて、この滝を詠んだという芭蕉の句碑

「勢あり 氷柱消えては 滝津魚」

が建っておりそのそばには芭蕉様が腰掛けています。下見の時にはこの芭蕉様もマスクをしていたと思うのですが、今はマスクから解放されたようです。

ここで改めて本日のウォーク開始のちょっとしたセレモニー、準備体操、そしてウォークスタート。
Imgp0085江戸時代初期に作られたという水路を渡るとすぐに富士急行線の踏み切り。ここは何と手動踏み切り、自分でバーを持ち上げて線路内に入り、また持ち上げて出るのです。で「開いた後は必ず閉じておくように」との注意書きがあります。Imgp0088

「囚われ人」ではありません。運動公園らしきエリアを通り抜けると道路に鉄扉、下見の時にはなかったんですけどね。さいわい端には人が通れるだけの扉がついていました。

 

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山の手の小道をすすむと道路脇の建物の壁にこんな絵が、楽しいですね。ここはバッテヒングセンターかな?

 

Imgp0091

こんな鳥居と石段を見つけると登ってみたくなるのですが、今回は先を急ぎます。

 

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西願寺の枝垂れ桜、有名らしい。花の季節に来てみたい。

 

Imgp0094寺の裏山に登ります。ここは今回のコースで唯一の急な上り坂である鍛冶屋坂。でも距離はわずか。

 

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坂を登り切ると見えてきました、発電所への水を運ぶ「鍛冶屋坂水路橋」。

 

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ここは本日のメインの見学場所の一つ、そこでみなさん勢揃いしてカシャッ!
Imgp0101

上からの眺めも見ようと脇の急な階段を上ります。

 

Imgp0102上から見た水路橋、かまぼこ形とでもいいましょうか、この姿にがっかりした人も。水の流れが見えるのを期待したんでしょうかね。落ち葉が入るのを防ぐためには上部をおおってしまうのもやむを得ないんでしょうね。でもこれはこれでまたいい。
Imgp0108 次に向かったのは谷村町駅の裏手にある、桂川を渡る吊り橋:城南橋。自動車が通行する吊り橋は珍しいのではないでしょうか。この私たちが立っている場所には温泉宿があったと思うのですが?橋の名前も確か「川棚橋」だったよな。
Imgp0112橋から引き返して谷村町駅のすぐ近くにあったお店。踏み切りの警報器が立っていてレトロの雰囲気がおもしろい。
Imgp0113数日前、BSで日野正平さんが自転車で案内する「にっぽん縦断 こころ旅」でここ谷村町駅の駅舎内にある鏡を紹介していました。みなさん「どれどれ」と・・・・、昭和を思わせる壁鏡でした。

 

 

Imgp0114駅前の公園で昼食タイム、思い思いにベンチに腰掛けて充電です。

 


Imgp0118 午後の部をスタートしてすぐに都留市役所、この敷地内に小水力発電の水車:「げんき君1号」の前で記念写真。江戸時代に作られたという街中を流れる「家中川」に水車をつけて発電しているのです。ここで発生した電力は市役所庁舎内で利用しているとのこと。

 

 

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市役所から南へ向かう広い道、前方に寺が見えます。ここ都留市は国道の南側を国道に平行に走る道沿い(山ぎわ)にはいくつもの寺が並んでいます。
Imgp0124

その道沿いで見つけた郵便受け。こんなおしゃれな郵便受け、好きだな。

 

Imgp0126

ここは円通院というお寺、この六角塔はユニーク。ゆっくりと見たいのだけれど先を急ぎます。

 

Imgp0128

国道がクランク状に曲がるのに伴って、この側道も石積みを見せながらカーブ。

 

Imgp0129

この時期、日陰は有り難い。

 

Imgp0131しばらく歩いてこちらは大月猿橋の駒橋発電所の為の水取り入れ口。

 

Imgp0133

地図上には川茂発電所との名称も載っているのですが、あまり発電所らしい建造物は見当たりません。説明看板くらい欲しいな~!

 

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八王子神社の大銀杏。都留市指定の天然記念物です。

 

Imgp0135

中央道の下を潜って歩道をすすむとまたもや手動踏み切り、富士急行線にはこのタイプの踏み切りが何カ所かあるのかな?

 

Imgp0138駒橋発電所への水路に沿ってすすみ、国道に出たところで水路の上流側を振り返りました。広い水路にネットが張られています。かつてはこういう防護設備はなかったのでしょうが、時代の流れでこういう危険防止策が必須となってきたのでしょうね。

 

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最後は国指定の有形文化財:落合水路橋です。水路橋を見下ろせるところで記念撮影。

 

Imgp0146

レンガ造りの立派な水路。明治期ということを考えると当時の技術の粋を集めた立派な建造物でしょう。レトロな姿がイイ~!南禅寺の脇にもこんなつくりの水路がありましたね。

この後引き返す形で富士急行線禾生駅へ。ここで本日のウォーク終了でした。

天気に恵まれて楽しく歩くことが出来ました。参加されたみなさん、ありがとうございました。サブリーダーのMさん、ご協力ありがとうございました。

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武川・桜巡りウォーク(下見)

このウォークは4月15日に予定されているのですが、桜の開花が思いのほか早く、リーダーさん達のはからいで下見ウォークを自由参加にしてくれたのです。

 

01_集合

集合場所は甲斐駒センターせせらぎ駐車場、この日集まったのは9名です。ご覧の通り雲一つない絶好のウォーク日和です。

 

02_やぶこぎ

広い田園地帯から山高地区へ向けていきなりの上り、何と使われてない道路を選択して半ば藪漕ぎ状態。ま、こういう道もいいか。

 

03_山高へ上る歩道

車道に出たあと一段高いところにある歩道にのぼります。

04_標高標識歩道には標高2mごとにこんな標識が埋め込まれています。標高30mほどを一気にのぼり、

 

05_展望台

登り切ったところにはご褒美のように桜が迎えてくれます。桜の枝の下の展望台は涼しそう。

 

06_実相寺正面

平坦な道をしばらく行くと最初の目的地:神代桜の実相寺が見えてきました。まずは正面から一枚。

 

07_水仙・桜・山1

外からは見えないのですが、境内にはいると桜の手前の広大な畑が一面の水仙畑、水仙と桜と雪をいただく鳳凰三山、いいながめ。

 

08_水仙・桜・山2

同じような写真ですが、こちらは甲斐駒ヶ岳。

 

09_枝垂れ桜

境内の中は各地の銘木の子桜がいっぱい、これは身延山のしだれ桜の子桜だったかな。子桜とは言っても立派なものばかりです。

 

10_神代桜

そしてこれが天然記念物「神代桜」。樹齢は1800年とも2000年とも言われています。さすがに衰えは隠せませんがたくさんの支柱に支えられながら健気に花を咲かせています。

 

11_一本桜+甲斐駒

実相寺をあとにしてほんの数十メートルのところに無名の一本桜があります。すぐ近くにある木造の建物、背景に甲斐駒ヶ岳、樹勢も盛んで嬉しい一枚です。

 

12_一本桜+八ヶ岳

角度を変えて八ヶ岳を背景にしてみました。

 

13_高龍寺のかやの木1

高龍寺の裏にはかやの木の大木があります。旧武川村指定の天然記念物。

 

14_高龍寺のかやの木2幹はこんな太さ。カヤの材は緻密で固く、碁盤や将棋盤には最良だそうです。

 

15_真原へ向かう舗装した山道を2kmほどすすんでもう一つの桜の名所「真原の桜並木」を目指します。

 

16_真原到着

真原到着。昭和20年代に開拓に入植した人たちが植えた750mの桜並木。樹齢70年ほどの見事な桜並木は今ちょうど満開です。
17_並木左から

並木を抜け出て南側から甲斐駒ヶ岳と一緒に、

 

18_並木右から今度は北側から、

 

19_もっと右

少し離れると並木の長さも感じ取れます。

 

20_草原の向こうに桜並木

今回のウォークは地元にすむ方がリーダー、私たちの知らないビューポイントなどを選んで案内してくれました。草原の向こうに見えるのが桜並木。

 

21_桜並木+八ヶ岳

桜並木の上に八ヶ岳が見えるビューポイント。

 

22_もう一つの桜並木1

真原にはもう一つある桜並木、まだ木は若いですがここも素敵です。

 

23_もう一つの桜並木2

甲斐駒と桜並木の組み合わせもなかなかのもの。

 

24_22_もう一つの桜並木3

甲斐駒の左に見える雪山はアサヨ峰です。

 

25_スモモ畑+アサヨ峰

スモモ畑とアサヨ峰

 

26_スモモ畑+甲斐駒

どこを撮っても絵はがきになりそうです。

 

27_スモモ+桜

スモモの花と桜

 

28_これから上り昼食場所に向かって坂を上り始めます。

29_チロル到着

昼食場所はかつて牧場だった小高いところ、草原で周囲が見渡せる場所で昼食です。

 

30_昼食しながら1桜の向こうに見える八ヶ岳

31_昼食しながら2牧歌的な風景、いずれも昼食を食べながら眺めた景色

 

32_高龍寺の並木

午後の部は緩やかに下り続けるコース、午前中に見たかやの木の高龍寺まで戻ってきました。この寺の山門に続く檜並木の参道もなかなかのもの。

 

33_カタクリ群生最後はこの地区で保護活動しているカタクリの群生地、素晴らしい。

 

34_カタクリ一輪1

かたくりは一輪々々の姿が美しい。

 

35_カタクリ一輪2

花びらが後ろにピンとのばした姿

 

36_カタクリ一輪3

後ろに丸めて鞠のような雰囲気のカタクリ。

以上11kmほどのコースで見た春の山々と桜、桜の名所をよいタイミングで見ることはなかなか難しいのですが、今回はまさにジャストタイミング。しかも地元の人の案内で様々な角度から眺めることが出来ました。

 リーダーさん・サブさん、ありがとうございました。

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小尾街道巡りウォーク(第6回)

甲斐のむかし道・小尾街道巡りウォーク(6)
岩下公民館~みずがき湖

の報告です。

まずは駐車場の広いゴール地点:みずがき湖に集合、その後5台の車に分乗してスタート地点:岩下公民館へ移動。

 

01_集合

ここ岩下公民館は旧岩下小学校の木造校舎。ここで開会、そして事前の準備体操を終えいよいよウォークスタートです。

 

02_ケミトックス

旧校舎は二棟、そのうち一棟は公民館として利用され、本校舎側は民間会社が利用してグランドには太陽光発電設備が並んでいます。
03_岩下

岩下の部落名の通りこの集落を流れる小森川の右岸は立派な絶壁、写真には写ってないなぁ。

 

04_川沿い

塩川の支流:小森川沿いの道を下ります。

 

05_大渡部落

下りきったところは大渡部落。

 

06_祠

民家の脇に祠が、ここからちょっとした峠越えの始まりです。

 

07_狭い道

いまは使われていないかつての歩道の始まり。道沿いの側溝も落ち葉に埋もれて見えず、「気をつけてね!」。

 

08_石仏脇にあった石仏

09_桜? 早咲きの桜が咲き始めています。

 

10_背後に大渡振り返ると眼下に大渡集落。

 

11_峠に向かう

鳥居峠をめざして道なき道(?)を登ります。切り通しの部分が峠、もうすぐです。

 

12_花下を向いて登っていると、足下の花も自然に目にはいります。

 

13_黄色い花

峠で目にした黄色い花、名前を聞いたんだけど忘れてしまった。

 

14_石割り松1今は峠の下に鳥居坂トンネルが通っていいます。峠を下りてトンネル側を振り返ると右に大きな岩石。

 

15_石割り松2

アップです。大石の上に小さな松が立っており、「石割り松」と呼ばれています。90歳代の年寄りの幼い頃とほとんど大きさが変わっていないとか。石を砕きながらわずかの栄養でここまで育った松、年輪はどんなだろうと想像してしまいます。旧道には「石割り松」の看板が立っていたのですが、この新しい道には表示がありません。

 

16_比志集落塩川対岸の比志集落の一角、左端は築120年の古民家を改装して昨年オープンした宿。こうした古民家宿を求めて来る人もいるんですね。

 

17_比志神社鳥居比志神社の鳥居をくぐって境内へ。

 

18_比志神社の大杉

Googleマップにも登場する「比志神社の大杉」、樹齢500年~600年。山梨県指定天然記念物です。

 

19_神楽殿神楽殿が大きい、床の高さは人の頭よりも上。

 

19-2_石碑神楽殿の奥に立っている石碑。「蚕」の文字が見えますね、かつては養蚕が盛んだった土地柄です。

 

20_比志のエゾノキ神社を離れ塩川北側の斜面、そろそろ畑が終わりそうな位置に立つ「比志のエゾエノキ」。山梨県指定文化財です。

 

21_比志ー津金線比志集落を抜けて山間の道路、この道を逆に向かうと津金に出るのですが、我々はかつてのバス停「三軒屋」へ。


22_塩川の河原橋から見下ろす渓谷もきれいで、冬枯れでない時期にも来てみたいなと思います。

23_樫山に向かう道かつては「三軒屋」から樫山集落へと利用した道をのぼって県道へ。

24_県道県道「増富ラジウムライン」、みずがき湖へ向かう長い上り坂。歩道がないので縦一列で。

25_振り返れば南アルプス振り返って今通ってきた比志集落、そしてはるかに南アルプス。

26_白い苔?道路脇の大きな木の木肌には白いものがびっしり、キノコの一種でしょうかね。

27_小休止展望の開けた場所で小休止、向こうに見えるのは旧増富小の体育館。目的地までもう少しです。

28_昼食場所 着きました、昼食場所兼今日のゴール地点:みずがき湖ビジターセンター。ここで昼食です。

29_午後スタート昼食・充電のあとは紅葉の名所「通仙峡」まで往復です。

30_トンネル通仙峡は塩川ダム(みずがき湖)に沈んだ塩川集落から増富温泉へと抜ける渓谷で、かつてはバスも通った道なのですが、今はバイパスのように自動車道はルートが変わってしまいました。今では通行止めのこのトンネルを抜けるとその通仙峡です。

33_渓谷の道通仙峡に沿った道路は落ち葉に埋もれていて、これはこれでウォーキングには嬉しい。

32_渓谷道路から見下ろす渓谷。こんな渓谷美が延々と続きます。

31_枯葉に埋もれる石仏道路脇でお地蔵様が落ち葉に埋もれて立っていました。バスタオルをマフラーのように羽織っている姿がまた微笑ましい。

34_トンネル 午後の部30分ほど歩いてUターン、再び塩川トンネルを抜け、

35_みずがき湖みずがき湖畔にもどってきました。

36_スタンプ最後にウォーキングダイアリーにこの日のスタンプを頂いて解散。

今回も天候に恵まれました。家を出るときは風が強かったのですが、山間の今日のコースでは風も気にならず楽しくウォークを終えることが出来ました。リーダーさん・サブさん、ありがとうございました。

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とみざわの六地蔵

とみざわの六地蔵

12月に「とみざわの六地蔵巡りウォーク」が計画されています。「参加したいな」と思っていたのですがこの日は都合が合わず見合わせ。そこで個人的に歩いてみることにしました。とみざわ道の駅駐車場に車を止めてのウォーク、富士川の支流を遡って歩くこと一時間超でこの六地蔵公園に到着。六地蔵公園とう名称から新しいお地蔵様が並んでいるのではと想像していたのですが、みると歴史を感じさせるお地蔵様、富士を背にして並んでいます。後ろには茶畑があり、新芽の季節にはやわらかな若葉を背景にまた美しいだろうな。このお地蔵様は江戸時代1722年造立、かつてはここに明岳院というお寺があったとのこと。人口流出で寺も無くなってお地蔵様だけが残されたのでしょうか?

でもこうしてこの地での立ち姿、いいな。桜も植えられており四季折々の風景の中にたたずむお地蔵様が見られそうで、また来たいな。

 

蛾ヶ岳ハイキング

11月24日、「蛾ヶ岳(ひるがたけ)ハイキング」に参加してきました。「蛾(が)」という字を「ひる」と読む、不思議です。

 

01_集合甲府盆地の南端、市川三郷町の碑林公園に集合して数台の自動車に分乗しここ四尾連湖駐車場に来ました。この日の参加者は15名。リーダーの挨拶の後ストレッチをしてスタート。

 

02_スタートとりあえず四尾連湖には回らず、蛭ヶ岳への登山道をのぼりはじめます。

 

03_急な上りいきなりの急な上り坂がしばらく続きます。

 


04_木の葉の中を林の葉はほぼ落葉して、一面の落ち葉のなかを登ります。

 


05_大畠山到着 やがて「大畠山」の看板、最初の急坂は登り切りました。ここで小休止。

 

06_ここから緩やかここからはなだらかな尾根道が続きます。

 

07_まだ紅葉見回すと楓だけはまだ落葉せずに紅葉を残しています。

 

08_馬の背尾根道は時にはこんなに細くなります。道の左右は急勾配で落ち込んでいてちょっと怖い。


09_樹間に四尾連湖「四尾連湖が見えるよ~!」、普段なら見えない四尾連湖が落葉しているおかげで見えました。


10_小さなピークを越えて今度は緩い下り坂。

 

11_落葉を踏みしめて落ち葉が分厚く積もっている中を、


12_「さくさく」と踏みしめて・・・・。

13_檜の下曲がった巨木は檜かな?

 


14_檜林の中は暗い常緑樹の林の中は暗い。地面に届く光が少なく、下木下草が少なく多様性が損なわれているという。

 

15_斜面をギザギザに道は急傾斜をジグザクに進みます。


16_朴の木の絨毯ここは朴葉のじゅうたん。


17_朴の木じゅうたんの持ち主はこの朴の木。

18_厚く積もった落ち葉ここでも道が埋もれています。


19_沢を渡る橋ほぼ尾根道にも一つだけ沢を渡る橋がありました。


20_霜柱今シーズンはじめて見た霜柱。


21_西肩峠西肩峠までやってきました。ここで小休止。ここから頂上までまた急登です。看板によると山頂まで15分、「本当かな?」。


22_ここから直登まさにまっすぐ登る急なのぼり。


23_きつい登りあえいで登ります。

24_まだまだ下から見上げて「あそこまで」と思っても、まだまだ急登は続くのです。


25_つきました頂上着きました、蛾ヶ岳山頂。目の前に富士山の雄姿、感動です。


26_集合写真まだ後続の人は到着してないのですが、とりあえず集合写真(の練習)。


27_北側は甲府盆地北側に目を移すと甲府盆地が広がっています。その向こうはどうやら八ヶ岳、でも雲がかかっています。


28_西に四尾連湖さらに西を向くと南アルプス、残念ながら北岳など奥の高い山々は雲の中。手前には四尾連湖があおい水をたたえています。


29_昼食と、ひとまわり見回し全員で集合写真を撮ってから思い思いの場所で昼食。みんな富士を眺めながらの昼食です。

30_午後の部スタートこの日は風がちょっと冷たい日、幸い日差しには恵まれましたが寒くならないうちにと早めに下山をはじめました。


31_急な下り急坂は下りこそ慎重に、


32_西肩峠でも下りはあっという間、登りは20分でも下りは10分もかからず西肩峠まで下りてしまいました。


33_軽快にここからは緩やかな道、気持ちも穏やか~~~。


34_軽快に軽快に!

35_軽快に軽快に!

36_馬の背今日のコースで細い尾根道は3ヶ所。


37_裸木の中の紅葉チラチラと残る紅葉を見る余裕も。


38_帰りは右方向大畠山まで帰ってきました。左が登ってきた道ですが、「帰りは右をいきます」とリーダー。すかさず

「近道?それとも遠道?」
「遠道だよ。」
「ええ~!」「登りはあるの?」「もう登りはイヤだ~!」

40_林間の歩道で、こんな道に「ほっ!」

41_林道に出た軽トラも通れるような林道に出ました。


42_四尾連湖到着そして、最終目的地:四尾連湖に到着。湖畔はロッジやキャンプ場が整備され、ボートも浮かんでいます。


43_休憩湖畔のロッジでゆったりと時間をすごして、


44_プランター駐車場に向かいかけたところ、こんなプランター(?)を発見。いいな、こういうの。


45_四尾連湖にお別れ四尾連湖ともお別れ。


46_帰ってきましたスタート地点に戻ってきました。

この日は気温はちょっと低めでしたが、穏やかな日差しに恵まれ頂上での素晴らしい眺望にも恵まれてみんな大満足。嬉しいウォーキングでした。リーダーさん・サブさんご苦労様でした、そしてありがとうございました。

小尾街道巡りウォーク(第5回)

コロナ禍で活動休止していた八ヶ岳歩こう会も10月から再開。しかしなかなか都合が合わず会のウォーキングに参加できなかったのですが、先日の

甲斐のむかし道・小尾街道巡りウォーク(5)

に参加してきました。久々のウォーキング、そしてその報告です。

小尾街道は別名:穂坂路とも呼ばれ、甲府から茅ヶ岳の麓を回って長野県川上村に至る古道です。今回はその第5回で須玉町江草地内、両組地区の根古屋神社から八巻地区を経て岩下地区までのコースでした。

 

Imgp937710:30、根古屋神社に集合してまずは集合写真、そしてスタートです。

この神社は鳥居の左右に国指定天然記念物の大ケヤキがそびえており、地元では「田木・畑木(たぎ・はたぎ)」と呼ばれています。それぞれのケヤキの根元には大きな石があり、石の上部が平らな方が「田木」、傾斜のある方が「畑木」です。

 

Imgp9368これは「田木」、見事な大木ですが雨で浸食されないよう洞を補修材で埋めてしまった姿は痛々しい。


Imgp9374神社の道向かいには丑鼻に鏝絵がほどこされた蔵があります。

Imgp9375松に鷹の図案はよくあるのですが、ここは「楓と松に鷹」。珍しい。

 

Imgp9379街道を少しだけ逆戻りして、ここは根古屋の口留番所跡。石造物と高い石垣がその名残らしい。小尾街道に口留め番所は4ヶ所あったのだそうですが、今回はその2ヶ所を巡ります。
Imgp9380

このあと山城の獅子吼城址に登る予定だったのですが、時間の都合でここに上るのは見合わせ。登り口だけ見て次へ向かいました。

 

Imgp9381この獅子吼城址の麓から塩川下流方向に視界が開けています。

 

Imgp9383改めて上流方向に向かい、再度根古屋神社前へ。ここに見えるのは「畑木」の方、巨木の様子がおわかりいただけると思います。

 

Imgp9384集合場所だった駐車場の楓も紅葉の盛りです。

 

Imgp9385次の目的地は廃校になっている旧江草小学校。これは校庭への門の前石段を登るところ。校庭下の土手に植えられた樹木が立派な並木になっています。ちょうど紅葉のよい時期です。
Imgp9386

校庭に入るとそこは古タイヤで囲まれたゲートボール場、校庭からさらに一段高いところに古い校舎が今も建っています。昭和の面影を残すこの校舎、2005年に放送された国仲涼子主演のテレビドラマ「みんな昔は子供だった」のロケに使われたのです。職員室などこの中での撮影。校舎は今では老朽化が進んでいるのですが、紅葉に囲まれて良い雰囲気です。

 

Imgp9389

校庭に群れるのは我が歩こう会の面々。ゲートボール場以外は草芝生で、ここでも紅葉に囲まれてホッと一息。

 

Imgp9392小学校の隣地には中学校があったのですが今は校舎は無く地域のスポーツ広場となっています。ここからは遠くに瑞牆山が望めます。

 

Imgp9395再び歩き始めました。県道をできるだけ避けてたんぼ道をすすみます。振り返るとこの日は登れなかった獅子吼城址の山が空に突き出ています。見晴らしもよさそう、登りたかったな。
Imgp9398次の目的地は十五所神社、社殿の中にあげていただき宮司さんのお話しを聞くことが出来ました。この江草地区には十五の神社があり、それを束ねる神社とのこと。神社のお参りのマナーなども教えていただきました。脱いだ靴を外へ向けること無く神殿を向いたまま上がり、かえりにはこのように神殿に背を向けないように靴を履いてお辞儀をして帰るのだそうです。
Imgp9399

次の目的地は「馬場の口留番所跡」。しばらく県道を進んだ後、一段高いところにある馬場集落に向けて急な坂を登ります。

 

Imgp9401

馬場集落に入り小さな路地をはいると番所跡の建物があります。トタンを被せた藁葺きの質素な建物、下から見ると屋根材の藁には籾がついていました。しっかりとは稔らなかった稲わらをそのまま屋根葺きに使ったようです。

 

Imgp9402口留番所跡の入り口近くには「萬霊塔」の石碑や「秋葉山」の石灯籠が並んでいます。

 

Imgp9403馬場集落から再び県道に下る坂道、道路脇下手を見下ろすと林の中の黄葉がまたきれい。

 


Imgp9409

ここは県道沿いの旧家、ちょうど見頃を迎えたカエデと立派なかやぶき屋根の組み合わせは目を惹きます。手前には太い薪がきれいに積み上げられています。

 


Imgp9411八巻の県道を離れて落ち葉の路を下り、塩川を渡って漆戸集落へ向かいます。

 

Imgp9412漆戸集落から岩下地区へ抜ける道も林の中。黄葉と木漏れ日の中をすすみます。

 

Imgp9416この日最後の見学場所「岩下の十王」。十王信仰は死者が冥土に行くと寒さや飢え、渇きに苦しみながら初七日~三回忌までのあいだ冥土にいる十王のもとをまわり生前に行ったことの裁きをうけるというもの。中でも最大の難関は閻魔大王の裁きで、この際に遺族が手厚い追善供養を行えば判決がよくなるとのこと。そこでこのような十王がまつられているのです。
そしてこの十王像十体がそろっているのは非常に珍しいのだそうです。しかもここには裁きの際に生前の善悪を映し出す「浄玻璃鏡」や裸にして生前の罪の軽重をはかる「業秤(ごうばかり)」もそろっているのです。十王像は金網に囲まれて配置されているのですが、屋根がないのは石像の苔が枯れてしまわないようにとのこと。

ここからゴール:岩下公民館までは10分ほどの下り坂。ゴール後、事前に置いておいたメンバーのマイカー4台でスタート地点に戻ってこの日のウォークを終えました。一週間ほど前から雨予報だったのですがこの日は穏やかに晴れ、暖かな日差しの中、紅葉に彩られた自然の中を歩くことが出来ました。

リーダーさん・サブさん、おかげで楽しく嬉しい一日でした。ありがとうございました。

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ツツジとシャクナゲ

白州町台ヶ原駐車場に車を止めて花水集落を巡るウォークをしました。

 

黄色ツツジ

歩き始めてすぐ見つけた道路脇の家のツツジ、黄色のツツジって珍しいですよね。

花水1-2花水集落は立派な家が多く漆喰壁の蔵も数多くあります、探してみると絵柄の鏝絵蔵が1件ありました。団扇を持った布袋様、なんとなく愛らしい。

 

シャクナゲ

見上げるほどに育ったシャクナゲの木を見つけました。みているとその家の人が声をかけてくれました。

「立派なシャクナゲですね。」

というと。

「肥料をやっているもの。」

とのこと。大事に育てているんですね。