月別アーカイブ: 2016年2月

写真展と児童合唱

フクロウ写真展1

齊藤嶽堂写真展
八ヶ岳のフクロウ/神威(カムイ)の在処

と題する写真展に行ってきました。この写真は会場の玄関に貼ってあったポスターですが、この前近くの会場で全日写連韮﨑支部の写真展をのぞいた折りにこのポスターの縮小版のチラシをいただきました。木の洞にうずくまっているフクロウの姿の写真、何ともいい写真でこれを見に行ってみようと思ったのです。

 

フクロウ写真展2

会場は八ヶ岳の西に位置する長野県原村の八ヶ岳美術館(原村歴史民族資料館)、林の中のモコモコとした建物が個性的です。

窓口で入場料を払って入ろうとしたところ、「今日は地元原小学校の音楽コンサートが美術館内で行われるので、正午からの入場は無料です。」とのこと、ラッキーでした。

敷地内の林の中には金属彫刻が点々と配置されています、更に館内にもたくさんの金属彫刻が。武蔵野美術大学をひらいた清水多嘉示氏がこの村の出身で、その作品が多く展示されているのです。また村内に大規模な縄文集落が発掘され、出土したおびただしい土器・石器なども展示されています。縄文期にもこんなに立派で芸術的な土器があったんだと感心させられました。

それから齊藤嶽堂写真展、これは二つのコーナーに分かれ、一つは八ヶ岳山麓でのフクロウの写真集、もう一つは厳寒の北海道での動物写真集でした。齊藤さんはフクロウに魅せられて八ヶ岳山麓でのフクロウ保護活動をされているのだそうです。フクロウは自然のバロメーター、フクロウが生活していると言うことは餌になるネズミやモグラなどの小動物がいると言うこと、その小動物の食料がまた豊富にある豊かな自然であるということなのだそうです。フクロウの保護は自然保護。元来は樹木の洞に巣を作るのだそうですが、適当な木が切り倒されてしまっているため巣箱をもうけて人工的な手助けもしているのだそうです。そうした巣の中の様子、ふ化から成長に至るまでのフクロウの子育て・見守りの様子などがたくさんの写真で見てとれます。
動物写真を撮るための苦労も紹介されていました。寒さに耐え根気強くシャッターチャンスを待ち続けるという動物写真の世界、驚くばかりです。
そしてもうすぐこの齊藤さんのプライベートギャラリー「ふくろうの里」が私たちの近く:山梨県清里にオープンするのだそうです。楽しみ!

 

 フクロウ写真展3

写真展を見ている間にこどもたちの歌声がきこえてきました。13:30からのコンサートのリハーサル、そしてリコーダーの合奏も。リコーダークラブは20人程度、正確には数えてないのですがソプラノ・アルトリコーダーはもちろん、テナー3本(?)、バス2本、コントラバス1本と本格的です。低音も悠々と流れて立派なものでした。合唱の先生の熱心な指導、こどもたちの一生懸命に歌っている姿も印象的でした。
やがてこどもたちの保護者らしき人たちが続々と詰めかけて80席ほどの椅子は満席、立ち見の人も居る中でコンサートが始まりました。私たちは合唱だけ聴いて引き揚げたのですが、朝ドラの主題歌「365日の紙飛行機」や「金比羅船々」等々の曲、いずれも熱演でした。写真の手前に立っている大きな陰は指揮者ではなくて彫刻です。美術館の彫刻に囲まれて行ったコンサートもこどもたちの記憶に残ることでしょう。

なおこの写真展は3月27日まで開催中です、お出かけしてみませんか。

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梨大合唱団夏合宿の感想3

夏合宿の感想を以前アップしましたが、団内誌に一緒に掲載された別の方の感想を追加しました。「N.R.さんからの手紙」です。この方の音楽に対する純粋さが伝わってきます。また、合宿中に行われたミニコンサートのことや、先生が日頃言われていた自然食のことなども伝わってきます。

 

投稿・寄稿
http://susuki.chips.jp/?page_id=1470

からこの「山梨大学合唱団関係」を選び、表示されるページの末尾、「N.R. さん からの手紙」をクリックするか、または直接

梨大夏合宿の感想3
http://susuki.chips.jp/?page_id=5890

をクリックしていただき、ご覧ください。

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「今月の一曲」をお聞き下さい

一曲だけですが分離唱の合唱を聴いていただけるようにしました。

今月の一曲
http://susuki.chips.jp/?page_id=5915

をクリックするか、ページ上部のメニューから「今月の一曲」を選択し、プレイ・ボタンを押して下さい。

音楽ファイルの大きさに制限がありますので、短い曲に限られてしまいますが、これから毎月一曲を選んで聴いていただこうと思っています。どうぞお聴き下さい。

舞楽詩「風の又三郎」

風の又三郎1風の又三郎」
-宮沢賢治童話集Ⅰ-
春日部たすく 画
岩波書店

 甲府の幼児教育に尽力している寺のボランティアグループの主催で表記の舞台があり、昨日見てきました。劇団は「わらび座」、もちろん宮沢賢治作品の「風の又三郎」が原作です。しかし私はこれまでに読んではいなかったので、この日に備えて読んでみました。一度読んでみてもちょっと難しいな、ともう一度。で、この舞台で賢治の世界を感じさせてもらおうと言うわけです。

 

風の又三郎2

 舞台は踊り歌い演奏する、どの役者さんもこれらを全てこなして表現するものでした。序章があり、東北の四季を賢治の他作品「水仙月の四季」・「早春独白」・「高原」などから神楽・鬼剣舞・東北の手踊り・鹿踊りをみせてくれました。

そして「風の又三郎」のはなしに入っていきます。冒頭から「どっどど どどうど」というこの作品特有の嵐のような強風を太鼓と棒術を駆使した踊りでみごとな表現でした。身につけたマントを動きの中で翻し、止まっているときにもフワッとさせるなど、又三郎ぶりもまた魅せてくれました。原作からのアレンジもあり、一郎の弱さや三郎の「風の又三郎」ぶりなど一段とクローズアップして、舞台化した作者と劇団の表現は原作とは少し変わってきている新たな解釈を迫力ある音楽と踊りで堪能しました。

 

風の又三郎3

よかった~!

「すすき’s Blog」10歳!

「すすき’s Blog」を書き始めて10年が過ぎました。

ブログが一種のブームであったかのような頃に始めたのですが、今は環境がかなり変わってしまったようです。以前のブログサービスが閉鎖されてしまったのも、人の目がブログから他のツールに移ってしまったためでしょう。

でも、おかげで単なるブログから、レンタルサーバー+WordPressという新たなツールに出会うことができました。ブログのほか、固定ページと呼ばれるページを組み立てて分離唱の合唱の資料サイトのようなものもできたらいいなと牛歩の歩みをすすめています。

訪問していただいている皆様、これからも「すすき’s Blog」+「すすき’s Page」をちょっとだけ気に留めていただけると嬉しいです。

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第8回さらりと音楽談義

7th音楽談義1
先月は大雪の直後で断念、2か月ぶりの参加でした。今回のモチーフは~楽器の歴史~。
会場である部屋に入ったところにテーブルが置かれ、その上にお花がいけてありました。お花と藤原先生のヴィオラ・ダ・モーレによる「アヴェ・ヴェルム・コルプス」に迎えられました。贅沢!

集まったのは先生・スタッフを含めて16名、2か月ぶりに参加すると「ずいぶん大きい集まりになってきたな」と感じました。

7th音楽談義2

先生の話が始まりました。楽器には動物の臓器が使われたこと、胃や小腸(ガット)など。動物の胃が楽器の胴の部分に使われたことなどがポスター様の印刷物で紹介されました。ガットといえばテニスラケットに張る糸を思い浮かべますが、弦楽器の弦にもガットが使われてきており、柔らかい音色だが伸びやすく長持ちしない、しかし現在もこだわりのある演奏者はガットを使うそうです。一見金属弦のように見えるものもガットの上に細い金属線をきっちりと巻いてあるとのこと。植物では葦が話題になりました。あし笛もありますが、オーボエやファゴットのリードは葦で作られてきているのだそうです。

ヴィオラ・ダ・モーレの「ダ・モーレ」という言葉は「愛」をあらわすこと、レストランなどの店名にもよく使われ、この名前の競馬馬もあったがあまり強くはなかったなんて話には笑いを誘われました。ヴィオラ・ダ・ガンバの「ガンバ」は足を表わす言葉、だからサッカーチーム名にも使われたりしているが、楽器に使われるのはその楽器が足の上に乗せて奏するような楽器であるときだとか。

インドにシタールという共鳴弦のついた楽器があり、それがヨーロッパに伝わって共鳴弦がついたヴィオラ・ダ・モーレが生まれた。またシタールが東洋に伝わり琵琶がうまれた。両者はよく似た楽器で調弦や奏法によってはヴィオラ・ダ・モーレで琵琶を奏しているかのような演奏ができることを、実際に演奏してみせてくれました。

7th音楽談義3

今回は参加者が取り囲んだ中央にはヴィオラ族の楽器が3台並べて置かれていました。手前の一番大きなのはテナー、中央はバッハの生きた時代に作られたもの、そして一番小さなのは日本で作られたもので、楽器頭部の装飾は観音様をかたどってあるものでした。

7th音楽談義4これはバッハの時代のもの、ネック部の模様は木の木目を活かしてあるようです。音を出すという目的以外に視覚的な美しさへのこだわりもたくさん見えます。

休憩時間にはそんな楽器を自由に触れさせてくれ、そのあいだにさりげなくヴィオラ・ダ・モーレを演奏してくれます。一曲目は「アルペジオーネ・ソナタ」(というらしい)、二曲目は即興で先ほど書きました琵琶風・琴風に調弦して演奏を聞かせてくれました。演奏の間に照明を落として(どうやら先生がスタッフに合図を送ったようです)その場は東洋風な雰囲気に。
ここでの話題は「楽器」といっても弦楽器が中心になりますね。ハープが元になってヴァイオリン等、多くの弦楽器が派生していったのだそうです。

話は変わって先生が関わって年一回開催されている笛吹音楽祭のこと、ここには聴覚障碍者の方を招待しているのだそうです。たとえ聴こえなくても音楽、そしてその場の空気は伝わるのだということ。聴覚障害をもった有名な打楽器奏者もいるのだそうです。イギリスという国はかつて世界中への植民地拡大策で悪いこと(?)もしたかもしれないが、障害者のことについては先進的な国で、パラリンピックはイギリスで始まったし、現在この国ではどんな障害があっても大学が受けられるのだそうです。

以上、思い出せる範囲での話題の紹介です。最後に参加者全員に自己紹介でも感想でもとはなしを向けられました。決して一方通行にならず、集まった人全員で和やかにこの会を育てていこうという先生やスタッフの配慮が嬉しいですね。。
スタッフから「最後のしめはやっぱり先生の音で」、と向けられ、「荒城の月」のメロディーがちりばめられた即興演奏で今回の会を終えました。

分離唱の合唱in国分寺(2月)

2月の合唱の集まりがありました。今回は練習時間に少し遅れてしまい、部屋に入ったときには讃美歌

主よこころみ

をピアノで音の確認をしていました。もちろん全パート一緒に弾いてその中の音を唱っていきます。こういう練習も私は好きです。すでに分離唱は終わり、さらにいつも最初に唱う「しずけきいのりの」も終わっていたようです。その後唱った曲は、

しずけきかわの
かみともにいまして
かいぬしわが主よ
やさしくともをむかえよ
心のおごとに
ひとたびはしにしみも
むくいをのぞまで

続いて、

すすき
よしきり
光のお宮
われは幼く

 ここで休憩。休憩時の後半にいつもは男声合唱を唱うのですが、今回は男性が少なく久しぶりに女声合唱をうたっていただきました。スクールコーラスから、

月夜
谷間の水車
水車
茨垣
小鳥ならば

S:2,M:1,A:1の少人数ながら定期的に集まって唱っているとのことで、きれいな響きでした。さすがです。

練習後半は、

渓川したいて
からたちの花
はるかに
ひばり
うぐいす
緑の森よ
アヴェ・ヴェルム・コルプス
Lo a Voice
Gloria
森の教会堂

以上で練習を終えました。今回はS:5,A:4,T:2,B:2という編成。男性がさみしかったです。なんと言っても自分の声がむき出しになるのが怖い。で、緊張して早く出てしまったりとかありました。でも、少人数ながらも聴き合っての練習、充実した内容だったように思います。

練習終了後はEさんが佐々木先生編曲・先生手書きの「おぼろ月夜」の楽譜をコピーして持参してくれましたので、この曲を少人数ながら譜読みしてみました。梨大ではあまり唱った記憶がないのですが、こうして楽譜があるということは多分先生の指導一年目に一度は唱ってみているのだと思います。1回目はピアノと一緒に譜読み、2回目でピアノをとってゆっくりと、そして3回目には本来のテンポで。こうして唱っていない曲を楽な気持ちで唱ってみるのも、新しい世界が感じられていいものです。

そのあとは時間の許す範囲で讃美歌を次々と、いる人それぞれが希望の曲を言っては歌い出す、こうして唱うのも自分の好みにとらわれずに多くの曲が味わえてまたいいものです。この日はわずかな時間ではありましたが15曲唱ってしまいました。

今回もハーモニーに満たされた一日を過ごすことができました。

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1月のウォーキング

1月のウォーキングの報告です。

ウォーキング実施日数 : 13日

ウォーキング実施率  : 41.9%
ウォーキング平均時間 : 52分
ウォーキング平均距離 : 4.67km
ウォーキング1月距離合計 : 59.2km
1日平均歩数      : 6,642歩

歩き始めからの歩行距離 : 6,502km

不十分な記録でした。
年明けまで暖冬出来たのですが、雪とともに寒さがやってきました。雪が残ってしまうと歩道が狭くなり、足下も危ないとなるとどうしてもウォーキングに気が進まなくなってしまいます。さらに寒さで朝起きられない、と悪循環。そんなわけで1月17日以降でウォーキングに出かけた日はわずかに2日。これでは不本意な記録も当たり前ですね。

さて、2月。花粉のシーズンを迎えます。どうなるかな?

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演奏会の記録を追加しました

梨大合唱団演奏会の記録追加

山梨大学合唱団第33回定期演奏会
山梨大学合唱団第4回東京公演
山梨大学合唱団第5回東京公演
山梨大学合唱団第6回東京公演

の記録ページを追加しました

 

定期演奏会と同様に演奏会パンフレットをPDFファイルでご覧ください。
以下のリンクです。

山梨大学合唱団第35回定期演奏会のページです
山梨大学合唱団第4回東京公演のページです
山梨大学合唱団第5回東京公演のページです
山梨大学合唱団第6回東京公演のページです
こちらから、他の演奏会の記録もご覧下さい。