後ろに見える岩山は大黒岩、私の地元では「でーこくいわ」と呼んでいます。私たちのところでは「大」を「でー」と読むようです。大黒様をでーこくさん、大明神をでーみょうじん、大根をでーこ、大根おろしはでーころし、お大尽をおでーじんなんて具合です。大きいことをでかいというのと共通しているのでしょうか。
写真とはあんまり関係ないですね。
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月別アーカイブ: 2009年6月
にわかにわし
2輪咲きました
サツマイモの植え付け
紫の花
KURI
文化祭の演目は踊り・詩吟・カラオケ等多彩ですが、その中で飛び入り参加がありました。男性一人と女性一人で結成し、KURIさんというグループ名で音楽活動をし、時には海外まで行くのだそうです。風貌はいかにも自由人。この方たちはこの地が気に入り、数年前自力で家をたてて移り住んでいるのだそうです。
演奏の前にその地区の代表者からKURIさんの紹介があり、パンフレットが配布されました。この方たちはステージに上がらず、フロアの前の方での演奏です。男性がギター、女性ははじめ小さな鐘を連ねたものを鳴らし、やがてオカリナに持ち替えての演奏でした。ギターとオカリナのやさしい響きが会場全体に流れ、それまでのなごやかな雰囲気から居合わせた人全員が聴き入ってしまい、もちろん私もこの世界にすっかり浸っていました。
演奏後、会場の隅で帰り支度をしているところに近づいて少しだけおはなしを伺いました。近いうちに古民家のようなところでのコンサートもあるのだそうです。また聴きたいな。
そうそう、HPもうかがいました。以下のURLです。
http://studiokuri.com/jp/top_jp.html
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ふるさとの文化祭
この週末、実家に行きました。また休耕田の草刈りシーズン到来です。でも今回はイベントがありました、地域の文化祭です。母もかつては大正琴のサークルにはいり出演したりしていたのですが、何年か前にやめてしまいました。でもここ1~2年は高齢者学級の皆さんで一緒に唱うということで、今年も出演です。母のお抱え運転手の私も役得(?)で文化祭を少し見てきました。
会場は私達の通った中学の体育館です。私達が在学中にこの中学は町内の他の2校と合併して、私達の学年は統合中学の第1期生です。しかし新校舎建設までに2年がかかり、私達は○○教場という名前でそれまでと同じ中学校に通い、卒業しました。統合中学1期生とは名ばかり、全く以前の中学校を卒業したのです。そんなわけですから、私達が学んだ校舎はとうに解体されてその跡地は地域のためのグランドになり、体育館だけが昔のままのこっています。
そんな会場での文化祭です。高齢化がすすみほとんどがお年寄りの文化祭ですがそれはそれ、なかなかアットホームは雰囲気のなごやかな催しでした。母たちの歌は「湯の町エレジー」と「旅の夜風」、カラオケに合わせて歌うことも考えたそうですが、合わせるのが難しいので伴奏なしで、との事でした。これって言葉を変えると「ア・カペラ」ということになるんでしょうかね。
母たちのグループは十数人、その中に一人だけの男性がリーダーです。足の悪い方は椅子にかけて歌いました。音をとらずにいきなりの男性の合図で歌い出しますので、度胸のある人ははじめから歌い出しますが多くの方は遅れて歌い出します。家に帰ってから母に、「はじめの音をとって一度みんなで声を出してからはじめればいいんだよ。」と話したところ、納得顔でした。
サボテンの花
「三羽のからす」
ソノリテ甲府吹奏楽団のオープニングを飾った曲は「アメリカン・サリュート」、1943年にモートン・グールドにより作曲されたものだそうです。この曲を聴いていて「おやおやっ」と思ってしまいました。長い曲の中に何回もメロディーが現れます。そのメロディー、前半は少し違いますが後半はあの「三羽のからす」じゃないですか。「アメリカン・サリュート」の原曲はどうやら「三羽のからす」のようです。
1955年に山形南高OB合唱団が第1回東京公演を行いましたが、このとき第3ステージくらいで東京のいくつかの合唱団の合同演奏があり、そのあと登場するのが「東京メール・クァルテット」、南高OBである増田順平さんをはじめとするヴォーカルグループです。その中の3曲目だったかな、「三羽のからす」があります。
からすが三羽いて オ・ビリマギマガ
からすが三羽いて オ・ビリマギマガ
からすが三羽いて みんな真っ黒けだ
そこで羽ばたいて ビリマギマガ
なんていう歌詞で3番まで続くのですが、3フレーズのあとに男性の裏声で
「カア、カア、カーア」
とカラスの鳴き声が入ります。このとぼけたカラスが何ともいい、楽しい曲です。こういうシンプルな、とぼけた感じはやはり合唱ならですね。きらびやかな吹奏楽の曲もいいですが、こういう味は人間の声に軍配が上げてしまいますね、私は。