蔦木宿〜金沢宿
9月25日、このウォークがありました。このシリーズ・ウォークも終盤、この日を含めてあと2回となりました。
この日の集合場所は蔦木宿の最寄り駅:中央線信濃境駅で参加者は91人。ここまで来た人は完歩を目指しているんでしょうね。
いつものように主催者側の挨拶、スタッフ紹介、コース紹介と歩行上の注意、そしてスタート前のストレッチをここで行いました。歩き始めは9:45。
林を抜けると宿が見えてきました。田んぼの中の道を健脚な皆さんの長蛇の列。撮影しているこちらはゆったり班。
蔦木宿は古い建物がたくさん残っていて、その面影を強く残しています。そして各宿の入口には屋号の木札が掛けられています。ここは「甲州街道蔦木宿 斗枡屋」、他に「むさし屋」・「和泉屋」・「つち屋」・「車屋」等々。
宿の上流側端には洪水から宿を守るために植えられたという「川除古木」が立っています。
国道の橋を渡って、瀬沢集落にはいります。
虹梁の鏝絵発見。花が着色されています。中央に家紋を配したのも珍しい。
軒下に御柱を見つけました。諏訪大社の勢力圏でしょうか、この地には御柱を立てる神社がいっぱいあるんですよね。
蔵に鏝絵を発見、ここはとちの木というところ。このお宅はかつて養蚕が盛んだった頃は蚕の卵を扱っていて「亀屋」という屋号だったとのこと、その屋号から亀の鏝絵を描いてもらったのだそうです。
道路からは見えないのですが、家主さんにお許しを頂いて庭にまわると、蔵の入口上にこんな鏝絵が。3年ほど前の作品だそうです。作風が新しい。
重修一里塚
富士見パノラマスキー場がすぐ近く、その上には入笠山。でも手前に広がる太陽光発電施設、あまり嬉しくないな~。
「透関の馬頭観音像」、透関(とうかん)というこの地で育った商人が私財を投じてこの辺りの街道を整備し、竣工に当たって人々の道中の無事を祈って建立したのだそうです。
昼食場所は富士見公園、その入口には芭蕉の句碑が建っています。お弁当の後この句碑の前で集合写真、そして午後の部スタートです。
ユニークな道祖神?
松並木の中の旧街道、せっかくですから落ち葉をかき分けて少し歩いてみました。
街道沿いの松にも風情があります。でも旅人が歩いたのを見ていたかどうか。
「御射山神戸(みさやまごうど)一里塚」。街道を挟んで両側に塚があり、その上に大木がそびえています。中でも南側のケヤキが立派。樹齢380年、幹の周囲6.9m、高さ25m。街道の両側に塚が残っているのは甲州街道では2ヶ所だけ、貴重なのだそうです。
茅野市に入りました。青柳の町を旧街道から別れて下ると国道、そして青柳駅。
今回も天候に恵まれました。秋らしい青空の下で下り主体のウォーク、快適でした。スタッフの皆様ありがとうございました。
いよいよ次回は最終回で、甲州街道の終点:下諏訪を目指します、頑張らなくては。着いた後がまた楽しみ・・・・(?)