月別アーカイブ: 2008年12月

クリスマスの讃美歌

自然農を教えてくれるTさんが毎週木曜日、整体を教えてくれます。整体というとどこか身体の具合が悪くなって治療するものと考えがちですが、ここで教えてくれる整体は未病のもの、普通の生活をしている人が身体を整え、より健康な生活ができるためのもののようです。ウィークデーの夕方というと都合の合わないことも多いのですが、この夏から何度か参加させていただいています。

この方はギターを弾いて歌うこともあると聞いていましたし、その場所にピアノもあるのです。そこで思い切って「クリスマスの讃美歌を唱ってみませんか」と提案したところ、快く了解していただきました。日は25日、まさにクリスマスの日の整体でしたのでグッドタイミングでした。Tさんと女性一人、それから私たち夫婦の四人でバランスは最高(?)。

整体が終わったところで、それではと分離唱の話やら私たちの経験した合唱の話やら少し紹介した後、分離唱から始めました。はじめての分離唱は指示された音が全くわからないということも多いと思うのですが、このお二方は私たち二人と一緒にすぐにその世界にはいっていただけました。分離唱の次はカデンツ、そして「きよしこの夜」の合唱に挑戦しました。四声で歌うのは本当に久しぶりです、やっぱりいいものですね。歌い終わってからもお茶をいただきながらしばらくお話ししましたが、私たちのようなこんな合唱に大変理解を示してくれました。

ちょっとハッピーなクリスマスでした。

クリスマス

今日はクリスマス・イブです。子供が成長してしまうとクリスマスも少々寂しい思いもしますが、それでも夫婦でちょっとだけまね事を。家内の手持ちのロウソクを集めて点灯しました。ロウソクも今はおしゃれですね。中でも印象的なのが左から二つ目のフクロウの顔のようなもの。「展覧会の絵」の中にバーバヤガーというのが登場しますが、なぜかこのロウソクがバーバヤガーという感じがしてしまいます。ろうが減っていくと、この目を内側から照らすようになるのです。
クリスマス
ちょっとのあいだだけロウソクの灯で過ごしました。

自然農法みかん

今年も友人がみかんを送ってくれました。お母さんが自然農をされる方で、もう長いこと毎年送っていただいています。そして、最近は友人自身が栽培されているようにうかがっています。
開封するとご覧の通り、
みかん

さらにアップするとみかんの顔が見えてきます。化粧していないみかんです。顔にはあばたがいっぱいあります。でもこれが本来のみかんの顔なんですよね。そして何と言っても味の濃いみかんです。
みかん(拡大)
ありがとうございました。
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ブラザーズ・フォア東京コンサート

 BS2で「ブラザーズ・フォア2008東京コンサート」を見ました。学生の頃LPで聴いて以来です。懐かしい曲がたっぷり、しっとりと歌い上げていました。
 でもねー。メンバー全員がなぜか楽器を離しませんね。アナウンサーは「すばらしいハーモニー」なんて持ち上げていますけどね。やっぱりア・カペラが聴きたいな。そして男声のハーモニーも。

仮面舞踏会

フィギュア・スケートの世界では、NHK杯に続きグランプリ・ファイナルも浅田真央選手が優勝しました。浅田選手のフリーの演技で使用した曲はハチャトリアンの「仮面舞踏会」でしたね。確かNHK杯の織田選手もこの曲を使っていました。
グランプリ・ファイナル以後、ネットでもこの曲についての検索が非常に増えているのだそうですね。私もこの曲をよく聴いてきました。私の聴いてきた(もっている)この曲は、
ストコフスキー指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団
という組み合わせで、多分擬似ステレオ盤のLPです。
仮面舞踏会
録音は古いのですが、独特の色彩を色濃く放っているこの曲、いいですね。ストコフスキーの演奏は好き嫌いがあるのでしょうが、私にとってはこの演奏がスタンダードです。でも、今度は違う演奏家も聴いてみようかなとも思います。
今シーズン、浅田選手が出場するたびにこの曲が聞けるということですね、きっと。

霜柱

霜柱
今朝はこの冬一番の冷え込み、昨日降った雨のお湿りが霜柱に変わりました。長さ5cmはありましたね。さくさくと踏んでみたい気もしますが、とりあえずそっと写真に収めました。でも、特別きれいという映像でもありませんね。小石も持ち上げてしまう霜柱、記録として載せました。

初雪

今日・明日と全国的に寒いのだそうですね。私の実家では今日は朝から雨でしたが、やがてみぞれに変わり、家の北側など寒い場所はうっすらと白くなり始めました。みぞれも昼にはやみましたが、その後の我が家から見上げる周囲の山はご覧のとおりです。
初雪

うっすらとした雪化粧もまたいいものです。こんな時の雪化粧は刻一刻と変化します。シャッター・チャンスを逃さないようにしなければなりませんね。
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金峰冠雪

金峰冠雪
先週末の雨で私たちの周囲の高い山にも雪が訪れています。近くの山の合間から秩父連山の最高峰:金峰山を望むことができます。この時期のうっすらと積もった雪は、やんわりとした印象でよいものです。
近年にないきれいな紅葉の時期も終わり、やまなしもいよいよ冬突入です。

甲州弁の語り

 この地域に住む語り部のかたりをききました。86歳の男性です。
 別の方ですが、山梨では甲州弁のかたりで有名な方がおり、最近ではローカル局のテレビ放送にも出演するようになり広く親しまれています。方言で聞くおはなしには何ともいえない味わいがありますね。私もテレビ・ラジオで何回も、そして生でも何回か聞いて味わってきました。ただ、この方は甲府盆地の中でも東部地域の方、同じ山梨の方言でも私たちが育った地域とはいくらかそのニュアンスが違っていました。
 今日聴かせていただいた方は私たちの住む北杜市の方、方言ばかりで語っているのではないそうですが、それがまた無理がないのか、私たちには極々自然なかたりに感じました。おはなしの中の「炭焼きがまのまわりに金の粒がたくさん落ちている」なんていう場面を、私たちが目にした炭焼きがまを思い浮かべながら聴いていたのですが、あとで「炭焼きがまを知っている人も少ないんだろうな」なんていうことをふと思いました。「汽車ぽっぽ」の歌が小学校の教科書から消えた理由の一つが、今の子供が汽車を全く知らない、目にすることがないことだと聞いたことがあります。でも、おはなしの中で実際を知らないことはいくらでもありますが、それぞれに想像を膨らませてその世界の中に入っています。おはなしの世界では、たぶんそれでいいのでしょうね。時代が変わって無くなっていくものと、無くならずにいくものとがあるようです。

杉原幸子さんを悼む

 毎日新聞の「悼む」欄に杉原幸子さんがのっていました。10月8日死去、94歳だったそうです。
  元外交官杉原千畝氏の妻
  「命のビザ」語り継ぐ
との表題での掲載です。
 全く知らない人と思っていたのですが、読んでみるとあの、戦時中に多くのユダヤ人に日本経由のビザを発行して多くの命を救った外交官:杉浦千畝氏の奥さんだったと知りました。このことを杉原さんは夫亡きあと長年語り継いできたのだそうです。そして講演の最後には決まって
  「戦争は絶対にしてはいけない」
と説いていたそうです。
 そういえば杉原氏は岐阜の方で、地元には記念館ができている、地元の学校では杉浦氏のことを学習しているとのことを聞いたことがあります。今では記念館もあり、当時のビザを当時の面影を残して印刷し、これを題材にして杉原氏の勇気ある行為について学習をしているのだそうです。いつかテレビでもドラマ化されて放映されていましたね。感動的なドラマでした。そして、それを支える家族がいたんですね。