夏合宿の後で

~ 夏合宿の後で ~

 夏合宿は今年も8月末から9月にかけての一週間、河口湖畔の常在寺で行われ東京からも音楽教師や音大生が10数名参加しました。

 僕をこうして合唱バカにしてくれたのが一年生の夏合宿でした。分離唱から生まれるハーモニーの中でみんなの心が一つになった時、真に音楽の心が、歓びが生まれることを学びました。一番嬉しかったのは、合宿に参加なさった顧問のY先生が帰ったら部室にいらして「すばらしかった。早く練習が始まって皆と一緒にうたいたい」とまでおっしゃったことです。毎日の生活の中に常にハーモニーと音楽があったらどんなに素晴らしいだろうと思います。その為にも、今の梨大にもっと自分から歌おうとする気持ち、先生にゼンマイを巻いて頂かなくとも自分から歌おうとする心がもっと育てば、今よりもっともっと素晴らしい音楽が生まれてくるのではないでしょうか。とにかくこれからも一生懸命歌ってゆくつもりです。世界中でみんなで讃美歌をハモれれば、それこそ天国だろうなと思います。

理事  Y.K

 今まで、こんなにも涙が勝手に出た日々はありませんでした。きっと一生、いつまでも想い出すことでしょう。先生が指揮をされる御姿は、なぜかこの世のものではないような気がして、特に日本の歌では涙にむせて声がつまったのを覚えています。先生の音楽の重みをしみじみ思いました。

副指揮者  H.M

 今年の夏合宿は、私にとって最後にふさわしい心に残る合宿でした。憂いや煩いを忘れ本当に心が安まるのは合唱をしている時です。一年生の秋、先生が来甲なさった日に-ちょうど先生のお誕生日でした。ハッピーバースディをうたった後、讃美歌の「夕日はかくれて」の美しいハーモニーが流れました。どこからともなく溜息が洩れ時間が止まったような気がしました。その時の気持ちの高まりはとても言葉では言い尽くせません。あれから3年・・・・幸福とでも言いましょうか、今ではそれが髪の毛の一本一本、爪の先にまで充ちています。この幸せをどこまでも、いつまでも持ち続けたいと念じています。

四年  O.Y

 河口湖での体験は、私の人生を大きく変えるものでした。何の為に音大に入り、卒業してからも一体何をしてきたのか・・・・まったく音楽とは違う世界に生きていたような気がします。心洗われる美しいハーモニーの世界、それこそあさしく音楽だということを知りました。私は発声の奴隷となっていたことを痛感させられました。分離唱の力は偉大で、もし佐々木先生に巡り会うことが出来ずにいたらと思うとゾッとします。尊い神からの贈りものである音楽を復活させるために、生まれ変わった心になって努力して行きたいと思います。

まみず合唱団   K(芸大声楽科卒)

 河口湖での体験は、私の人生を大きく変えるものでした。何の為に音大に入り、卒業してからも一体何をしてきたのか・・・・まったく音楽とは違う世界に生きていたような気がします。心洗われる美しいハーモニーの世界、それこそあさしく音楽だということを知りました。私は発声の奴隷となっていたことを痛感させられました。分離唱の力は偉大で、もし佐々木先生に巡り会うことが出来ずにいたらと思うとゾッとします。尊い神からの贈りものである音楽を復活させるために、生まれ変わった心になって努力して行きたいと思います。

まみず合唱団   K(芸大声楽科卒)