/** */ すすき’s Blog | 「分離唱の合唱」ファンです

「辻井伸行 奇跡の音色」

辻井伸行奇跡の音色

「辻井伸行 奇跡の音色」
恩師・川上昌裕との12年間の物語
神原一光
アスコム

今評判の盲目ピアニスト:辻井伸行さんの成長物語です。楽譜を見ることができないでピアノを弾くということはどういうことなのか、この本ではじめてわかりました。恩師:川上さんの歩んだ道も紹介され、辻井さんとの出会い、それから二人三脚での成長過程、興味深く読み進めることができました。

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「春秋山伏記」

春秋山伏記春秋山伏記
藤沢周平
新潮社

山から里に下りてきた若い山伏が村に住み着き、村中の様々な出来事に遭遇し解決しながらながら村の人たちとの絆を作っていく物語。藤沢さんの出身は山形県鶴岡市で修験道の出羽三山の麓、そうしたことから藤沢さんの中には山伏のいる光景が広がっているのでしょうか。武家ものでも江戸の街中ものでもなく今までになかった情景ですが、あたたかいものが流れていて私の好きな藤沢さんの作品の中でもお気に入りの一作になりました。

「津波もがんも笑いで越えて」

津波もがんも笑いで越えて「津波もがんも笑いで越えて」
いのちの落語家が追った3・11
樋口 強
東京新聞

著者は43歳でがんに出会うが、その6年後からがんの仲間と家族だけを招待しての「いのちの落語独演会」を毎年開催している。52歳で退社し、執筆と「いのちの落語講演」を全国に展開している。東日本大震災で被災し、がんと二重の苦しみを抱えている人とも親しく取材し、それが「いのちの落語会・講演会」でも語られる。自身ががんを抱えているからこそ語れるおはなし。「笑いは最高の抗がん剤」なんてことばも登場します。がんとともに生きている方たちと笑いを共有し共に生きている著者、すごい人です。第5章はCDで聴く「いのちの落語-あの日を忘れない」、がんの仲間しか聴くことのできなかった落語をここで聞くことが出来ます。
お薦めの一冊!

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11月の読書メーター

11月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2192
ナイス数:73

走れ!T校バスケット部 (幻冬舎文庫)走れ!T校バスケット部 (幻冬舎文庫)
読了日:11月30日 著者:松崎 洋
春秋山伏記 (新潮文庫)春秋山伏記 (新潮文庫)
読了日:11月24日 著者:藤沢 周平
津波もがんも笑いで越えて  いのちの落語家が追った3.11津波もがんも笑いで越えて いのちの落語家が追った3.11
読了日:11月20日 著者:樋口強
フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記
読了日:11月20日 著者:フジコ ヘミング
こうして店は潰れた: 地域土着スーパー「やまと」の教訓こうして店は潰れた: 地域土着スーパー「やまと」の教訓
読了日:11月19日 著者:小林 久
十万分の一の偶然 (1981年)十万分の一の偶然 (1981年)
読了日:11月17日 著者:松本 清張
下町ロケット ヤタガラス下町ロケット ヤタガラス感想
前作「下町ロケット ゴースト」の完結編。

帝国重工はロケット事業で打ち上げた人工衛星からの位置情報を利用しての農業分野に参入、主人公:佃率いる佃製作所は持ち前のエンジン技術と新分野トランスミッションで帝国重工とともに無人走行のトラクターなど農機の開発・実用化を目指す物語です。競合企業グループとのせめぎ合いに加え、佃製作所を退社して農家を継いだ殿村の周辺、帝国重工内の敵、そして帝国重工を退社している二人の対照的な行方も絡めて、先へ先へと読み進めなければいられないおもしろさでした。
読了日:11月08日 著者:池井戸 潤
天保悪党伝 (新潮文庫)天保悪党伝 (新潮文庫)
読了日:11月05日 著者:藤沢 周平

読書メーター

甲州街道を歩く(第7回)

 

創立20周年記念甲州街道ウォーク第7回

鳥沢宿 ~ 笹子宿

に参加してきました。

今回は先月到着した鳥沢宿から笹子宿までのルート。集合場所は中央線鳥沢駅です。

 

01開会

駅前でのセレモニーの様子、会長さんのあいさつの後A班・B班のリーダー、アンカーの紹介をして、全員でストレッチ。それから歩き始めました。スタートは9:45。

 

02鳥沢宿

駅から国道に出ると、そこは鳥沢宿。面影が残っています。

 

03国道とお別れ

今回のコースはほぼ国道20号線を歩くもの、でもできるだけ歩きやすい道を選びます。ちょっと脇道に入ったり、また国道に出たりのくり返し。

 

04ウルトラマンウルトラマンやアンパンマンがお店に呼び込みのお手伝い?

 

05国道国道は歩道が狭く、ほとんどが側溝の蓋の上を歩きます。


06小さな社小さな社がありました。銀杏の黄葉も今が盛り。

07猿橋を見下ろすいきなり猿橋を見下ろす地点に出ました。こちらから見る猿橋は初めてです。以前は橋の上は歩けなかったんだけどな。

08猿橋上灯籠1
10猿橋上灯籠3
09猿橋上灯籠2
11猿橋上灯籠4

橋の上には飾り灯籠がいくつも並んでいました、少しだけ紹介します。駒橋発電所・宝鏡寺・山本周五郎・猿橋などここ大月の名所やゆかりの人などが切り絵風に描かれています。


    12猿橋渓谷紅葉橋の上から見る桂川の深い渓谷。手前は発電所へ導水する水路橋、向こうは国道の橋です。そして今が紅葉の真っ盛り。


13猿橋猿橋は「日本三奇橋」に数えられる珍しい橋、橋脚を設けず両岸から順にせり出していってつないだ橋です。そんな構造がご覧いただけますか?


14遊歩道猿橋の袂から遊歩道が延びています。黄色く色づいた落葉の道。


15猿橋公園猿橋公園に出ました。ここで小休止。


16駒橋発電所遠景国道から駒橋発電所を遠望できる地点。

17脇道ここでも国道を避けて歩きやすい道を進みます。

18動物病院動物病院がありました。屋根裏部屋窓からの出迎えが嬉しい。

19発電所タービン駒橋発電所は我が国で初めて東京に送電した発電所、その古いタービンが屋外に展示されています。


20発電所放水管古さと迫力を併せ持った導水管を見上げます。

21線路横断踏切を渡る。


22駒橋宿駒橋宿に着きました。


23岩殿山大月のシンボル:岩殿山がそびえます。

24大月駅大月駅に着きました、今回のコースのほぼ中間点。一部の方はここで切り上げました。

25マンホール蓋大月の街中で見つけたマンホールの蓋。大月のマンホールは一貫して猿橋の向こうに富士を配したこの図柄なのですが、着色されたのは初めて見つけました。

26シャッターペイントシャッターが下りてしまったメインストリートの店。でもこんなペイントはまた楽しい。


27コック人形カフェ&レストランの店先に立つコックさん。いいよね~!


28花咲宿本陣花咲宿本陣の立派な建物


29昼休み本陣横のこの神社で昼食となりました。


30午後スタート午後の部スタート。右に中央道大月インターが見えています。


31nec笹子川を渡ります。山の上には大月のシンボル的な建物:NEC大月工場。


32真木へ国道の反対側の笹子川北岸はこんなのどかな道が続いています。

33採石場まもなく初狩というところで巨大な採石場の下を通ります。近すぎて見えませんが山の形が変わってしまったほどの採石場、「こういった事業がよく認可されたな」なんて思うのは私だけでしょうか?


34下初狩宿下初狩宿の看板。右は聖護院道興の歌碑です。


35山本周五郎生誕碑国道沿いにある「山本周五郎生誕の地」の碑。私も山本周五郎、好きなんですよね。


36最大の難所初狩を抜けて笹子に向かいます。この先、小高い山を迂回して進む国道のこの部分は歩道も側溝もなくこの日一番の難所。ここを抜けるのにスタッフの皆さんはかなり神経をすり減らしたようです。でも幸いなことにこの区間、全く対向車がなくみんなで「よかったね!」。


37白野宿この難所を抜けると旧道は国道と別れて旧白野宿へ、宿の面影が残っています。


38女性先導リーダーが元気な女性陣を先導にたてました。

39笹一 いよいよ笹子宿、山梨県では大きな酒蔵の一つの「笹一酒造」。広い駐車場と売店があって大きな団体客もOkです。我が「歩こう会」の精鋭たちもここで寄り道。

40笹子駅

15:50、本日の 終着点:笹子駅に到着しました。駅入り口の道向かいには名物「笹子餅」のお店があります。甘党の方はこちらに寄り道。私は両方に寄り道しました(笑)。

数日前の天気予報では雨に降られそうなことも言われたのですが、この日は暖かな陽射しにも恵まれウォーキング日和でした。この日の参加者は約90人、国道を歩くことも多かった今回のコース、スタッフの皆さんもさぞかしご苦労のことだったと思います。20km超のウォークを楽しく終えることができました。ありがとうございました。

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分離唱の合唱in国分寺(11月)

国分寺の合唱がありました。今回集まったのは、S:3,A:4,T:3,B:5の総勢15人。

はじめにいつものように分離唱、そして讃美歌から歌い始めました。

しずけきいのりの
ガリラヤのうみべ
主よこころみ
しずけきかわの
やさしくともをむかえよ
こころのおごとに
ひとたびはしにしみも
むくいをのぞまで
主よこころみ
みどりもふかき

音感合唱曲集から

われは幼く
光のお宮
よしきり

ここで休憩。休憩時間の中で男声合唱と女声合唱、

Adoramusu Te(男声)
美わし五月(男声)
おぼろ月夜(女声)
茨垣(女声)

おぼろ月夜は私達の指導者:Mさんが編曲されたもの、ちょっとおしゃれな編曲でした。
後半は、

渓川したいて
はるかに
雲雀

緑の森よ
アヴェ・ヴェルム・コルプス
祖母の小箱

以上で練習を終えました。

今回は仕事の都合で関東にみえている梨大OBのHさんが久しぶりに参加、テナーもバスも唱える実力派のこういう人がいると本当に助かります。欲をいうと両方手伝って欲しいな(笑)。またかつての佐々木先生のお弟子さん(Kさん)もみえました。今も分離唱の合唱を楽しんでいる山形南高OB合唱団の9月に行われた演奏会を聴きに行ってきたということで、写真を沢山持参して当日の様子を見せてくれました。それから先月もみえた山形ゆかりのMさんも参加。賑やかなティータイムのあと、また唱い始めました。Hさんが学生時代にソロを唱った「川岸のベンチ」、それから増田順平編曲集「からたちの花」に収録されている曲を次々と、最後は讃美歌を5曲唱ってお開きとなりました。普段唱っていない増田さん編曲のものも、未熟ながらも久しぶりの味わいがあり嬉しい時間でした。

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「フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記」

フジコヘミング絵日記「フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記」
フジコ・ヘミング
暮らしの手帖社

スウェーデン人の父と日本人の母を持つピアニスト:フジコ・ヘミング、ご存じの方も多いと思います。1999年に放送されたテレビ番組で一躍有名になりましたが、戦後間もない頃そのフジコが中学生時代の夏休みに書いたカラー刷りの絵日記と当時の回想が語られています。物資が乏しいこの時代に、食べ物のこと、おしゃれのことなど少女時代の心情が生き生きと描き出されています。

ユダヤ人であるがために日本に亡命・帰化したピアニスト:レオニード・クロイツァーの教えを受けていたレッスンのことも登場してきます。私は熱烈なクロイツァー・ファン、私達が合唱指導を受けた佐々木先生もまたクロイツァーの教えを受け親交があったそうです。そしてクロイツァーから佐々木先生へと音楽が流れているのを感じるのですが、その音楽がフジコ・ヘミングにも流れていることを感じます。
一度、フジコ・ヘミングのコンサートも聴いてみたいものです。

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「こうして店は潰れた」

こうして店は潰れた「こうして店は潰れた」
地域土着スーパー「やまと」の教訓
小林 久
商業界

山梨県韮崎市に古くからあった魚屋さんから大手スーパーに対抗して十数店舗を展開するまでになった「スーパーやまと」が昨年末に閉店しました。古い体質を経営改善して成長させた若い社長の成功と挫折の記録です。

私も「スーパーやまと」の一店舗に依存する地域の住民です。レジ袋の有料化に取り組んだり、多様なリサイクルボックスを駐車場に設けたり、県の教育長までつとめた社長。でも私の知らないことも沢山ありました。小売業界の裏事情もちょっぴり覗かせてくれて、赤字体質から抜け出しながらも店を閉めざるを得なかったこと、倒産後も決して逃げることなく外部との対応に当たったことなど感心すること満載です。

我が家も地域に食料品店がなくなり、店の閉鎖による不自由さも実感しました。高校時代には元の魚屋さん「やまと」の近くに下宿していて、この店に毎日魚を買いに行っていました。当時はパック詰めせずに冷蔵庫に並んだ魚を、希望すれば水をふんだんに使ったまな板の上で長いゴムの前掛けをしたお店の男性が切ってくれました。そんなことも思い起こしながら興味深く一気に読ませていただきました。

「十万分の一の偶然」

十万分の一の偶然「十万分の一の偶然」
松本清張
文藝春秋

アマチュア・カメラマンが撮った東名高速道路で起きた死者6名の大衝突事故の炎上写真「激突」が新聞社の懸賞報道写真の年間最優秀賞に選ばれた。この事故を巡って警察も取り上げない「事故の作為」を追いかけて行く物語。死亡女性の婚約者が、撮影したカメラマンそして審査委員長でもある報道写真家に迫る。