甲斐のむかし道・小尾街道巡りウォーク(6)
岩下公民館~みずがき湖
の報告です。
まずは駐車場の広いゴール地点:みずがき湖に集合、その後5台の車に分乗してスタート地点:岩下公民館へ移動。
ここ岩下公民館は旧岩下小学校の木造校舎。ここで開会、そして事前の準備体操を終えいよいよウォークスタートです。
旧校舎は二棟、そのうち一棟は公民館として利用され、本校舎側は民間会社が利用してグランドには太陽光発電設備が並んでいます。
岩下の部落名の通りこの集落を流れる小森川の右岸は立派な絶壁、写真には写ってないなぁ。
塩川の支流:小森川沿いの道を下ります。
下りきったところは大渡部落。
民家の脇に祠が、ここからちょっとした峠越えの始まりです。
いまは使われていないかつての歩道の始まり。道沿いの側溝も落ち葉に埋もれて見えず、「気をつけてね!」。
脇にあった石仏
早咲きの桜が咲き始めています。
振り返ると眼下に大渡集落。
鳥居峠をめざして道なき道(?)を登ります。切り通しの部分が峠、もうすぐです。
下を向いて登っていると、足下の花も自然に目にはいります。
峠で目にした黄色い花、名前を聞いたんだけど忘れてしまった。
今は峠の下に鳥居坂トンネルが通っていいます。峠を下りてトンネル側を振り返ると右に大きな岩石。
アップです。大石の上に小さな松が立っており、「石割り松」と呼ばれています。90歳代の年寄りの幼い頃とほとんど大きさが変わっていないとか。石を砕きながらわずかの栄養でここまで育った松、年輪はどんなだろうと想像してしまいます。旧道には「石割り松」の看板が立っていたのですが、この新しい道には表示がありません。
塩川対岸の比志集落の一角、左端は築120年の古民家を改装して昨年オープンした宿。こうした古民家宿を求めて来る人もいるんですね。
比志神社の鳥居をくぐって境内へ。
Googleマップにも登場する「比志神社の大杉」、樹齢500年~600年。山梨県指定天然記念物です。
神楽殿が大きい、床の高さは人の頭よりも上。
神楽殿の奥に立っている石碑。「蚕」の文字が見えますね、かつては養蚕が盛んだった土地柄です。
神社を離れ塩川北側の斜面、そろそろ畑が終わりそうな位置に立つ「比志のエゾエノキ」。山梨県指定文化財です。
比志集落を抜けて山間の道路、この道を逆に向かうと津金に出るのですが、我々はかつてのバス停「三軒屋」へ。
橋から見下ろす渓谷もきれいで、冬枯れでない時期にも来てみたいなと思います。
かつては「三軒屋」から樫山集落へと利用した道をのぼって県道へ。
県道「増富ラジウムライン」、みずがき湖へ向かう長い上り坂。歩道がないので縦一列で。
振り返って今通ってきた比志集落、そしてはるかに南アルプス。
道路脇の大きな木の木肌には白いものがびっしり、キノコの一種でしょうかね。
展望の開けた場所で小休止、向こうに見えるのは旧増富小の体育館。目的地までもう少しです。
着きました、昼食場所兼今日のゴール地点:みずがき湖ビジターセンター。ここで昼食です。
昼食・充電のあとは紅葉の名所「通仙峡」まで往復です。
通仙峡は塩川ダム(みずがき湖)に沈んだ塩川集落から増富温泉へと抜ける渓谷で、かつてはバスも通った道なのですが、今はバイパスのように自動車道はルートが変わってしまいました。今では通行止めのこのトンネルを抜けるとその通仙峡です。
通仙峡に沿った道路は落ち葉に埋もれていて、これはこれでウォーキングには嬉しい。
道路から見下ろす渓谷。こんな渓谷美が延々と続きます。
道路脇でお地蔵様が落ち葉に埋もれて立っていました。バスタオルをマフラーのように羽織っている姿がまた微笑ましい。
午後の部30分ほど歩いてUターン、再び塩川トンネルを抜け、
みずがき湖畔にもどってきました。
最後にウォーキングダイアリーにこの日のスタンプを頂いて解散。
今回も天候に恵まれました。家を出るときは風が強かったのですが、山間の今日のコースでは風も気にならず楽しくウォークを終えることが出来ました。リーダーさん・サブさん、ありがとうございました。
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