カテゴリー別アーカイブ: 音楽:私の音楽ノート

梨大合唱団OB・OG会2025

6月28・29日に山梨大学合唱団OB・OG会が開催されました。コロナ明けの一昨年に4年ぶりに再開したこの会、3年連続でここ河口湖畔の合唱専門合宿施設での開催です。この日集まったのは28名で現役時代にご指導いただいた先生のご家族を交えての会となりました。

 

OB・OG会1

最初は先生のお嬢様:Mさんのリードで分離唱・カデンツとすすみ、歌い始めたのは讃美歌3曲。

ガリラヤのうみべ
主よこころみ
しずけきいのりの

OB・OG会2集まった面々、歌っている様子はこんな。こちらは女声パート。

OB・OG会3

そしてこちらは男声パート。

 

OB・OG会4続いては我々としては学生時代以来初めて唱う

アルカデルトのアヴェ・マリア

約50年ぶりに歌う曲、改めてピアノを弾いてもらっての各自のパートを再確認、そしてもちろんピアノを離れて(ア・カペラ)。続いてフォーレのレクイエム、この曲は1974年に唱った曲。このOB・OG会で3回にわたっておさらいし、今回は1回通して唱ってみました。

 

OB・OG会5

4曲目「ピエ・イェス」はソプラノソロの曲、今回はYさんによるソロ、立派!

 

OB・OG会6

休憩の後は学生指揮経験者が次々と登場。時間の関係で3曲ずつで、まずはOさん指揮による

光のお宮
草原の別れ
緑の森よ

続いて幹事のKさん指揮で(写真は撮り忘れてしまった)

夏の夕べ
はるかに
われは幼く

OB・OG会7

ずっと若返ってもう一人のKさん指揮

希望のささやき
すすき
ゆけどもゆけども

OB・OG会8

最後はTさん指揮で

よしきり
背くらべ
夕焼雲

OB・OG会9

夕焼雲のソロはKさん

 

OB・OG会10

一日目の合唱が終わったところで先生の奥様を囲んでしばしの歓談。今年は米寿を迎えられるとのことで、誕生日には少し早いのですが

ハッピー・バースデイ

でお祝い。

 

OB・OG会11

この日の宿泊は15名、昨年と比べると大分少ないのですが、お陰で一人一人とゆっくりおはなしすることができました。夕食・懇親会は食べるのと話すのに夢中でついつい撮らずじまい。懇談のあとはやはり唱い始めます。で、今年は打ち合せ会であわよくば唱ってしまうという我々この会の幹事6名で讃美歌を2曲披露。

しずけきいのりの
いつくしみふかき

それから写真の通り宿泊の男性8名で男声合唱

Adoramus Te
夏の夜の※
すすき
すすめ我が同胞よ

混声合唱も唱ったのですが曲目は思い出せないな。しばらく唱った後はまたお酒を飲みながら歓談、で男性諸氏は午前1:30まで。

翌二日目も朝食の後午前中2時間やはり唱いました。この日もまずは分離唱・カデンツ、そして唱ったのは以下の曲(ちょっと記憶はあやしいが)。この部分のリードは指揮経験のない幹事である私の初体験です。

しずけきいのりの
よはふけわたりぬ

幹事:Kさん指揮で

いつくしみふかき
みたまなるきよきかみ
すすき

別のKさん指揮

ナルドのつぼ
ガリラヤのうみべ
よしきり

元学生指揮者の参加が少ないこの日引っ張り出されたのは元音楽の先生のSさん

三匹の蜂
赤い靴
青い小鳥
汽車ぽっぽ

最後は幹事でもあるKさん指揮で

洗濯ばあさん
神ともにいまして

この後昼食をとって散会となりました。
二日間よく唱いました。学生時代のようなハーモニーは望むべくもありませんが、それでも無伴奏で何十曲と楽しく唱い続けられる幸せを感じることができました。また次回も楽しく集まれることを願っています。

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アルカデルトの「アヴェ・マリア」

恒例の梨大合唱団OB・OG会が間近に迫ってきました。今日はその打ち合わせ幹事会の日、遠くは神奈川県からも出席、ご苦労様。

今年は宿泊する人しない人合わせて30名の参加予定です。議題は収支の見積もり、宿泊者の部屋割り、各種分担など。一通りの打ち合わせが終わった後、皆さんからの返信ハガキに目を通したり購入した楽譜を見たり。今年はアルカデルトのアヴェ・マリアをやってみようと準備をしているのですが、楽譜があると早速唱ってみようということになりました。こういうとき幹事(6人)が全パート揃っているというのは心強いですね。で、結果は・・・・、唱えるものですね。佐々木先生初年度に唱ったきり全く唱ってこなかった曲ですから何と50年ぶり。ラテン語の歌詞は少しあやしいですが自分のパートの音は躊躇なく出てきます。これも響きの中で唱ってきたからこそでしょうか。OB・OG会が楽しみ。

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ピアノの調律

調律

今年もピアノの調律をしていただきました。
昨年の夏は長く猛暑、そんな条件がピアノには良くなかったとの事。湿気を吸収して木が膨張する、長い夏でその膨張の度合いが大きくて影響の大きかったピアノが多いそうです。我が家のピアノも少しピッチが上がっているが、まだ影響は恣意裁縫との事。

乾燥剤

いつもタンスとうの乾燥剤を3個入れているのですが、その乾燥剤もしっかりゼリー状になっていました。早速新しいものに交換、今年は早めに取り替えなければ。

東京セプテット

4月14日、「東京セプテット公開練習」を聴きに行ってきました。

東京セプテット

7人の男声合唱グループで平均年齢73歳だとか。この団体は山形南高OB合唱団の東京支部と言えるような団体、全員が山形南高のOBです。公開練習とはいいながら以下のプログラム、立派なミニコンサートでした。

Lesson 1

春の日の花と輝く
うるわし五月に
今は若き子
故郷の家
花の唄

Lesson 2

流浪
野ばら
野路の夕べ
Zum Sanctusu
Aula Lee

Lesson 3

「みんなで響こう」

Lesson 4

A Song of Peace(交響詩「フィンランディア」より
Salve Regina
美しき眠り
For God so loved the world
Shenandoah

ここはもちろん分離唱の合唱です。まずは練習と同じパターンを見せてくれました。分離唱、それからカデンツです。通常の合唱のように発声練習は行なわないことなども説明されました。そしてその後は上記のプログラムに従って演奏。トップ:1、セカンド:2、バリトン:2、バス:2とトップテナーがあと1人加わるといいのでしょうか、それでもなかなかいいバランスで分離唱の合唱ならではの男声ハーモニーを聴かせていただきました。
「みんなで響こう」では団員のリードで簡単な輪唱、それも3パートに分かれて。そしてブラームスの子守歌をみんなで味わって、最期はちょっと難易度の高そうな数曲でした。

アンコールも用意されていて、「レパートリーはいくらでもあるので・・・・」といいながら最初に唱ったのは何と山形南高校の校歌。これにはちょっと説明がありました。当時この高校では入学式は新入生・保護者・職員で行なうもの、その中で式次第の中に「校歌合唱」とある。どうするのかと思っていたら、校歌合唱になるとこの学校の音楽部(男声合唱)が詰め襟で登場、そして3部合唱を歌い出すのだそうです。分離唱の合唱の男声ハーモニーを聞かされて音楽部員の多くは入部するのだそうです。入学式がしっかり新入部員勧誘の場になっていたんですね。
その後「聖なる心にのみ」を唱ってまだまだアンコールは続きそうでしたが私たちは帰りの電車の都合でここで退席してきました。

久しぶりに聴いた男声ハーモニー、嬉しい一日でした。合唱のみなさん、ありがとうございました。

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ピアノの調律

Imgp3122ピアノの調律をしていただきました、約1年ぶり。前面のボードを取り外すといつもながらのことですが鍵盤やハンマーがずらりと並んで美しい光景。調律師さんにそんな話しをすると、

「機能美ですよね。」

そうか、こういうのを機能美というのかと再認識。
湿気予防のため乾燥剤を中に入れておくように言われていたのですが、今回は1年以上も交換せず中の乾燥剤は全てゼリー状になっていました。でも幸いピアノに支障はなかったとのこと。

「よかった~!」

調律が終わってすぐに乾燥剤は交換しました。

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ピアノの調律

ピアノ調律R5今日は我が家のピアノの調律をしてもらいました。いつもお願いしている調律師さん、いつものように手際よく作業が進んだようです。今は異常気象のためかピアノに不具合が発生することも多いのだとか、昨年は例年に無く内部でカビが発生していたピアノが多かったそうです。でも我が家のピアノはまあまあ良好な状態とのこと。指示に従って乾燥剤を数個中にいれておいたのがよいとのことでした、指示通りにしない人もいるのかな?

作業終了後に調律師さんとティータイム、この調律師さんはコンサートピアノも手がけると同時に自身も歌い手さんで、ピアノのこと合唱やオペラのことなどのよもやま話を聞くことができました。スタンウェイとベーゼンドルファーの個性の違いやら、各音楽ホールのピアノの状況やら。せっかくの素晴らしいピアノもその状態を良好に維持管理されてこそのもの、巷のコンサートピアノは必ずしも良好な状態とはいえないようです。

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ピアノの調律2021

調律

ピアノの調律をしました。毎年10月頃行っているのですが、今年は本日。

コロナ感染が落ち着いてきて調律の仕事が急に増え、例年より遅い時期になったようです。今年は夏の長雨、特に8月の雨天続きがピアノには悪条件だったとのことで、「お宅のピアノはどうかな?」と作業を始めてくれました。中には楽器内にカビが発生してしまっているケースもあるとか。その場合は拭き取ったあとアルコールで更に拭くのだそうです。我が家のピアノは比較的影響は少ないとのこと、ホッとしました。それでも歪み(?)が少し発生、中央付近の支えのネジを少し回したあと生じたハンマーの隙間を埋めるため各ハンマーを持ち上げる棒の遊びを無くすべく多くのハンマーの棒の高さを調整していました。それから音は2ヘルツほど下がっていたとのこと。調律以外の作業が少しあったのですが、基本料金で今回の調律は終了。調律後、「響きが良くなったな。」と思えるのが嬉しいですね。

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「辻井伸行 奇跡の音色」

辻井伸行奇跡の音色

「辻井伸行 奇跡の音色」
恩師・川上昌裕との12年間の物語
神原一光
アスコム

今評判の盲目ピアニスト:辻井伸行さんの成長物語です。楽譜を見ることができないでピアノを弾くということはどういうことなのか、この本ではじめてわかりました。恩師:川上さんの歩んだ道も紹介され、辻井さんとの出会い、それから二人三脚での成長過程、興味深く読み進めることができました。

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「フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記」

フジコヘミング絵日記「フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記」
フジコ・ヘミング
暮らしの手帖社

スウェーデン人の父と日本人の母を持つピアニスト:フジコ・ヘミング、ご存じの方も多いと思います。1999年に放送されたテレビ番組で一躍有名になりましたが、戦後間もない頃そのフジコが中学生時代の夏休みに書いたカラー刷りの絵日記と当時の回想が語られています。物資が乏しいこの時代に、食べ物のこと、おしゃれのことなど少女時代の心情が生き生きと描き出されています。

ユダヤ人であるがために日本に亡命・帰化したピアニスト:レオニード・クロイツァーの教えを受けていたレッスンのことも登場してきます。私は熱烈なクロイツァー・ファン、私達が合唱指導を受けた佐々木先生もまたクロイツァーの教えを受け親交があったそうです。そしてクロイツァーから佐々木先生へと音楽が流れているのを感じるのですが、その音楽がフジコ・ヘミングにも流れていることを感じます。
一度、フジコ・ヘミングのコンサートも聴いてみたいものです。

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先輩宅で

先輩のお宅でハモろうと、一緒に唱いました。音楽の先生だった先輩の教え子も一緒、女声3人と私たち夫婦。まずは分離唱をして、その後カデンツ、それから讃美歌・すすきなど。佐々木先生の「すすき」の編曲に感嘆の声があがりました。ひとの感覚に触れるのっていいですよね、唱い慣れてしまっていた私もこの曲のよさを再発見するようで嬉しくなってしまいます。

 

池田さん宅の色紙その部屋のテーブルの上にあったのは先輩のお父さんによる色紙。84歳の頃のものだそうです。字もいいけど綴られている言葉もいいな、と思いスマホに納めてきました。ご高齢でもこんな気持ちを持ちづつけたお父さん、どんな方だったんでしょう。

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