カテゴリー別アーカイブ: 音楽:私の音楽ノート

先輩宅で

先輩のお宅でハモろうと、一緒に唱いました。音楽の先生だった先輩の教え子も一緒、女声3人と私たち夫婦。まずは分離唱をして、その後カデンツ、それから讃美歌・すすきなど。佐々木先生の「すすき」の編曲に感嘆の声があがりました。ひとの感覚に触れるのっていいですよね、唱い慣れてしまっていた私もこの曲のよさを再発見するようで嬉しくなってしまいます。

 

池田さん宅の色紙その部屋のテーブルの上にあったのは先輩のお父さんによる色紙。84歳の頃のものだそうです。字もいいけど綴られている言葉もいいな、と思いスマホに納めてきました。ご高齢でもこんな気持ちを持ちづつけたお父さん、どんな方だったんでしょう。

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「あやのね」第8回演奏会

あやのね演奏会

家内の友人が活動されている女声合唱団「あやのね」の演奏会を聴いてきました。3年ぶりの演奏会のようです。今回は童謡をあつめたコンサート。

第1部
女声合唱とピアノのための 赤い靴 大正の童謡編曲集〔寺嶋陸也 編曲〕

1.赤い鳥小鳥
2.背くらべ
3.金魚の昼寝
4.てるてる坊主
5.赤い靴
6.どんぐりころころ
7.花嫁人形
8.靴が鳴る

第2部
女声合唱とピアノのための 赤い鳥小鳥 〔北原白秋童謡編曲集/信長貴富 編曲〕
第1章 小さないのち

1.揺籠のうた
2.栗鼠、栗鼠、子栗鼠
3.兎の電報
4.たあんき、ぽうんき
5.ちんちん千鳥
6.赤い鳥小鳥

第2章 子供の村

7.すかんぽの咲くころ
8.アメフリ
9.かへろかへろと
10.砂山

第3章 いつか来た道

11.この道
12.揺籠のうた

第3部
女声(童声)合唱とピアノのために 月夜の木馬 〔鈴木敏史 作詞/寺嶋陸也 作曲〕

1.風のてじな
2.雨かしら
3.ほたる
4.ひつじ雲
5.すいっちょ
6.ヤッホー 山びこ
7.おちば
8.ゆきのなかの こいぬ
9.銀河の りゅう
10.月夜の木馬

聞き覚えのあるかわいい曲が沢山でうれしいプログラムでした。私たちが唱ったことのある曲もまた沢山です。私たちはひたすら混声でア・カペラで歌ってきたのですが、女声合唱となるとさすがに全てピアノ付きの編曲。磨かれた女声合唱で聴くと華やかさを感じます。

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第23回さらりと音楽談義

23th_音楽談義1

会場には円形に並べた長テーブル、その中央にはいつものようにお花が。

今回は参加者8人のこじんまりとした会、藤原先生も見えて会が始まりました。テーマは「子育てと音楽」、どう話をもっていくのだろうと思いましたが先生曰く「ここには子育てのプロもいるんだよね。」とまずは幼稚園で子育てに携わってきた方に話がふられました。

  • 音楽は右脳を伸ばすといわれている。音楽もとりいれて五感を豊かに伸ばしたいとの考えでやってきた。おはなしと子守歌を取り入れている。現代は金属音(?)が飛び交っており、それががんがん鳴ってる音楽に合わせて踊ったりしている、それでいいのか?
  • 男の子三人の母、自動車の中ではクラシックを聴かせたが、今はあまり音楽に関心がない。
  • 前回、音楽を聴きながら勉強というのはいいのか→いいのではないか。・・・・の話があったがその後は?
  • リビングでいろいろな音を聴きながらで勉強の効率が上がるというデータもある。
  • 日本は、「机に一人で座って一つのことを集中してやり遂げるのが素晴らしい」という文化がありそう教育してきたが、欧米人はそうではない。音楽を聴きながら、それでいいんだという文化。
  • ピアノを習って弾き続けることは人を活性化する。受験でピアノをやめさせるというのは逆効果。脳は外のことを入れることによってどんどん広がっていく。脳の容量が決まっていてスペースを空けた分だけ入れることができるのではなく、他の刺激を与えることによって脳の容量が広がると言うこと。
  • 子どもが部屋に入って長く出てこない、集中して勉強していると親は思ったりするが、やっているわけがない(笑)。

このあたりから子どもに音楽を与える、始めることについて。主に先生の言葉です。(先生子どもさんは姉弟の二人で、それぞれヴァイオリン・チェロのプロへの道を歩んでおられます。)

「音楽がきらいになる教育だけはしない方がいい。」
先生自身も、「嫌いじゃないと思うけど、逃げ回っていた」。
「子どもは聴こうと思っていなくても耳には入っているもの。」
「子どもには、『音楽はやってもいいけど、専門家になる必要はない』と思っていた。」
「よい指導者にめぐり会うことが重要、親には教えられない。」
「(息子さんは)嫌がっていながら、(音楽への思いは)たまっていた。遅く始めて急激に伸びた。絶対怒らない先生で、うまくひき出してもらった。」

と、先生の体験や思いをうかがうことができました。

さいごにKさんのリードで「ゆる体操」、体操しながら「みかんの花咲く丘」の歌、歌っているとやがて先生が今回はビオラで一緒に弾いてくれました。歌っている調でスッと入ってきてくれるんですね、すごい!
更に今度はビオラの演奏を聴かせていただきました。きれいな音の流れに名のある曲と思っていた皆さん、即興演奏だと聴いて皆さん驚いていました。

 

 

23th_音楽談義2こちらはおやつ(?)、今回もNANAさんの手作りスウィーツにみんな笑顔です。ごちそうさまでした。

Oピアノ教室&発表会

ピアノ発表会

月一回通っているピアの教室の発表会がありました。私たちの先生は佐々木先生のお弟子さんで、今も佐々木先生を信頼し佐々木先生の教育理念や教育手法に基づいて教えている方です。そのピアノ教室も今年が50周年、そこでこの教室のOBにも声をかけて、20人ほどが集まりました。今まで借りていた古い一戸建てのレッスン室はこれでお返ししてレッスンは先生の自宅に移動しますが、その今までのレッスン室が会場、あまり背伸びせず自然体でできる発表会ということでしょうか。ピアノの前に丸椅子等をならべて聴衆席、こじんまりとした会です。

3年たっても初心者のままの私は先生と一緒にディアベリのやさしい連弾を2曲、さほど緊張していないつもりでも一度つかえてしまうと動揺してしまいますね。「ウ~ン!」という結果でした。

1時間半ほどの演奏時間のあとは弁当を囲んでのレセプション?反省会?OB・OG会?この練習室も最後になると言うことで昔話に花が咲いていました。一般的なピアノ教室のレッスンの手法がどんなものなのか私は全くわからないのですが、私たちが受けているレッスンはまず和音聴音、それから分離唱、そのあとでピアノということになります。それからドイツ音名でというのも特徴かな。

以下、OB・OG達と先生との会話。いずれもレッスンを受けていた小中学生の頃のはなし。

「いきなりCEG(ツェーゲ)とかいわれて訳がわからないままやっていた、CEGがCとEとGだと言うことをずっと後になって知った。」
「佐々木先生は『暗譜をしなさい』とは言わなかった、適当なときに弾いているときにスッと楽譜をとってしまっても弾き続ける。そんな形で自然に暗譜になる。」
「ピアノをやっているからと、クラス合唱の伴奏を任される。耳からはいるレッスンで、クラス合唱の伴奏も耳で覚えたものだから楽譜は使わない。『楽譜はいらないの』ときくと、『どうせ見てもわからないから』と。」(楽譜は見る必要がない、もちろんそれで立派に弾き終えたと言うこと。)
「楽譜を広げて弾くわけではないから、ピアノをやってきたことを家族が理解できない(笑)。」(これは家庭をもってからのこと)
「演奏してつかえたときに楽譜を見てもしかたがない、読めないから。つかえそうなときには目をつぶればそのまま続けられる。」(これは多くのOBに共通することのようです。)

なんていう、このピアノ教室・音感教育ならではの話がたくさん聞けました。面白い!

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第21回さらりと音楽談義

21th音楽談義

第21回さらりと音楽談義 ~モチーフ:音楽への支援~

開始時間に10分ほど遅れてしまったのですが、集まりが若いためかまだ始まっていませんでした。ラッキー!これからは手作りのスウィーツも用意していただけることになったとか、前回に引き続き料理家の方の甘酒のケーキ、砂糖は使わずにさらにイチジク・レーズン・チェリーのドライフルーツも加えたオリジナルなもの、それからもう一方の手作りケーキ、イチゴと珈琲、贅沢ですね。
さて、音楽談義の始まりです。司会のKさんの歌で始まりました。

♪ ようこそ、音楽談義へ・・・・ ♪

と、会の導入から藤原先生の紹介まで歌ってしまいました。

まずは先生からおはなし、

この町(南アルプス市旧白根町)にはパイプオルガンがある。それはどうやらふるさと創生資金を活用したもののようです。「オルガンは設置したが稼働率が・・・・?」というわけで現在は市の主催でオルガン教室も行われ、その予算は年300万円にのぼるとのこと。あの時代、立派なホールがあちこちの自治体に建設されましたが、それを生かすことができるかどうかはまた別の問題。近隣のホールにうかがうと催し物が大変少なかったりで、音楽の支援というのは本当に難しい。ホールに高いピアノを購入したが、高い金で買ったから大事にしてあまり使わせないなんていうこともある。本当は弾いてもらってピアノを良好な状態に維持すべきなのだが・・・・。

更に、「企業にも音楽に支援しているところがある。」ということでそのいくつかを紹介していただきました。

・IBMでは営業と関係のないところに利益の8%を使うという社則があり、音楽・絵画・演劇など文化的なものに支援をしている。
・シャネルは銀座三丁目でコンサートを行ったり、古くはピカソやストラビンスキーを支援してきた。
・音楽家は支援がないとやっていけない、チャイコフスキーやモーツァルトもその時代その地の王の庇護の下で活動していた。
・CoCo一の社長は支援組織をつくり、若い音楽家に奨学金を提供している。
・豊橋に日本アマチュアオーケストラ連盟があるが、ここはトヨタが業績が悪いときも含めてずっと支援している。「トヨタ青少年オーケストラキャンプ」というイベントも開催されている。

このあたりから参加者も含めたトークになりました。

・司会者:Kさんのゆる体操も支援続けていただくことで育ってくるものがある。
・アメリカでは金持ちがお金の使い方をわかっている。広い土地を囲って自慢するのではなく多くの人に開放してその土地を生かす、そんな風土がある。
・我々庶民としてできる支援は入場料を払ってコンサートを聴きに行くこと。ヨーロッパなどではそういう風土があるのでは。でも入場料に見合う満足感が得られるか不安をもってしまう。
・弦楽器のコンサートで、増幅器を使っていてがっかりしたことがある。
・音楽を含めて、自然への回帰が必要。今そうしないと将来が不安。
・イタリア留学のソプラノ歌手が小さい会場で声を張り上げて歌ったことがある。音楽が楽しめなかった。場にそぐわない演奏?→会場を選ぶことも必要。

 先生が以前館長をされていた音楽ホールのはなしがありました。ホール建設時の楽器購入計画は国産ピアノと大太鼓だけ。楽器の選定について行政担当者が無理解であったことなど。アメリカでは音楽学部の学部長が作曲家であると同時にマネジメントの博士号をもっといることもある。両方の知識がなければ音楽のマネジメントはできない。

参加者から、「うちの息子は音楽を聴きながら勉強をしていて、『この方が能率が上がる』というがどうでしょうか?」と大変現実的な質問。先生の回答はおおむね許容的なものでした。アメリカでは物理学学部の寮にスタンウェイのピアノが置かれている例があった。それを物理学の学生が時に弾いている。勉強のために音楽をやめるというのではなく、音楽を含めていろいろなものがその人に幅・奥行きをもたらしてくれる。

音楽療法というのがあるが、どの曲が何(の病気)に効くかというものではなく、自分が弾いたり歌ったりすることこそ音楽療法の真価が発揮されるのではないか。

等々、興味深い話が尽きず十分に伝えることは出来ないのですが、一応書いてみました。参加の皆様、はなしの趣旨・ニュアンスの違うところがありましたらご指摘をお願いします。

最後に先生が「ゆる体操」のためにとヴィオラ・ダ・モーレでみんなが唱える曲を弾いてくれました。

春の小川

早春賦

それから

追憶(映画音楽、私はビング・クロスビーで聴いている曲)
赤いサラファン(これは私がリクエストさせていただきました。)

最後には先生の生の演奏も聴かせていただき、嬉しい一時を過ごさせていただきました。

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チェリーブロッサム・コンサート

用事で訪れた武川町、ついでにウォーキングをしようと図書館のある施設の駐車場に車を止めふと見るとその玄関に表示がありました。

チェリーブロッサムむかわ
ホームコンサート
~ 歌声に感謝をこめて ~

チェリーブロッサム

好奇心で建物に入ってみると早速に声をかけられました。音楽の先生をしていた私の友人です。今日は彼の指導する合唱団の演奏会だとか。開演時間まで1時間半、そこでウォーキングで時間をつぶしてこのコンサートを聴くことにしました。

第一部 アカペラ&愛唱歌

祈祷
むかわの友
夏の夕べ
はるかな友に
緑の森よ

第二部 男声合唱&女声合唱

わすれな草(女声)
落葉松(女声)
いざたて戦人よ(男声)
いまは若き子(男声)

第三部 素敵な音楽との出会い

琴の演奏     さくらさくら 荒城の月 六椴の調べ
独唱(バリトン) ラルゴ もう飛ぶまいぞこの蝶々
ピアノ連弾    浜辺の歌 かあさんの歌 七つの子
独唱(アルト)  メモリー Con Te Partiro

第四部 チェリーブロッサムむかわ

ひとつの朝
あなたに会えて
シャンテ
旅立つ季節

第一部は知っている曲ばかり。讃美歌「いつくしみふかき」の耳慣れた曲が始まったなと思っていたのですが歌詞が違うのです。讃美歌が改訂されていることは聞いていたので「新しい讃美歌なんだ」と思っていたのですが、よくよく聞いてみるとこの合唱団の地元のためにアレンジした替え歌でした。それから、「はるかな友に」は三部合唱だったかな。

第二部のはじめは女声合唱。その一曲目は私たちが学生時代、佐々木先生がお見えになる前に歌っていた女声合唱、懐かしい曲です。男声合唱の二曲はやっはり学生時代歌った歌。

第三部の2組目はこの合唱団を指導している友人のソロ、ピアノ伴奏とあわせて夫妻による演奏でした。それから4組目は学生時代の後輩(この方も音楽の先生)のゲスト出演。さすが音楽の先生、いろいろなところで活躍しているんですね。

第四部はピアノ伴奏で私の知らない曲ばかり。この合唱団、この日の出演は女性16人、男性4人。こういうふうに男性が極端に少ないというのが多くの合唱団の悩みなのでしょうね。でも少ない男性ものびのびと楽しんで唱っていました。ミニホールではありますが客席もほぼ満席です。それぞれ団員の家族や友人達という感じで家族的ないい雰囲気。団員の中には他にも同級生がいたりと、思わぬ旧交を温めることの出来たコンサートでした。

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第20回さらりと音楽談義

20th音楽談義1今回は用意されたスウィーツの説明から始まりました。料理家の方が持参してくれたイチジクをお茶で煮たものをつかった「甘酒チョコケーキ」と稗粉を使ったという「イチゴ雑穀フルーチェ」。どちらも独特の味わいでおいしかった。手作りでオリジナルなスウィーツ、何て贅沢な集まりでしょうか。

今回のモチーフは「音楽の値段」。先生から話題として出てきたのは東京カルテット、カルテットというのは弦楽四重奏のこと。アメリカで日本人が結成したカルテットで、日本では馴染みがないがアメリカでは大変評価されていたのだそうです。「価値(音楽の値段)が実力と伴わない場合がある」、そんなひとつの例としてのおはなしでした。逆に○ー○ンというピアニスト、ヨーロッパではさほどでもないのだが日本ではすごい人気だった。ショパンコンクールへのドラマが日本で放送されてブームになったんだそうです。そういえばこのピアニストの名前は私も聞いたことがありました。

ハード(箱物)に金をかける自治体は多いがソフトに金をかけるところは少ないということ。この会の主催者側の一人は行政マン、

「ハードはイメージしやすく行政としても発送しやすい、ソフトはメンタルで行政体がしっかりしていないと応援してもらえない。」

と。そんななかでジュニア・チェロコンクールを行っている大阪泉佐野市や兵庫県のビバホール・チェロコンクール、沖縄電力と沖縄タイムスが主催している沖縄のコンクールのことなどソフトに力を注ぎ長年にわたって継続している立派な組織を紹介していただきました。でも山梨県特産の鹿皮を使った民芸品のメーカーが主催する古楽コンクール、ヨーロッパからも参加者があるということなのですが、知っている人はわずかなようです。

20th音楽談義2

休憩時間は以前にも一度演奏していただいたバリトンサックスの演奏。この若い女性は仕事の都合で来月には福井県に越すとのこと。でもこの「さらりと音楽談義」が休んでいた音楽への気持ちを呼び覚ましてくれた、「音楽を楽しんでいいんだ」という気持ちにさせてくれたと話してくれました。そして演奏は、

ショパン「別れの曲」
マルティーニ「愛のよろこび」

バリトンサックスのやわらかな音、いいですよね。

後半では足をケガした主催者側の方の息子さんで美大の4年生から質問。「美術とアートの境界は?、音楽とアートの境界は?」でまた議論沸騰(?)。

・どちらも五感で感ずるもの、境目はない。
・美術はある意味空間美、音楽は時間美ともいえる。
・人間が自然にやっていることを分析して後から理論づけることができるが、元は自然の感覚。
・黄金分割などは美術にも音楽にも共通する美しいと感ずるもの。でも、美しいと感じなくても芸術は成り立つ。
・不快なことをわざとやる、如何に壊すかということも始めた。
・いろいろなものがある中で誰の心にもある共鳴するもの、深層の中にあるもの、普遍性のあるものもある。

等々後になってはうまくまとめられませんが、私たちにも何となく感じ取ることができる深~い話になりました。

予定時間を30分ほど超過しましたが、最後はやっぱり藤原先生の演奏が聴きたいと、

マルティーニ「愛のよろこび」
ブラームス「ハンガリアン・ダンス」

でしめとなりました。今回も楽しい2時間でした。

20th音楽談義3

第19回さらりと音楽談義

19th音楽談義15分ほど遅刻し、会場にはいったときには藤原先生の演奏中でした。日本的な雰囲気の曲、どこかで聴いたことのあるようなと思っていたら「春の海」でした。いつもはビオラ・ダ・モーレですが今回は初めてビオラの演奏。共鳴弦のために音が濁って聞こえるヴィオラ・ダ・モーレに対してビオラは澄んだ音、私はこちらの方が好きだな。今日のためにビオラ用に楽譜を書いてきてくださったのだそうです。演奏後手書きの楽譜がまわってきました。2ページの5線紙に音符がびっしり、「これを書くのにどれくらい時間がかかるんですか?」との質問に「1時間15分」、早く書き上げるものなんですね。

このあと女性の方々に飲み物とスウィーツを用意していただきましたが、その間にKさん、藤原先生のビオラ伴奏で「愛の讃歌」を独唱、女性達の間からは「ずるいよ~!」の声も(笑)。

先月は欠席してしまいましたので、2ヶ月ぶりの参加です。今回のテーマは「農と音楽」。

「『美味しい』・『快い』はともに自然の感覚」

というところから始まりました。今回初参加の男性は地元で果樹を生産している方、その方から「フルーツ・モーニング」ということばが飛び出しました。朝一番にフルーツを食べると健康にも肌にも非常によい。フルーツは消化が非常に早く胃の中に何もない状態で食べるのがよい、食事をした後では消化の早いフルーツと遅い食事が胃の中で衝突してしまい、フルーツ本来の効果が得られない。フルーツだけの朝食でもよい。そういう食生活をしていると痩せるが、標準体重の80%くらいが本来の健康体だとのことでした。

農とは関係ありませんが、この会場のある南アルプス市には市歌があるそうです。それは平成の大合併前の櫛形町の歌が歌詞を変えて現在の市歌になっているとのこと。そんな話題から、この会の主催者Hさんがネットで市歌を探して聴かせてくれました。市庁舎では毎朝この曲を流したり、仕事始めの時にはこの曲をバックに全員で斉唱したりするのだそうです。でもこの録音、歌声はわかりませんが伴奏はデジタル的に作成したものらしい。そこで、

「こういう、人が演奏したものではない演奏を垂れ流し的に流すのはいいのでしょうか?」

と投げかけさせていただきました。結果、「非常によくないことだ。」と・・・・。

「田楽」ということばも出てきました。「農作業の中での仕事がはかどる、励みになる、農作業の動きは2拍子。そこから音楽が発展していった。」などなど、これは歴史の先生から。

農と音楽を結びつけての音楽談義はかなり難しかったようです。食の話ならみなさんいくらでもはなせるのですが農になると難しいし、さらにそれを音楽と関連づけてとなると・・・・。進行係の方も今回のはなしの行方には大分苦労した様子で、予定より幾分か早い時間に会を終了しました。ご苦労様でした。でもおもしろかった。

19th音楽談義2今回のおやつは地元の有名な和菓子屋さんの草餅と最中、「どちらか選んでください」と言われてもね~、つらい選択でした(笑)。

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「珈音」おわかれコンサート

行くのを楽しみにしていた食事と喫茶の店「珈音」が閉店することになりました。今日はその最終日、お店でこんなミニコンサートがありました。

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Mieko & Nozomi
クリスマスコンサート

ソプラノとピアノのコンサートです。

スタートはクリスマスの讃美歌:「もろびとこぞりて」・「牧人ひつじを」・「荒野の果てに」・「さやかに星はきらめき」、私にとってはア・カペラ四部合唱で馴染んできた讃美歌をピアノ伴奏によるソプラノ独唱で聴きましたが趣が違うものだなと思いました。

続いてピアノ曲を挟んで「アメイジング・グレイス」など、この曲も讃美歌から来ている曲なのだそうです。
ティータイムがありケーキ・セットが、「このお店のケーキもこれが最後だな」なんていいながらいただきました。その間に珈音さんの素語り「十二の月のおくりもの」。

後半はピアノの方のオリジナル曲で弾き語り数曲。そのあとソプラノの方の以前住んで折られた岩手県久慈市の被災のことなどの話のあとソプラノ+ピアノで祈りの歌を2曲、そして最後にプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」からアリア。この方、オペラ曲になると一層生き生きとした感じに見えてきます。

プログラムを一通り終えたところで普通は出演者に花束を贈るところですが、出演者:ソプラノとピアノの方より珈音さんご夫妻に花束贈呈、ピアニストの方が珈音さんへの感謝のことばを述べられました。通常は十数席のお店に今日はお客様がぎっしり、40人くらいだったでしょうか。この演奏会は演奏の方・聴衆のそれぞれが心地よい空間であったこのお店・ご主人夫妻のお人柄に感謝を伝えるコンサートであったようです。音楽と同時に多くの人のやさしい心遣いあふれる集いでした。

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第17回さらりと音楽談義

先日行ってきました、さらりと音楽談義。いつものような円形に配置したテーブル・椅子の中央には、今回は手作りの灯籠が飾られていました。落ち葉を貼り合わせた筒の外側に切り絵を描いてのもの、枯れ葉の模様の上にオリジナルの切り絵、なかなかのものです。

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今回のモチーフは「料理と音楽」。いつものように藤原先生の話題提起で始まりました。

・様々な材料を集めて形創っていくことにおいては料理も音楽も同じ。
・創る人は料理・音楽を深く知っていなければならないが、聴く人・食べる人は深く知っていなくても味わってよいと思えればよい。
・味覚も音楽も感覚のひとつ、味わうということでは共通する。よいものを味わえばうれしくなって活力にもなる。
・音楽も食べ物・空気・水と同じように我々に必要なもので同列なものといえる。

参加者の中には料理家の人、レストランを営んでいる人がおり話を向けられました。

・料理のレシピを考えて作るのがすき。レシピがあっても一緒に作らないと同じものは出来ない(Sさん)。・・・・ 同じ楽譜でも演奏する人によって音楽が違ってくるのと同じ、ということでしょうか。
・料理も「基本+オリジナリティー」、今まで経験してきたものが元になってできていく(Iさん)。
・いい音楽をきいておいしく食べることができる。「五感を使って食べる」ように子どもたちに言っている。

・音楽も五感で感ずるもの。会場の椅子に座り肌を通して伝わってくるもの、視覚からはいってくるものなど、耳から来るものばかりではない。
・聴覚障害のある方も音楽会に来るし、視覚障害のある

方も美術館で鑑賞する。五感の何かひとつが足りなくても、他で補填することができる。
等々、はなしは尽きることなく続きます。

17th%e9%9f%b3%e6%a5%bd%e8%ab%87%e7%be%a93 今回は琴が登場しました、幼いときから琴を学んできた方だそうです。休憩をかねて琴の演奏を聴きました。

宮下すすむ「こもれび」
「ジプシーの歌」

前者は琴らしい曲、そして後者は従来の琴の枠を超えたような斬新な曲ということで、聴いている方もなるほどと感じられました。

後半は琴の流派のことなどが話題になりました。「外から見ては○○流も××流もなくただ琴の曲・琴の音楽。もっと言えば『音楽はひとつ』。」といった話となりました。

最後には終了時間となりなからも先生のヴィオラ・ダ・モーレが聴きたいとの参加者の希望でなかば強引に(笑)聴かせていただきました。「琴をイメージて」と弾いてくれた曲、「なるほど同じ弦楽器なんだな、琴を聴いているようだな」との感覚に浸る時間でした。

17th%e9%9f%b3%e6%a5%bd%e8%ab%87%e7%be%a94今回も私たちの手元にはリンゴ・柿と手作りのサツマイモ・ケーキ、ごちそうさまでした。

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