自然濃みかんを今年も友人からいただきました。開封してすぐ写真を撮るべきところ、早く食べたくて。撮ろうと思ったときにはご覧の通りすでに減ってしまいました(笑)。
いつもながら、やっぱり味が濃い! ありがとう。
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「タネの未来」
~僕が15歳でタネの会社を起業したわけ~
小林 宙
家の光協会
F1というタネのはなし、遺伝子組み換え(GM)作物のはなし、伝統野菜の種(しゅ)が減っていくというはなし、様々な野菜の種にまつわるはなしをわかりやすく解説していく。都内に住みながら群馬に畑を持ち、野菜を育てて販売もする。そして伝統野菜の種を守ろうとタネの会社まで立ち上げた。自身に食物アレルギーを持ちながら、こんなにも野菜の種を考え、行動し、そして冷静に論じていく高校生、すごいなと思います。またそんな彼を育て見守りてきた家族にも感心していまいました。
近い将来、採種を禁止する法律ができるかも知れないという。野菜を育ててタネをとり、そのタネでまた野菜を育てる。そんな当たり前の生命の輪廻を取り上げられてしまう怖いはなしだなと思うのですが私たちはそのことに無自覚に来てしまいました。私たち大人もこの食の根本問題に向き合わなければ・・・・。
料理家ハンターガール奮戦記
ジビエの美味しさを知らないあなたへ
井口和泉
朝日新聞出版
先日TVでジビエ肉を使ったカレー(だったかな)を出す店が紹介されていました。その店主は若い女性。その後図書館でこの本を見つけたのです。「あー、あのときの女性の本」と興味を惹かれ借りてきました。
子どもの頃、我が家では乳牛を2頭飼っていました。子が産まれたのを何度かみました。今になって改めて、子を生ませて子を引き離して牛乳を搾取していたんだなと思います。そんな子牛を業者が引き取りに来ます。可愛がっていた子牛を連れて行ってしまう、そしてそれはまた食肉になったのかも知れません。良質な肉を得るために品種改良をくり返し、優秀(?)な牛の卵子は大量に冷凍保存されて新しい生命を育て、そして食料に変わっていくという。そんな生命から食料に変わっていく現場を他人まかせにして、私達は美味しい食肉を享受している。
自然に生きる動物を食す。美味しいだろうと想像はできますが、実際に自分で捕獲する、生命を絶つ、血抜き、解体、そして食料に変わっていく。その中での自身の心のありよう、つらい気持ちなどがつづられていて考えさせられます。こんな料理家の強さや生き方をよく書いてよく伝えているなと思わせられました。
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今年育てた落花生を収穫しました。正真正銘の無農薬・無肥料の落花生です。昨年から借りている畑で、これを育てたのは今年が初めての自然濃エリア(畝)です。豆類をつくると根粒菌で土壌が豊かになると聞いていますので、その畝に大豆やら落花生やら、そしてサツマイモも。耕耘していた土は耕耘しないとかちかち、掘り上げるのも土が硬くて大変でした。一つ一つの落花生の鞘もまわりに土がしっかり付いて土団子状態、その土を揉み落としての収穫でした。でも収穫量はまずまずです。これから年々土が軟らかくなっていってくれることと思います。
収穫した落花生はていねいに洗ってから茹で上げました。今日・明日食べる分を除いて冷凍し、ゆっくり楽しもうと思っています。