「今月の一曲」更新しました(2月)

「今月の一曲」を更新しました。今回は「わが家の歌」、1971年山形南高音楽部の分離唱の合唱で育ったOB数人が母校の音楽室に集まって楽しんだ演奏です。少人数でこんなふうにハーモニーを楽しめたらいいな!

下記をクリックし、「今月の一曲」ページでお聴き下さい。

今月の一曲
http://susuki.chips.jp/?page_id=5915

「この嘘がばれないうちに」

この嘘がばれないうちにこの嘘がばれないうちに
川口俊和
サンマーク出版

前作の「コーヒーが冷めないうちに」は昨年映画化されるほど好評だったんですね。その続編です。
喫茶店「フニクラフニクラ」、そのある座席に座ると出されたコーヒーが冷めるまでの間タイムスリップして人に会うことができる。

第1話『親友』22年前に亡くなった親友に会いに行く男の話
第2話『親子』母親の葬儀に出られなかった息子の話
第3話『恋人』結婚できなかった恋人に会いに行く男の話
第4を『夫婦』妻にプレゼントを渡せなかった老刑事の話

いずれもじんわり「読んでよかったな!」と思えるミニストーリー。これらの話の中で店で働く数(女性の名前)やその従兄妹:店主の父娘の抱える過去も少しずつ解きほぐされていきます。
今作もおすすめ。

杜づくり講座

市が主催する「杜づくり講座」に参加してきました。参加者は15人ほどで、まれに見る盛況だそうです。私としては実家の山林や既に木が立っている耕作放棄とをどうしようかとの思案の中での参加です。参加者はほとんどがチェーンソー持参で、みなさん薪ストーブの愛用者、ストーブ用の薪を自前で作るための参加のようでした。私はもちろん自前のチェーンソーなし、主催者側の機械を借りての作業でした。

内容は午前が薪割り、チェーンソーのメンテナンス、玉切り。午後が里山の資源活用。

薪割りは斧を使ってのものと電動薪割り機を使っての両方を体験。斧での薪割りはかなりコツがいるようで、体力も消耗します。それに対して電動薪割り機、便利ですね。ケガに気をつけさえすれば楽な薪割りです。でも斧での薪割りでスパッと割れたときは気分爽快!

チェーンソーのメンテナンスは、ソーチェーンの種類や刃の研ぎ方の説明など。日々のメンテナンスが大切なのだそうです。毎日使用後には燃料を抜き取ってからなおエンジンが止まるまで空運転して完全に燃料が無くなった状態にするのだそうです。「始動動作を3回やってかからなければその機械はもうダメ!」との厳しいおことばでした。

玉切りでチェーンソー初体験、防具をつけて安全上の注意のあと一人一人順に玉切り。パワフルなものですね。刃が切れ目に挟まって動かなくならないように、くさびを打ち込むことなども教わりました。

里山の資源活用は班に分かれて伐倒と玉切り、山の斜面に切り倒してあるものを足場の良いところまでロープを使って引き下ろし、残っている小さな枝を払ってから所定の長さにチョークで印をつけて、そこで玉切り。伐倒は、われわれ初心者としては見るだけでした。細い木のようでも地面に落ちるときには大きな音がして、迫力があるものです。

終了後は玉切りしたものをもらって帰ってきました。参加者には全員保険がかけられていたそうです。結構危険のある作業、素人としてはちょっと考えてしまいます。

 

「静かな木」

静かな木静かな木
藤沢周平
新潮社

短編集で、下級武士の家を舞台にした「岡安家の犬」・「静かな木」・「偉丈夫」の3作を収録。
1作目は家族揃って犬が大好き、飼い犬を可愛がっている岡安家。その飼い犬を巡って友人との諍い、でも最後はちょっと笑えてしまうお話し。2作目は隠居老人が家族の危機をなんとかしようと静かに、奮闘するお話し。「三屋清左右衛門残日録」を思わせるような短編でした。

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「必ず、愛は勝つ!」

必ず、愛は勝つ!

必ず、愛は勝つ!
車イスサッカー監督羽中田昌の挑戦
戸塚 啓
講談社

正月の選手権大会に4年連続ベスト4、うち3回準優勝と輝かしい時代の韮崎高校サッカー部で3年間国立競技場でプレーした羽中田さん。その後交通事故で車イス生活となってしまったが、それでもプロチームの監督を目指した実録。先の見えない中でもポジティブな生き方を貫く姿、それを支える家族、多くのサッカー関係者の支援。車イス監督は知っていましたが、そこまでの物語はじめて知りました。

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「天翔ける」

天翔ける天翔ける
葉室 麟
角川書店

幕末に名君と言われた福井藩主:松平春嶽の物語。時代物作品の多い著者ですが、実在の人物を歴史に則って書いている感じで今まで呼んできた作品とはちょっと趣が違う感じがします。でも、西郷隆盛を描いた「大獄 西郷青嵐賦」とは共通点があるかな。史実をよく調べて、淡々と語り描いている印象です。

読む前の私の知識は「維新の頃松平春嶽という人物がいた」という程度、この人物の維新の頃どう存在しどう働いたのか、はじめて知ることができました。昨年は大河ドラマ「西郷どん」もありました。同じ時代を別な視点で眺めることができたように思います。15代将軍の徳川慶喜像もまた面白い。

葉室さんの文章、私は好きです。西郷の死と共にこの人の一生もスッと収めてしまったような終わり方、改めて西郷さんはこの時代を代表する人物だったんだなとも思いました。

「チキンラーメンの女房」

チキンラーメンの女房チキンラーメンの女房
安藤百福発明記念館 編
中央公論新社

今放送されているNHK朝ドラ「まんぷく」のモデルとなっている女性:安藤仁子をインスタントラーメン・カップラーメンを開発した夫:百福とともに一生をたどって紹介する本です。ドラマに登場する人物や事件などが、これは史実、これは脚色と確認しながら読み進めるのも面白いものです。ドラマが続いている間に読まれてはいかがでしょう。

「料理家ハンターガール奮戦記」

ハンターガール料理家ハンターガール奮戦記
ジビエの美味しさを知らないあなたへ
井口和泉
朝日新聞出版

先日TVでジビエ肉を使ったカレー(だったかな)を出す店が紹介されていました。その店主は若い女性。その後図書館でこの本を見つけたのです。「あー、あのときの女性の本」と興味を惹かれ借りてきました。

子どもの頃、我が家では乳牛を2頭飼っていました。子が産まれたのを何度かみました。今になって改めて、子を生ませて子を引き離して牛乳を搾取していたんだなと思います。そんな子牛を業者が引き取りに来ます。可愛がっていた子牛を連れて行ってしまう、そしてそれはまた食肉になったのかも知れません。良質な肉を得るために品種改良をくり返し、優秀(?)な牛の卵子は大量に冷凍保存されて新しい生命を育て、そして食料に変わっていくという。そんな生命から食料に変わっていく現場を他人まかせにして、私達は美味しい食肉を享受している。

自然に生きる動物を食す。美味しいだろうと想像はできますが、実際に自分で捕獲する、生命を絶つ、血抜き、解体、そして食料に変わっていく。その中での自身の心のありよう、つらい気持ちなどがつづられていて考えさせられます。こんな料理家の強さや生き方をよく書いてよく伝えているなと思わせられました。

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1月の読書メーター

1月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2130
ナイス数:34

天翔ける天翔ける
読了日:01月26日 著者:葉室 麟
チキンラーメンの女房 実録 安藤仁子 (単行本)チキンラーメンの女房 実録 安藤仁子 (単行本)
読了日:01月21日 著者:安藤百福発明記念館
料理家ハンターガール奮戦記 ジビエの美味しさを知らないあなたへ料理家ハンターガール奮戦記 ジビエの美味しさを知らないあなたへ
読了日:01月17日 著者:井口和泉
風に恋う風に恋う
読了日:01月16日 著者:額賀 澪
人間になりたがった猫 (評論社の児童図書館・文学の部屋―ロイド・アリグザンダーユーモア作品集)人間になりたがった猫 (評論社の児童図書館・文学の部屋―ロイド・アリグザンダーユーモア作品集)
読了日:01月12日 著者:ロイド・アリグザンダー
「はじめまして」を3000回「はじめまして」を3000回
読了日:01月10日 著者:喜多 喜久
タスキメシタスキメシ
読了日:01月09日 著者:額賀 澪
トムは真夜中の庭でトムは真夜中の庭で
読了日:01月05日 著者:フィリパ・ピアス

読書メーター

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「風に恋う」

風に恋う「風に恋う」
額賀 澪
文藝春秋

 私にとっては額賀作品の二作目。

今回は高校生の吹奏楽の世界。吹奏楽コンクールで全国大会までいった高校の演奏会を聴いて小学校から吹奏楽をはじめた主人公。中学で夢が叶えられずに燃え尽きたかのような茶園基(もとき)が高校に入学するところから話が始まる。先輩・同級生・コーチとともにまたコンクールを目指す物語。コンクールに絶対的な価値観をおいている、そんな世界を私は知らないのですが、ブラック部活なんて言葉も飛び出して勉強との両立をもテーマに据えた面白いストーリーで一気読みでした。