富士見町・立沢の鏝絵

中央本線富士見駅から立場川沿いに4・5kmほど遡り、立沢大橋をくぐると間もなく立沢集落があります。ここも富士見町の鏝絵処、限られた範囲に多くの鏝絵を見ることができます。

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丑鼻に打ち出の小槌を持ち水色の衣をまとった大黒様、米俵の上に乗っています。

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淡い着色の大黒様、袋に頬杖をついています。

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道路から奥まった蔵でしたが家主の方がおられたので庭に入って撮影させていただきました。モノクロで太鼓につがいのニワトリ、これは珍しい。

いろいろとお話を伺うことができました。鏝絵の多くは老朽化がすすみ、でも土蔵の用途が無くなったり職人さんがいなくなったりで保存は大変なんだそうです。土蔵に鏝絵を施したのも当時の流行だったのだそうです。

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こちらはユニークな波の絵柄。

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道路からは見にくいのですが、多分大黒様。

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亀が2匹這っていました。これは多分親子亀。

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手前の立木の枝で見にくいのですが、これは「松に鷹」。松の太枝に鷹が止まり、その頭上に松の枝葉。葉にはブルーを使っています。

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神社脇にあった蔵。神社の境内から間近に見ることができます。丑鼻には「波に亀」、白い壁面を大きく使って描かれているのはどういう人物なのでしょう?こんなに奔放に描いて、作者の左官さん、完成時にニンマリしたんでしょうね。

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丑鼻はありませんが、白壁にはやはり親子亀。ていねいに仕上げた蔵でした。

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ちょっと古そうな蔵、丑鼻は文字ですがハナブカにカラフルな鏝絵、波際の鷹そして月。

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ここにもていねいに仕上げられた土蔵。ハチマキの若葉や窓上の装飾など凝っています。そして丑鼻、黒い鯉の滝登りははじめて見ました。

 

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立派な門構えの脇に立つ立派な蔵。左右の丑鼻にそれぞれ大黒様と恵比寿様、妻壁には連理の鶴が上品に描かれています。なまこ壁も立派。

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道路から離れたところにあり、うっかり見過ごしてしまいそう。遠くからのショットです。

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