「500選の道:徳島堰ウォーク」に参加してきました。
集合は韮崎駅に9:50、駅前広場にはサッカー少年の像があります。ここ韮崎は「サッカーの町」、かつては全国大会を制覇したこともあるサッカーの古豪、そして中田英寿を輩出した韮崎高校のあるまちなのです。
今回の参加者は21名、ストレッチのあとスタートしました。
中央線のガードを潜ると狭い路地の向こうの高台(七里が岩の先端)に平和観音が立っています。たしか、かつての大水害の慰霊のために建てたのだと聞いたことがあります。
古い町並みは今ではシャッターの下りたお店も少なくないのですが、そんな閉めきりのシャッターの多くに若い芸術家が民話にかかわる絵を描いているのだとか。これも一つの町おこしの取り組みでしょうか。
これも商店街の地域振興策の一つ、各商店がそれぞれ店先に布製暖簾をかけています。思い思いのデザインの暖簾を見て歩くのも楽しい。そしてこの和菓子店の大福はちょっと人気なのです。
市街を抜け、釜無川を渡ると「幸福の小径」が始まります。ここ韮崎はノーベル生理学賞の大村博士の出身地、博士が少年時代に通ったこの道が遊歩道を整備して「幸福の小径」と名付けられたのです。甘利沢川沿いのきれいな遊歩道です。
幸福の小径沿いには多数の彫刻が配置されています。そのいくつかを紹介しましょう。これは「積み重なる刻」と名付けられていました。
そして最後に大村博士の立像、郷土の偉大な先輩はやっぱり仰ぎ見ないと。
大村博士の寄付で建てられた韮崎大村美術館。残念ながらこの日は休館日でした。
大村美術館のすぐ下を徳島堰が流れています。このあたり、堰を横切る川は天井川。ですから堰は川の下をくぐるのです。ここはその暗渠にはいるところ。
旧農協の支所、建物にはツタが絡まって廃墟と化しています。かつては農家の人たちが集ったのでしょうが、このあたりも人口減が進んでいるのでしょうか。
古い蔵に鏝絵を見付けました。あまり見かけない図案です、松ですね。
山門とアジサイ、境内にはたくさんのアジサイが育てられ開花を迎えていました。目指すはアジサイ寺かな。
寺への参道の入り口は徳島堰を渡る太鼓橋です。現在は工事中で通れませんでした。
さらに進むと徳島堰は御勅使川を渡ります。ここでも川の下を潜りますので、ここはその暗渠の入り口です。
徳島堰の水を暗渠の入り口まで見送ったところで堰とはお別れ、私達も迂回して御勅使川をわたります。橋の上から川下方向を撮ってみました。河岸がきれいに整備されています。この土堤の向こう側がこれから昼食をとる場所:御勅使南公園です。
着きました、昼食場所。ここで30分の昼休み。思い思いの場所で弁当を広げました。
私達は藤棚のしたの椅子に腰掛けて昼食、木陰の芝生の上に陣取った方もいました。歩き疲れたところで弁当・トイレで30分は忙しい。後半スタートの前に噴水前で集合写真、それから後半の部開始です。
釜無川を渡る「双田橋」、旧双葉町と旧八田村から着けられた名前らしい。橋の向こうには八ヶ岳が見えます。
橋の上から見えるのは滑走路。飛行機と滑走路を備える珍しい高校です。
梅雨入りも発表されていますが、この日は天気に恵まれウォーキング日和でした。歩いた距離は17kmほど、でもアップダウンは少なく広い眺望が楽しめるこのコースは快適でした。500選の道に数えられるこのコースのウォーク、東京からネットで知ったという女性が見えていましたが、この方も良いコースに満足気でした。
リーダーさん・サブさん、ありがとうございました。