鏝絵巡りシリーズ第3回
高根の鏝絵巡り
3月20日、このウォークがありました。
この日はご覧の通りの快晴、4月並みのぽかぽか陽気で駅からウォークではないのですが25名の参加。にぎやかな集まりになりました。
集合場所は高根町の社会福祉協議会の駐車場、八ヶ岳や南アルプスが見回せるよいところ。
まずは箕輪新町の鏝絵を見に、車を避けて国道と旧道の間にあるこんな道を登ります。
旧国道を下り始めてすぐ、道路脇の蔵にありました。モノクロで描いた鶴の鏝絵、きれいです。
すぐ道向かいに、植木の間に見えました。こちらは家の方の許可を得て、庭に入って見せていただきました。
近くで見るとこんなにカラフルで肉感ある「鷹に松」。芸術作品です。
「♪ さ霧きゆるみなとえの
・・・・
人は畑に麦を踏む~ ♪」
なんていう歌詞も死語になってきているよね、なんていいながら。
こちらは「高根の湯」。遠景は南アルプスの鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳です。
この辺りからは箕輪。養福寺の裏には立派なフジの古木が大木に絡まって伸びているのですが、この時期はまだ花も葉もありません。花のシーズンは屋根の向こうに紫の花が見えるのでしょう。
寺の入り口にある「五智六尊佛」。薬師・聖観世音・阿弥陀・釈迦・大日の五仏と一尊の虚空蔵菩薩を併せて六尊とした石造の曼荼羅は他に類例が無いのだそうです。
建部神社、きれいな神社です。参道に灯籠らしきものが並んでます。
「こういう姿では信頼してもらえないのですがね」
と冗談をいいながら参拝の仕方を教えてくれました。
これは須玉でもよく見る「鷹に松」の図柄。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
本日のコース南端のセブンイレブンで小休止、また北を目指して歩き始めました。松林の向こうに雄大な八ヶ岳。
これはまた絵になる古民家。こちらも県外から来た方が買い取って改造したのだとか。
国道を横断しようとして事故死した児童を悼んで描かれた地下道の壁画です。地元の子どもたちだけでなく広い範囲の方が、中には大人もはいって描いてくれたようです。
こちらも「松に鷹」ですが、緻密に描かれています。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
先ほどの大きな古民家の蔵のもの、これは龍を表す絵文字でしょうか。
この立派な蔵にも鏝絵が。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
蔵原という集落に出ました。その南端の家の蔵。山本勘助の屋敷墓のある家ではないかとのことでした。
この蔵の鏝絵。七福神では大黒様が描かれることが多いのですが、こちらは鯛を釣り上げた恵比寿様。青系の色遣いが綺麗です。
この日の昼食は高根クラインガルテンの芝生広場。施設の太鼓橋が見え、遠くには八ヶ岳の眺望がよいところ、昼食時間は35分。
小池集落で、こちらは「盃に亀」。かわいい図柄です。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
淡い色遣いの「松に鷹」。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
こちらはよく見る「松に鷹」の図柄。(写真をクリックして拡大写真をご覧下さい。)
伊勢神社の大ケヤキ、推定樹齢800年の巨木です。落雷によって主幹を失ってしまい、樹勢の衰えのためか三方に支えが施されています。
この日最後の鏝絵。「松に鷹」ですが、これは趣の違うもの。松の葉が丁寧に描かれており、鷹もダイナミックに描かれています。
遠くから見えるJAのカントリーエレベーター、大きな建物です。
最後に小さな酒蔵「武の井酒造」でトイレ休憩させていただきました。
もちろんここで水分補給、否アルコール補給をする人も。蔵の中の商品展示棚を見て、中には一升瓶を土産にした豪傑(?)も。
梅畑脇をすすんでやがてスタート・ゴール地点に戻ってきました。
今回私は参加者というよりはむしろ企画側、真っ青な空・快晴に恵まれて沢山の方の参加をいただきました。資料づくり、当日の受付を手伝っていただいた方、多くのかたに支えていただいて楽しい一日を過ごすことが出来ました、ありがとうございました。
今回の記事では省略してしまったり、またコース外にある鏝絵もあります。須玉の鏝絵も含めて、よろしかったら以下のページもご覧下さい。
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