山形紀行⑨-自然農の田圃

3日目はFさんの田圃の見学からスタートでした。
古瀬さんの田圃
Fさんの田圃は東根の盆地から小さい沢に少し入ったところにあります。その沢は昔はみな田圃だったのでしょうが、今ではほとんどが果樹畑で、ラ・フランス畑の中を車で走っていきました。この沢の耕地の一番奥にFさんの田圃が位置しています(もっと奥も耕地だったのでしょうが)。自然農法と言いながらきれいに除草され、機械に頼らずに作業しているFさんの苦労が想像されます。今年は増水して川から水をひいているホースが流れてしまい、探し回っても見つからなかったとのことです。そして増水のたびに川の流れが変わっていくのだそうです。そういえば私の実家の田圃でもそんなことがあったのを思い出しました。このあたりは野生動物の食害も多いらしく、途中で見た果樹畑はみな野生動物の外を防ぐための電気柵が設定されています。しかしFさんの田圃にはこれが設置されておらず、動物の入った様子があるともうかがいました。さらに近づいてみると昨夜のものかと思われる新しい足跡も田圃の中に残されています。近くにあったアケビの実は野生動物に食べられて空っぽでした。
前日夕は「籾摺り」を見せていただきました。今はコンパクトな籾摺り機があるのにビックリです。Fさんはお米を籾で保存して、必要に応じて玄米にして食べているそうです。こうしてできたばかりの玄米に麦・雑穀を加えて炊いたものをごちそうしていただきました。

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