清流と緑のふるさと白州ウォーク
3つの日本百選(甲斐駒ヶ岳(日本百名山2967m)、清流の尾白川は「日本百名水」、江戸時代に甲州街道の宿場町として栄えた台ヶ原宿は「日本の道百選」)をもつ春の白州を歩くウォーク、参加してきました。
集合場所は白州総合グランド駐車場、よく晴れました。集まったのは25人。
歩き始めてすぐの集落:松原で発見した蔵の鏝絵。絵柄は亀さんですが、今まで見たことのない雰囲気の鏝絵です。
流川を渡る橋の手前で土堤に入りました。河川敷の桜は満開、ここで小休止です。再び上流側に歩き始めて鳥原平に向かいます。
視界がひらけて広大な畑が広がる鳥原平、周囲の山々が眺望できます。まずは富士山。
ビューファームで休憩の予定がこの日はお休み。手打ちそばが食べられるはずなんですけどね。
遠くには奥秩父の金峰山の頂が見えます。
そして青々とした畑地の向こうに北杜市のシンボル:八ヶ岳。昨夜の雨が山の上は雪、雨と雪の境界がはっきりわかります。
畑地の中にこんもりとした諏訪神社の杜
山の麓にプチホテルが建っています。「絶景の宿」かな。
鳥原集落にはいって見つけた鏝絵、庶民的な布袋さん、お腹を立派に膨らませて描いています。
こちらはシンプルな亀さん。
なんて広い庭、そして何と立派な桜!
なまこ壁の立派な蔵、ここにも鏝絵が。絵柄は鶴。
「鏝絵シリーズ、ここでもやらなきゃね」
なんて声も。
鳥原集落を抜けてさらに沢に入っていくと、石尊神社の入り口にたどりつきました。
ここから始まる立派な参道、石が敷き詰められてます。
ここが昼食場所、本殿はこの向こうの鳥居から切り立ったような急な階段を200段ほど登った上にあります。「この先は自由意志で」とリーダーさん。でもせっかく来たんだから登ってこなくては。
きつい石段を登り切りました。これが本殿。
本殿の立派な彫刻、鯉のようです。
本殿の前庭、半円形に本殿を取り囲むように石造群が十体ほどならんでいます。
その1体。
そしてこれも。風化が進んだのか鮮明さを欠く物もありました。
脇侍を従えた不動明王
登ってきた石段を下ります。この急勾配、おわかりいただけますか?こういうとき石段中央に設けられた手すりがありがたい。
樹間の陽射しにも恵まれたここで昼食。
午後の部、スタートしました。寺の入り口にある石碑群。
サントリー白州工場の前を通って藪内美術館へ、その林の中でこの日もシュンランを見つけました。
藪内美術館到着。動物画家藪内さんの作品を展示するこの美術館の精緻な動物画、見応えありますよ。写真では表現できないところまでも描いているとか。中は撮影禁止ですから、案内板で紹介です。
あとはスタート兼ゴール地点にまっすぐ向かいます。林の中の道脇には山ツツジがちょうど見頃。
この「あおぞら共和国」は難病や障害のある子どもたちとその家族が、ゆっくり気兼ねなく過ごせるようにNPO法人により整備が進められている施設です。そしてウォークは間もなくゴール。
国道を走ることでしか知らなかったこの白州町、国道を離れて広い畑から見渡せる八ヶ岳・金峰山・茅が岳・冨士・南アルプスの眺めは新鮮でした。距離もちょっと短めの7.5km、ゆったりとウォークを楽しませていただきました。
リーダーさん、サブさん、ありがとうございました。
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