「迷子の天使」 コメントをどうぞ 「迷子の天使」 石井桃子 作 脇田 和 画 ネコ好きで沢山のネコを引き受けてしまう念海さんのおくさんを中心に、念海家の家族・お隣のお金持ち団野さん一家などが登場し、飾らない文章でどこにでもありそうな家族の雰囲気を醸し出しています。 1986年発行の本ですが、1958年から新聞に連載された小説。戦後間もない頃の時代背景も色濃く残しています。石井さんの作品「山のトムさん」はネコが主人公のよい味わいの作品でしたがここでも愛すべきネコが登場、石井さん自身が相当なネコ好きだったんでしょうね。 (35.5k)