梨大合唱団第70回定期演奏会がありました。友人からチケットをいただきましたので、聴いてきました。2年ぶりかな?
我々の学生時代に第30回がありました。40年という時間が流れてしまいました。
1stステージ
混声合唱組曲「内なる遠さ」より 作詞:高野喜久雄 作曲:高田三郎
1.合掌-さる
2.燃えるもの-蜘蛛
3.己を光に-深海魚
2ndステージ
女声ステージ
Missa Simplex より 作曲:Hendrik Andriessen
1.KYRIE
2.GLORIA
男声ステージ
MASS FOR THREE VOICES より 作曲:William Byrd
1.Sanctus
2.Agnus Dei
混声ステージ
O magnum mysterium 作曲:Tomas Luis de Victoria
3rdステージ
カイロ団長 原作:宮沢賢治 作曲:寺嶋陸也
1ステージは邦人作品らしいピアノ伴奏組曲でした。
2ステージはいずれもア・カペラ曲。聴かせてくれました。
3ステージは余り知られていない賢治童話を合唱仕立てにしたものといった感じです。ちょっと演劇風に構成して聴衆を楽しませてくれるものなのでしょうね。雨蛙にみたててそろいの緑色のシャツの集団が歌と物語を繰り広げました。パンフレットの表紙にはカエルが何匹も描かれていて、このステージをイメージしたものでした。私なんかこのカエルの絵を見ると「カエルのゴム靴」を思い浮かべてしまいます。
S:9、A:7、T:14、B:14、男声が女声の約2倍という構成。よく鍛えられていて、合唱団としての実力は相当なもののようです。聴衆が少ないのがもったいないようにも思ったのですが、甲府にある大学の合唱団が甲府から少し離れた韮崎市のホールで演奏会をするというところで、多くの聴衆を呼ぶのには無理があるのかもしれません。私としては、2ステージのようなア・カペラ曲をもっとたくさん聴きたかったな。