今年も、にわか合唱団

このところ恒例のイベントに向けた合唱団が、今年も誕生しました。この合唱団につきものの1曲+ポピュラーな2曲という構成で、何とたった2回の練習でステージに上がるという大胆な計画です。まあ、回数を重ねればよくなるというものでもないかも知れませんね。

今年選曲されたポピュラー曲は「少年時代」と「Believe」、いずれもピアノ伴奏付きの2部合唱です。「少年時代」は昨年か一昨年か一度歌いましたが、今年の編曲は大分シンプルになり唱いやすくなった感じがします。こういうポピュラーな曲っていろいろな編曲があるんですね。「Believe」はNHK「生きもの地球紀行」のエンディングテーマとして長い間親しまれた曲です。この曲もまたシンプルな編曲で唱いやすい感じです。
今日はその練習の2回目で、本番のステージでの練習でした。前回はピアノのある部屋での練習、2部屋に分かれて音取りのパート練習の後ピアノの部屋に集まっての合唱でした。狭い部屋で「聴いてね」という指示の全くない全体練習、それは大変なハーモニー(笑)でした。今日の練習はちょっとしたステージ、声が分散してしまうせいか前回ほどの思いはありませんがそれでもね・・・・。

迷言が二つ、

「私は迷惑をかけないように、後ろで唱います。いちばん端で唱います。」
「上のパートのとなりで唱うと、つられてしまって。今日は離れているから唱いやすい。」

よく聞く言葉ですがふと考えてしまいます。迷惑をかけないためには前ですよね。「他のパートがきこえるのは自分のパートを唱う妨げになる、きこえない方がいい。」なんて耳をふさいでいることを自己申告しているようなものです。「耳をひらく」の逆を行っていて、これではハーモニーは望めませんね。でもこれが私たちの受けた音楽教育であることは確かです。ハーモニーする耳を、ハーモニーする心を教えて欲しいものです。そして学校を卒業した人たちが「集まったらハモろう」なんていうことになるといいと思うんですがね。
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