人前結婚式

人前結婚式
昨日、甥の結婚式がありました。案内をいただいたとき、

    「式は神前、それとも教会式?」
「人前です。」

というわけで、はじめて見る人前結婚式とはどんなだろうと興味津々でした。芝生のガーデンにヴァージンロードの絨毯を敷き、その両サイドに親族をはじめとする立会人の席が設けられていました。司会者により式がすすめられ、結婚証明書へのサインや指輪の交換などが行われていきました。司会者の言葉によると、日本では一番歴史のある結婚式だとのことでした。そういえば私たちの子どもの頃、式は自宅でした。結婚式というと花嫁さんが歩いてその家に入り、座敷で媒酌人が三三九度など取り仕切っていたのを思い出します。そういう伝統的な結婚式が人前結婚式だったんですね。いつのころからか結婚式の会場がいわゆる結婚式場に変わり、式を執り行うのは神主さん、それから徐々に教会式も増えて牧師さんが登場するようになっていました。

今回の結婚式、みんなで挙げてあげる式のような好印象が持てました。そのあとも司会者のことばでは披露宴といわずに「レセプション」、レストランでのレセプションでは各小テーブルを新しいカップルがまわりながらそれぞれの場所でたっぷり写真撮影。新郎新婦の祖母へのやさしい心遣い、おいしい料理と共にたっぷりと楽しませていただきました。

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