早稲田実業の斎藤投手のおかげで、酸素カプセルが脚光を浴びている。今日もローカルニュースで取り上げていた。疲労回復が早く、気分爽快なものらしい。新陳代謝が早くなるとも言っていた。最近はカプセルも大きく閉塞感の少ないものが出てきたそうだ。
まあ、高濃度の酸素を吸えば気分爽快なのは当然だ。かなり以前に小鳥を酸素中に放した映像を見たことがある。この小鳥は酸素の中を極端なほどに激しく飛び回り、やがては死んでしまった。こんなものを見ていると、酸素カプセルを一般の人が利用するという話しには考えさせられる。こういうものは特にその必要のある人(治療目的等)を除いては使うべきではないと思うのだがどうだろうか。新陳代謝が早くなると言うことは、老化も早くなるということはないのだろうか。使用料は50分間で3千数百円ということだったが、この酸素のためにどれだけのエネルギーを使い、どれだけの二酸化炭素を放出するのだろうか。人間の便利さや快適さのために環境を犠牲にする、この酸素カプセルの普及ももそんな人間の過ちがまた一つ追加されるということではないだろうか。