レイチェル・カーソン

 来年はレイチェル・カーソンの生誕百年にあたる。そのため、今年から来年にかけてさまざまな催しが計画されているそうだ。


 レイチェル・カーソンといえば何といってもその著書「沈黙の春」が有名だ。農薬や除草剤の使用に疑問を投げかけたこの著書は1962年に出版され、発売と同時にアメリカでは化学産業界を巻き込んだ議論になったという。しかし環境関係のバイブル的なこの本を、私は存在を知りながらもなかなか読まないでいた。そして数年前、町の図書館で同じレイチェル・カーソンの書いた「センス・オブ・ワンダー」を見つけ、借りてきて読んだ。六十数ページほどの短い本で、その中には多くの写真が散りばめられている。読み進めていくと「センス・オブ・ワンダー」という書名も理解できる。著者の自然の営みに対するみずみずしい感性に心洗われるような本だった。


 それならと、私は遠回りの末「沈黙の春」にたどりついた。緻密な情報収集により、農薬の害について説得力ある文章で訴えていた。


 


 新聞に、「日本語で読めるカーソンさんの著作」が出ていたので記載します。
     「沈黙の春」新潮社
     「われらをめぐる海」早川書房
     「センス・オブ・ワンダー」新潮社
     「失われた森」(遺稿集)集英社
     「潮風の下で」宝島社
     「海辺~生命のふるさと」平凡社
こんなに多くの著書があるのをこれまで知らないでいました。これを機に残りの本も手にしてみようかと思っています。

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