「2.43清陰高校男子バレー部」

清陰高校男子バレー部2.43清陰高校男子バレー部
壁井ユカコ
集英社

 高校生のスポーツもの、部活ものです。舞台は中学校から、離れていた幼なじみが転校して戻ってくるところから話しがはじまります。久しぶりに会った灰島公誓(きみちか)はバレーボールにはまっていて、その打ち込みように黒羽祐二(ゆに)もまた染まっていく。やがて二人は高校にすすみ、8人だけのチームでバレーボールの全国大会:春高バレーを目指していく物語。

主人公二人をまとめて「ユニチカ」と呼んだり、舞台が紋代町(もんしろちょう)や鈴無市(すずむし)だったりと、この辺りは作者の遊び心でしょうか。作品名の「2.43」て何のことだろうとずっと考えてしまいました。

一作目は高校1年の秋、春高予選に向けてスタートをきるところまで、そして続編は春高バレー福井県予選。ひたむきにバレーボールに打ち込む男子生徒の物語、面白かった。まだ読んでいないのですが三作目の「春高編」も出ていますので読んでみようと思います。

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