山形から帰って4ヵ月ほどのち、私はこの気になっている男声四重唱のコピーをお願いしてみたところ快く引き受けていただいた。Fさんからは「おたのしみに」との返信がとどき、やがてその録音が送られてきた。CDにおさめられており、1971年4月4日の録音である。山形南高の(当時)若い卒業生6人が、母校の音楽室に集まり唱って楽しんだときの録音を、その少し年上の方がCDにして聴けるようにしたものだそうだ。こんなところからも、山形ではいろいろな形でハーモニーを楽しむ人のつながりがあることがうかがえる。わが家のオーディオにかけてみて、「これこれ」と嬉しくなった。混声ばかりで唱ってきた私たちにとってはうらやましいような男声のハーモニーである。曲の合間には山形弁の会話がところどころにはいり、自分たちでハーモニーを楽しんで唱っている様子も楽しく、まさに私のお気に入りの録音となった。
男声四重唱 その2
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