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日影のトチノキ

先日の渓谷からの帰り、道路脇にある「日影のトチノキ」の看板を見て立ち寄ってみました。この道を通る度に目にする看板でいつか見てみようと思っていたのです。道路からこの看板の矢印の方角に廃校になった小学校が建っていますので、この敷地内に立っている木がそうだと思っていたのですが違いました。この小学校を通り過ぎ、休耕田をいくつか踏み越えて旧田圃が終わったところまできてはじめて、低い斜面の木立の中に大木が見えてきました。
日影のトチノキ①

近づいてみるとなかなかの迫力。しかし手前側の地面の近くが大きく裂けて、洞も見えています。
日影のトチノキ②

根元には小さな石の祠がすえられており、この古木も一種の信仰の対象であったようです。そしてその脇には裂けて落ちてしまった大木が横たわっていました。立派な枝が折れてしまったものです。これは近づいていったのとは反対側から見てはじめてわかったこと、それまではこんもりと土が盛り上がっているのか大きな石があるのかと思っていたのですが・・・・。
日影のトチノキ③

下から見上げると、こんなふうに葉が繁っています。ここにいるとたまにたまに実が落ちてきます。トチノキの葉も実もどんなものか知りませんでしたね。
日影のトチノキ④

木の肌はこんな感じ、特徴的です。
日影のトチノキ⑤

そしてこれがベストショット。「名もないことが素晴らしい」なんていいながら、舌の根もかわかぬうちに名のあるものを紹介してしまいました(笑)。
日影のトチノキ⑥

名もないことが素晴らしい

 先日、NHKで山梨のローカル番組を見ました。このシリーズあまり見たことはなかったのですが県内市町村を毎回一つずつ紹介していく番組ででした。
 今回放送していたのは小菅村、山梨の東端に位置しており東京とも接している山間の村でした。この中でリポーターが地元の方に案内していただいて、村の川をはるか上流にさかのぼり、地元の人もあまり知らないという滝を目指していました。この滝は名も無いのだそうですが、案内の方のいうのには
     「名も無いことが素晴らしい、
     それは自然がそのまま残っているということだから。」
というようなことを言っておられました。
 どんな素晴らしい滝も、名前がつき人に知られると訪れる人が増え、その自然が荒らされていく。だから、「名も無いことが素晴らしい」・・・・こんなことを言える人もまた素晴らしいですね。

雨上がり

よく雨が降りますね。今朝は雨上がり、地面も空気もしっとりとした中を歩きました。

2色桃
最近気になっていた人家の脇の桃の花(?)を撮ろうとの思惑もあったのです。白とピンク、2色で咲いているなんてめずらしくないですか? これもまた華やかです。

南アルプス
耕耘された田圃が並ぶ田園風景の向こうには南アルプスが見えます。左から鳳凰三山、右のピラミッド型の山は桃の花でも紹介した甲斐駒(甲斐駒ヶ岳)。山頂よりも少し下に帯状の雲が、こういった風景も雨上がりならではなのでしょうか。

北に目を転じると八ヶ岳、雲が晴れ始めているところでしょうね。
八ヶ岳

チューリップもびっくり

雪のチューリップ1
雪注意報に半信半疑だったのですが、朝起きたら雪景色。我が家の庭もこの通りです。道路の上までは白くはなりませんでしたが、それにしても桜が終わろうとしているこの時期にこの雪、どうなっているんでしょうかね。

大明神から中学跡
閉じたチューリップの花の頭には小さな氷がのっていました。

海岸寺の紅葉

地元にある名刹:海岸寺の紅葉をみてきました。

海岸寺の歴史は千三百年、「んっ?」と思いました。我が家の檀家寺と同じ臨済宗のはずなのですが、千三百年前なんて臨済宗はなかったはず。そこで今回は立て札をよく呼んでみました。わかりました、お寺にも宗旨替えがあるんですね。しかも何回も火災にあい、再建を繰り返しているのだそうです。それでも現存の建物は古さを感じます。江戸時代の建築なのだそうです。

海岸寺の紅葉1
本堂の側面から少し見上げて紅葉をおさめてみました。有名な石仏群にはひさしがつけられ、雨をしのいでいます。石仏群とその屋根の落ち葉と背後の紅葉と、ちょっと嬉しい写真が撮れました。

海岸寺の紅葉2
山間にあるお寺の午後は早々に日が入ってしまい、少し暗めですね。紅葉としてはちょっと遅めでしたが、人気のない境内の一部はいちょうの落ち葉の黄色い絨毯で、なかなの風情でした。

山形紀行⑪-月山の秋

「山形に来たら月山に登ろう」とFさんから声をかけていただいており、何も予備知識がないまま連れて行っていただきました。途中寒河江ダムでちょっと休憩、ここでは雄大な噴水が見られるとのことでしたが残念ながら時間が合わず見ることができませんでした。そのあと鶴岡行きの道路から分かれると急な上り坂、女流芸術展に描かれていた沼を見ながらすすみました。月山が夏スキーで有名な所だということも全く知らず、そう聞かされて初めて「ああ、あのバスが雪の壁の中を進んでいくところですか」と納得しました。

月山1
駐車場からは月山を見上げることができ、そこから歩いてリフト乗り場に向かいました。リフトまでの路がもう急坂であることにビックリ。リフトからは紅葉の始まった樹木の向こうに青空が広がるのをゆっくりと眺めながら徐々に高いところにすすんでいきました。リフトの下にはたくさんのリンドウが自生し花を咲かせていたのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました。

リフトを降りるとそこは高い木はなく視界は360℃に、右手に月山、左手に姥ヶ岳の裾が広がります。遠くの山の斜面は緑の濃いところ、薄いところ、赤く紅葉しているところなど縞模様になって、また石が密集しているところも何カ所か見えます。
月山3

そんな広い視界の中を上へ向かって木道が伸びており、私たちはその道を通って姥ヶ岳を目指しました。リフトから歩くこと数十分、この山頂1670mに到着しました。
月山2
山頂からは残念ながら日本海は白くかすんではっきり捉えることはできませんでしたが、日本海側の庄内平野も見下ろすことができました。日本海側、一つ向こうの山の斜面の緑の濃淡模様も印象的でした。
月山5 登りでは足下ばかり見て登るのですが、下りは周囲を見渡しながら歩く余裕もあります。

月山6


下りはじめて気づきましたが、頂上付近には小規模ながら池塘も見られます。山の上の水たまり、不思議な世界です。

月山4
月山へ向かう歩道もはるかに見渡すことができ、山の上の広い世界を満喫してきました。

山形紀行⑩-東根の大ケヤキ

Webの地図上に「東根の大ケヤキ」ということばが載っていて見てみたいなとの思いも少しはあったのですが、山形を訪問した時には頭の中から消えていました。でも、Fさんの自然農の田圃を見学した帰り、「大ケヤキを見ていこうか」と声をかけていただいて即座にお願いしました。その大ケヤキは小学校の敷地の端に豪快に立っていました。
東根大ケヤキ1

山梨の我が北杜市にも「田木畑木(たぎはたぎ)」というなかなか立派な双子のケヤキがあるのですが、木の衰えと修復の痕が痛々しくなってしまっています。しかしここのケヤキは幹が数段大きく、できたうろを塞いだあとも控えめで、樹勢も段違いに上です。巨木はいいものですね、こんな木を毎日眺めて暮らす小学生の心の中にも何か大切なものが育っていることでしょう。私たちもこの木の回りを歩いたり遠巻きにして見上げたりでしばらくの時間をすごし、巨木を堪能してきました。
東根大ケヤキ2

マツムシソウ

少し日がたってしまいました。山岳ドライブのときのマツムシソウです。八島湿原で自然観察員(?)のおじさんに教えてもらい、この花をみつけました。
マツムシソウ1
このとき、八島湿原付近ではマツムシソウはまだ早く、「もう少し山の上で咲いているよ。山の上からだんだん下に降りてくるんだよ。」とのことでした。

マツムシソウ3
ここでの散策を切り上げて次は美ヶ原高原へ向かったのですが、標高が八島湿原より何百メートルか高いこの高原ではマツムシソウがちょうど満開でした。駐車場を降りてちょっとした山頂に登っていくとその路沿いに、ススキ野原の中にたくさんのマツムシソウの花が点在していました。
マツムシソウ4
(49.0k)

八島湿原の花3

花の名前を探しながらでは、アップもなかなかすすみません。
ヤグルマソウ
カワラナデシコです。この花はしばらく歩いてほんの少ししか咲いていませんでした。
ヨツバヒヨドリ 名前不明
上は、ヨツバヒヨドリ。自然観察員らしいおじさんが霧ヶ峰から八島湿原に向かって歩いており、途中の路端に駐車しておにぎりを食べていると追いついてきて声をかけていただきました。駐車待ちをしたのちやっと湿原におり、木道をあるいているとやはりこのおじさんにお会いし、数多くの高山植物を教えていただきました。この花は八島湿原のこの季節を代表する花なのだそうです。たくさん見かけました。

下はまだ名前がわかりません。色鮮やかで他の草の陰になったところで咲いていました。

八島湿原の花2

八島湿原で見た花をもう少し紹介します。
木道を歩いていると、そのすぐ脇に多くの花が見られました。その名前を紹介する白い小さな説明板も立っています。説明板が読み取れますね。オミナエシ、黄色い小さな花です。
オミナエシ

それから下はアキノキリンソウ、次はヤナギランです。
アキノキリンソウ ヤナギラン