白州は私の知るところでは7ヶ所。そのうち台が原の1点は鏝絵ではないかもしれませんが、丑鼻部分に描かれた絵柄として載せてみました。白州で見られるものは作風が他の地域とは異なり独特な味わいがあります。茅野市方面とは別の流れの職人さんの作品でしょうか。
台ヶ原1
旅館の表側に描かれた2羽の鶴。鏝絵ではないかもしれませんが。
前沢1
古い蔵に新しい感覚で描いたようです。「富士山」でしょうね。
前沢2
「寿に亀」。他ではみられない独特な感覚。
荒田1
ユニークな亀です。
鳥原1
お腹が出ているから「布袋様」ですかね。色づかいも表情も、そして色づかいも個性的。窓枠の上にも珍しい装飾がありました。
鳥原2
赤いお日様を背景に、かなりシンボル化した「松に鶴」。
鳥原3
かなりシンボル化した、今度は「亀」。
竹宇1
これも大胆にシンボル化した「鶴」。色鮮やかでかなり新しい作品らしい。
横手1
壁面を保護して覆っていますが鏝絵の部分だけは見えるようにしてあります。地味な彩色の「松に鷹」で、羽根を休めて木に止まった鷹は頭をやや下に向けたあまり見掛けない構図。丑鼻の上には「竹にうさぎ」、これは珍しい。丑鼻の下左右には拡大しなければわかりませんが波模様のようなものが描かれています。
大坊1
丑鼻の上に鳩が止まっています、鳩の鏝絵も珍しい。丑鼻は「多可乃」でしょうか。
花水1
この団扇を持った「布袋様」もあまり見かけない作風です。