夏合宿に参加して

N.A.

今年の合宿は、私にとって大切な経験の場となり、よい社会勉強になったと思います。
特に、これまでわずらわしいと思ってきた人と人とのつながりがどんなに重要であるか、そしてどんなに心をあたためてくれるものであるか、からだをとおして体験できたことが、一番の収穫でした。
それにOBの方々を迎えた夕食会の日、常在寺の中庭で讃美歌やその他いろいろな歌をうたったとき、ほんとうに心が落ち着いてきて、「参加してよかったなあ。」とつくづく思いました。また、7日の午後、佐々木先生がお帰りになるのを見送ったときにも、歌のもつ魔力みたいなものが感じられました。
合唱を始めてわずか1年半ですが、音楽など何もわからなかった私が、未熟ながらもここまで歌えるようになったのは、やはり分離唱のおかげだと思います。誰にでも歌える合唱。そんな合唱が広まっていけばよいのになあ・・・・。

 今回の合宿を通して、さまざまなことを勉強しましたが、学年別ミーティング、パート別ミーティングもまた、私にとってよい勉強の機会だったと思います。一人ひとりの合唱や、合唱団に関する考え方が素直に出され、時々ビクッとするような真をついた意見がとび出したりして、合唱への意気ごみみたいなものが感じられました。また技術的なことにしても、一年生はじめみんなが少しずつ向上している様子で、自分の現状を反省せずにはいられませんでした。
大きな問題をかかえて始まり、途中大変なハプニングにみまわれた合宿でしたが、団員各々にとって、実りあるものになったのではないかと思います。

 

 

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