花だより

花だより

花だより
みをつくし料理帖 特別巻
髙田 郁
角川春樹事務所

人気氏リーズ「みをつくし料理帖」は10巻で完結しました。主人公をはじめ登場人物は江戸と大阪に別れそれぞれの生活をはじめるところで終わったのですが、登場人物四人のその後のことを綴った四つの物語、それぞれからの「花だより」ということのようです。

第一話はつる屋の主人:種市が澪を訪ねて大阪行きを企てる話、第二話は澪の想い想われ人だった小松原様の夫婦が徐々に心通わせていく話、第三話は吉原から救い出された野江ちゃんの話、そして最後は澪と源斉さんのその後の話です。各話ともやはり味なひと品が登場してこのシリーズの続編らしい筋立てです。いずれも読後はほんのり幸福感が感じられる話でどれもいいのですが、私としては中でも第二話がよかったかな。

皆さんもどうぞおたのしみ下さい。

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