ハモる楽しさ
一歩進む時二歩があとからついてくる。歩みをとめずいつまでもいつまでも・・・・ボク達が何か一つの目的をめざして歩もうとする時にかならずや、けわしい路に直面するでしょう。その時にその路をこえるにはその人の強い意志を必要とするのである。苦しい時ほど歩みをとめてはいけない。苦しさのむこうでは楽しさがあなたを待っていることをわれれずに。
合唱の楽しみは全くこれと同じことが言えるとボクは考える。だから今自分が苦しい道を歩んでいると気がついた時その人はもうすぐ楽しみが味わえる時なのです。
がんばってがんばって・・・・。
わかったようなことを書いているボクは実はまだみちのくに入団して三ヶ月、自分ではどれだけ進歩したのかわからないのである。なぜなら、今だに楽譜が読めないからである。寮に帰って練習しようと教科書を開いてみるのであるがどうしても音が取れないのである。しかし不思議なことに日曜日みんなに混じって歌い出すと自然に音が出ているのである。こんな人はボクの他にも居るのではないでしょうか?そこでボクは自分に都合の良いように解釈しているかも知れないけれど、これをハモルというのだと決めてしまっただけれどいかがでしょうか?
合唱の本当の楽しみは楽譜を読めること以上にハモルことであると考えるのであるが・・・・だとしたらボクは立派に合唱を楽しんでいるのだと思う。ボクは日曜日を楽しみにしている。いや毎日が楽しい。というのはボクの心の中にはいつもメロディーが流れているからである。そっと耳をかたむけてごらんなさい。聞こえるでしょう、ブラームスの子守歌が・・・・・・・・。
ニックネーム『ボン』
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「みちのく」第2号より
ハモる楽しさ
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