「みかづき」

%e3%81%bf%e3%81%8b%e3%81%a5%e3%81%8dみかづき
森 絵都
集英社

 小学校の用務員:大島吾郎は放課後の用務員室で学習に躓いた子どもたちの面倒をみている。集中力のない瞳の落ち着きのない子が躓きを乗り越えて、その瞳が揺るがなくなっていく。そんな用務員室に瞳に揺るぎのない女の子が来はじめる、そしてその母親も。やがてこの二人で開く塾は今では当たり前の存在となっている学習塾の先駆けとなる。親・子・孫と3代にわたってこれを育て、社会の変質に沿っていく私教育を描いた小説です。

 学校が舞台のおはなしは数多くありますが、学習塾という縁遠かった世界を描いたおはなし、興味深く読むことが出来ました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>