知り合いの薦めもあり、高田作品をはじめて読みました。
舞台は江戸時代の町中、料理の世界に生きる女性:澪が主人公で、人情味あふれる人たちに囲まれ主人公が様々な困難を克服しながら料理人として成長していく物語です。300ページほどの文庫本で中にはミニストーリーが四話、一ストーリーごとに新しい料理が一つ生まれていきます。今までこの時代を描いたものは武家ものばかりでしたが、こういう江戸の町中の営みを描いたものもいいですね。
巻末には物語の中で語られた料理のレシピも紹介されています。
みをつくし料理帖シリーズは10冊ほど、他の作品も含めてこれから高田作品をゆっくり楽しみたいと思います。