再度、甲州弁の語りを聴きに行きました。この語り部の語りに触発されて、今回は3人の方が「全くの真似です。」なんて謙遜しながら新たに甲州弁の語りに挑戦していました。この方たちの語りもなかなかのものでした。
そのあとはいつもの通り、語り部さんのおはなしを聴かせていただきました。こうして自分たちの育った言葉で語られるおはなしを聴いていると、自分自身の心が安らぐんだなと感じました。語り部さんから2つのお話を聴いた後、その場は座談会風になりました。語り部の方のいわれたこと、
「立派な語りの方もいるが、私は偉くもなんともない。だからこうして
私の語りをこのように若い人が語り継いでくれることもうれしい。自分
で語るときには自分がいいとおもうようにどんどん変えてください。そう
やって語り継いで、手が加えられていってお話も良いものになるし完成
されていく。」
そんな内容でした。自身の創作を加えながらおはなしをつくってきた、そして作り上げたものにこだわらず語り継ぐ人も創作し楽しんでほしい、そんな語り部さんの心が印象的でした。
甲州弁の語り②
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