「風が強く吹いている」

先週末は久しぶりに読書でした。読んだ本は、三浦しをん著「風が強く吹いている」です。

風が強く吹いている
たまたま同じアパートの住人となった学生10人が箱根駅伝に挑むという、夢物語です。非現実的ではありますが、才能に恵まれず競技生活をあきらめていた走者が走っている場面の心理描写があったり、天才的なランナーの主人公が自身の心を他人には言葉でうまく伝えることができない葛藤があったりと、単に夢物語が実現していくだけではないおもしろい小説でした。
山梨にも箱根駅伝でおなじみの大学があります。正月2・3日というと、テレビの前に釘付けという人もたくさんいます。小説の中では、高校駅伝に優勝したことのある仙台城西高校なんて名前や甲府学院大の黒人選手が登場したりして笑ってしまいました。こういう箱根駅伝ファンにとっては一気に読んでしまえるおもしろさです。一度読んでみませんか。

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