土佐堀川

 

土佐堀川小説  土佐堀川
広岡浅子の生涯
古川智映子
潮文庫

現在放映中のNHKの朝ドラ「朝が来た」の原作本です。ドラマは毎日観ているわけではないけれど進行中の現在までのストーリーはある程度把握している、そんな中で読み始めると最初から小説の中に入り込めます。

女性実業家としてのパイオニア、そして封建的色彩の強い時代にあって女性の自立のために尽くした人なのだなと。成功者の一代記としてもおもしろいですが、歴史の中の知らなかった部分が見えてくるのもおもしろいものです。

ドラマ化にあたってかなりの脚色がありますね。小説の方は淡々と進行していくなという印象です。ドラマは映像化で端折ってしまって物足りなくなるというケースも多いのでしょうが、「俳優さんによって演じられる人間模様がまたいいな」と、改めて感じています。小説の刊行は1988年、20年以上も前に出版された小説がドラマ化によってにわかに脚光を浴びたようです。

 

 

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