愛の挨拶

 土曜ドラマ「人生はフルコース」を見ている。3回シリーズで、今回はその2回目だった。先週もそうだったが、このドラマのなかでは頻繁にバックでひとつの曲が流れている。この曲も私が卒業後ではあるが先生がフルートと合唱を組み合わせた編曲をして、合唱団で唱った曲だ。だからこの曲もまた私は合唱で覚えたものだ。ドラマの中で聴きながら、「あ、これもかつて合唱で聴いた曲だ」と思う。名前も知らないこの曲について資料を紐解いてみると、この曲はエルガー作曲の「愛の挨拶」とある。
 
 この曲を唱ったのは1982年の定期演奏会及び東京公演。この年は先生の幼い娘さんのフルートやクラリネットと一緒に唱った「愛の挨拶」「サラバンド」、同じく娘さんのピアノと共演した「ラシーヌ讃歌」、チェリストのお弟子さんと共演した「G線上のアリア」など楽器とともに唱ったステージが特徴的な演奏会だった。定演は、今はもうなくなってしまった県民会館大ホールの前方右側に座って聴いたが、すぐ後ろに楽器をする人が座り、聴いているあいだずっと楽器の技術的なことをあれこれと話していた。演奏会をそんな聴き方をしてもしようがないのにとの思いと、大変なところに座ってしまったという苦い思い出の演奏会だった。(私自身は楽器との共演の合唱を楽しんでいましたよ。)

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