「村上海賊の娘」

読みました、なかなかの長編。

今年の本屋大賞に輝いた作品だそうです。でも・・・・、私は他人には勧められないな。「舟を編む」・「海賊と呼ばれた男」と続いてこの大賞にはブランドイメージがあったんだけどな。

物語の中心は木津川合戦という歴史上の事件を中心に組み立てられています。泉州海賊との壮絶な戦いを描いているとも言えますが戦いの優劣があまりにも簡単にひっくり返り、主人公が傷つけられても傷つけられても立ち上がって不死身であるかのような戦い方、泉州海賊が笑って死んでゆく様等々、人の命をあまりにも軽く扱っているなという印象です。こんな記述から、「これはゲームだ」といって自殺した中学生がいたなと思い出してしまいました。

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