練習における先生の話の中で、この合唱団の話は度々登場した。自分たちの合唱にもかなりの満足感があったためか、私の場合はこの団体への関心は特にもたなかった。しかし、この時期から関心を寄せ、先生から録音をコピーしていただいた団員Sさんがいた。わたしもこの方からコピーさせていただき、よく聴いた。Aさんが山形に聴きに行った1972年の演奏会、それからはるかにさかのぼる1963年の演奏会のものである。72年はステレオ録音、63年はモノラル録音であり、当時はどちらかというと72年の録音を主に聴いていた。特によく聴いて記憶に残っている曲としては、72年の「I’ve got six pence」や63年の「どんぐりころころ」などのリズム感あふれる演奏だった。これらの録音には私たちの合唱と共通するものを感じながらも、この時期の私は南高OBに特別強い印象を持っていたわけではない。
南高OB その2
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