合唱団の運営

大学合唱団はどこもそうなのだろうが、3年生が中心となって運営する。これは4年生は卒論で忙しくなってしまうためだろう。私たちの団体は、学生指揮者2名(3年と4年)、ソプラノ・アルト・テナー・バス各パートのパートリーダーとサブパートリーダーがおり、このメンバーを技術部門と呼んで音楽面での中核を担っていた。それとは別に運営部門があり、いわゆる団長に当たる理事を筆頭に副理事・庶務・会計・楽譜係などがあった。また、合唱団で年一回発行される機関誌「笛吹」と度々発行される小冊子の「和声」があり、このための編集委員という役もあった。つまるところ、3年生はほぼ全員何かの役に付かなければならないしくみになっていた。

合唱団の先生との窓口はもっぱら理事が担当していた。そして理事・副理事・学生指揮者は選挙で決めていた。佐々木先生を招聘するのも総会で決定したことだった。このように選挙によって中核の役員が決まることや、総会でさまざまな決定がなされることなどを先生は嫌っておられた。「国会のまねごとをして、私を呼ぶのに○年もかかった。」なんて、よくいわれたものだ。

合唱団の運営」への2件のフィードバック

  1. 讃美歌

    分離唱による合唱は当時も知る人が少なく、梨大と佐々木先生を繋ぐことには大きな力が必要であったようです。
    佐々木先生のお弟子さんと梨大の一部の人達の情熱が結びつける力になった経緯をお弟子さんから聞いたことがあります。当時も今も、コンクールで賞を貰うことが目的の合唱と分離唱で耳を開き音楽の楽しみを日常の生活の中に取り入れて生活を豊かにする事を目的とする合唱・・この違いは何時の世も簡単なようで難しい課題ですね。
    それ故に、分離唱の合唱を末永く存続したいものですね!

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  2. すすき

     山形でも分離唱の合唱を知る人は少なかったと言うことでしょうか、山梨もそうでした。毎年行った定期演奏会や東京公演にみえた方が、虚仮さんのように演奏を聞いて分離唱による合唱に引き込まれてくれたら、今頃どこもかしこも分離唱をしていると思うのですが・・・・。

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