分離唱合唱団はじめての定演

1973年12月1日の定期演奏会は、ちょうど第30回の節目に普通の合唱団から分離唱の合唱団に変身した記念すべき演奏会だった。当時合唱といえば邦人作曲家の合唱組曲を演奏することが多かったのだろうが、この時の曲目は讃美歌・外国や日本の小曲ばかりで、特に山田耕筰作品が多かった。そして、一番大きな曲はというとドヴォルザークの「家路」だった。個々に印象深い曲をあげたいところだが、プログラムのほとんど全てが先生の指導一年目の強い印象をもった曲ばかりだ。思いつくままにその曲目をあげてみよう。

「夕焼け雲」、「光のお宮」、「青蛙」、「燕」、「あわて床屋」
「すかんぽの咲く頃」、「雪の降る街を」、「すすき」
「背くらべ」、「待ちぼうけ」・・・・

これらの小曲を先生が一曲一曲紹介しながら演奏会がすすんだ。ステージの合間には先生の手記がアナウンスされ、アンコールもたくさん行った。

録音を趣味として、そのための機材を自分で所持している学生がいた。この時の演奏会の録音はその学生にお願いしたが、この学生もやがては入団し私たちの仲間に加わった。

31thプログラム

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