「わたしは女王を見たのか」

わたしは女王を見たのか

わたしは女王を見たのか
V.ハミルトン作
鶴見俊輔訳
岩波書店

 エリザベスとジョンの姉弟が夏休みをロスおじさんのもとで過ごすことになる。想像力豊かなエリザベスはブタの世話をする仕事の父娘の気品ある娘の姿に魅せられ“女王”を感じる。
登場人物は全員がアフリカ系アメリカ人で、生活面では決して恵まれないこれらの人々が自分たちのルーツに誇りをもって生きている、母国から不条理に連れてこられ人種差別の社会の中でもなお誇りを失わないで生きていることがうかがえるおはなしでした。

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