指輪物語

指輪物語1
指輪物語を読み終わりました。読み始めは2月だったかな、4ヶ月かかりました。はじめから2巻ずつ表題が、
「旅の仲間」
「二つの塔」
「王の帰還」
どうしてこういう風に別の名前をつけたんでしょうか。
読みにくかったなと言う印象もかなりあります。訳が古く文語的な表現なのかなと思ったり、聞き慣れない言い回しが多かったりというのもあります。この訳なら子どもにはもっと難しいんだろうなと。
登場人物の呼び方が一通りではないのも読みにくい理由の一つです。このあたり、前作の「ホビットの冒険」でもそうでしたね。トールキン特有の書き方なのでしょうか。それから各巻に添えられている地図、なぜか地図に載ってない地名がいっぱい登場したり、物語の舞台が地図の中の一部だったり。もっと読みやすくする工夫はできそうな気がするんですけどね。
と愚痴ってしまいましたが、はらはらどきどきの連続でした。一時は「早々と主人公が死んでしまって、これからどうするんだろう?」と思わせたり、物語のピークまで主人公に怪しくつきまとっていたゴクリにも大きな役割があったり。中心テーマが解決されても最終巻の半分も残っていて不思議に思わせ、でも決して単純なハッピーエンドで終わらないなど、味わい深い締めくくりとなりました。
4ヶ月間楽しませていただきました。

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